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Last-modified: 2017-11-06 (月) 23:05:53

ララム「決めた!あたしもハーレム作る!!」
リリーナシャニーソフィーヤ「「「…」」」
シャニー「あ、その唐揚げ美味しそう、一個ちょーだい」
リリーナ「春巻きと交換ならいいわよ」
ララム「聞いてよ!!」
ソフィーヤ「あの…頭が悪いなら保健室に…」
ララム「頭が悪いって何!?いや真面目に考えてるんだってば!!」
ララム「ロイ様に失恋したからっていつまでもくよくよしてらんないからさ、あたしなり色々考えたわけよ」
リリーナ「で、ハーレム?何でまた?」
ララム「いやリリーナに出来るならあたしにも出来るかなって」
リリーナ「ぶち燃やすぞテメェゴラァ!!」
ララム「それでさっきの授業中にハーレムの構想練ってみたのよ!」
ソフィーヤ(さっきの授業…セシリア先生の小テスト……あっ(察し))
ティニー「でもララムのハーレムかぁ、ちょっと気になるかも」
ララム「でしょでしょ!ぜひぜひ聞いていってよ!」
リリーナ「まあ動機は腹立つけど、前向きになったのはいいんじゃない?言ってみなさいな」
ララム「ふっふっふ、度肝抜かさないでよ!そんじゃ、ほわんほわんほわんらむらむ〜!」

 

オージェ『でやああああああ!!』
〈ガキィン!〉
パーシバル『っ!いい一撃だ…だが!』
〈ガキィィィン!〉
オージェ『!?…剣が弾かれた!?』
ダグラス『そこまで、勝負ありだ』
オージェ『くっ、やっぱりパーシバルさんは凄いです、全く歯が立ちませんでした…』
パーシバル『ふっ…君の目にはそう映ったかもしれんが、実は意外と追い詰められていたんだぞ。特に最後の一撃、あれは後少しでも体力が削られていれば受けきれなかった』
ダグラス『うむ。実感は無いかもしれんが、お前は着実に成長している。心配する必要はない』
オージェ『あ、ありがとうございます!』

 

ララム『おーいみんなー!お弁当持ってきたよー!』
オージェ『お、きたきた!』
ララム『はーいお待たせ、ララム特性スタミナ弁当だよ!食べて食べて!』
ダグラス『……うむ、今日もララムの弁当は最高だな』
パーシバル『ええ、これがあるとないとではやる気の出が違います』
オージェ『これがあるから厳しい修行も辛くないってものだよ』
ララム『えへへ〜///誉めすぎだよ〜!///』

 

シャニー「ダウト」
リリーナ「見栄張んなメシマズ」
ララム「う、うっさいなー!これからどんどん成長していくもん!」

 

《数時間後》
パーシバル『ふう、気づけばもう夕方だな。今日はそろそろ引き上げるか』
オージェ『はい!今日もご指導ありがとうございました!』

 

ララム『それでお義父さま、オージェはどう?』
ダグラス『ああ、この短時間で目覚まし成長を遂げている。彼の努力の賜物だろう』
ダグラス『それに、オージェに刺激されたのか、パーシバルも近頃ぐんぐんと腕を上げているのだ』
ララム『嘘!?パーシバル様今の時点ですでにとんでもなく強いのに…』
ダグラス『ああ、儂の後進は皆頼もしい者ばかりだ』
ララム『もう、お義父様だってまだ現役でしょ!私がみんなとの子供を産むまで元気で居てくれなきゃ困るんだから!』
ダグラス『…ふふ、済まん、そうだったな』

 

ララム『エキドナさん、みんなただいまー!』
エキドナ『おうお帰り!』
オージェ妹『おにーちゃんおかえりー!』
オージェ弟『おいきょーこそはパーシバルさんにかてたのかよー』
オージェ『無茶言うなっての…』
オージェ弟『あんだよだらしねーなー』
ダグラス『おや?エキドナ殿、その美味しそうな野菜は…?』
エキドナ『メアリが沢山採れたからってお裾分けしてくれたのさ。オージェ、明日にでも親御さんにいくらか持っていってやんな』
オージェ『いつもありがとうございます』
おーい帰って来たぞー!>
ララム『あ、ギースだ!』

