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Last-modified: 2017-11-09 (木) 00:39:07

ナンナ「