 

ララム『お帰りギース!』ダキツキ
ギース『おうただいま、俺の愛しいララム』チュ
オージェ『あー!ず、ずるいですよギースさん!///』
ギース『んーだよ、俺ぁ仕事柄お前らよりララムと一緒に居られねぇんだからいいじゃねえか』
ギース『それよかホレ見ろ、いい土産持ってきたぜ!』
パーシバル『おお、これはなんと立派な蟹だ…!』
エキドナ『さっきの野菜もあるし、今日は蟹鍋かねぇ』
ララム『わーい!じゃあ早速準備してくるね!』
ギース『後うめえ酒も買ってきたからよ、一杯やろうぜ旦那』
ダグラス『おお、これはありがたい』

ララム『さー準備できたよ!みんな召し上がれ!』
オージェ妹『はーいいただきまーす!』
オージェ弟『はふはふはふ!』
オージェ『こらこら、まだいっぱいあるんだからそんなにあせるな』
エキドナ『ララム、止そってやろうかい?』
ギース『いっぱい喰ってチビたちに負けねーようでかくならねーとな』
ララム『もー二人とも子供扱いしないでよー!』
パーシバル『ダグラス将軍、おつぎいたしましょう』
ダグラス『すまんな。パーシバル、お前も飲むがいい』
パーシバル『…では、お言葉に甘えて』

 

ララム『こうしてみんなで蟹鍋をつつきながら、一日は過ぎていくのでした、ちゃんちゃん♪』

 

リリーナシャニーソフィーヤ「「「…」」」
シャニー(え、これで終わり?)
ソフィーヤ(これ…ララムさんのハーレムというより…むしろ…)
リリーナ(ダグラスさんの幸せ隠居生活じゃん!!?)
ララム「ふっふっふ、あまりに完璧なハーレム過ぎて言葉が出ない感じ?」
リリーナ(いやむしろハーレム要素どこにあったのよ!?)
ソフィーヤ(い、一応ギースさんが帰宅した付近の下りにあったかと…)
シャニー(そこだけだったけどね、申し訳程度にそこにだけちょっぴり)
ララム「ちなみに〜ララムちゃんのお屋敷はエキドナさんが作った村にあるって設定なの!」
リリーナ「あーララム、盛り上がってる所悪いけど、オチが来てるわよ」ウシロユビサシ
ララム「?、オチって何…」フリムキ
セシリア「(にっこり)」

 

セシリア「恋に一生懸命になるのは否定しないけど!勉学は疎かにするなと!何度も何度も言ってるでしょうに!!」
ララム「うわ〜んごめんなさ〜い(泣)」ズルズル

 

リリーナ「補修がんば〜」
ソフィーヤ「…それでララムさん…本当にハーレムを作るおつもりなのでしょうか…?」
シャニー「いやー無理じゃないかなー。ギースさんとか露骨にキャラ違ったし」
リリーナ「オージェの家族も気にしてる所とかはポイント高かったけど、流石にあれはねー」
ソフィーヤ「ですが…一つに目的を定めたララムさんの行動力は…目を見張るものがありますし…」
リリーナ「…まあ、ララムが本気で目指すなら、先輩として色々アドバイスしてやってもいいけど」
シャニー「なにツンデレ?」
リリーナ「うっせ」

 

ガイツ「俺はベルガー商会をやめるぞォーッ!兄貴ィーッ!!」
ギース「このクソ忙しいときになにをするだアーッ!許さん!!」つキラーアクス
\ドカーン!バキーン!/
ギース「このままだと弟がガチニートになりそうでヤバイ」(泣き酒)
ミュウ「ねーねー、にーとって何ー?」
ロット「ミュウはまだ知らなくていいんだ。」
エキドナ「あんたも苦労してるんだね……奢りだ、飲みなよ。」つグラス
ギース「最近フェニキス海運も押してきてるのにあのバカ弟はなにやってんだか全く……」(泣)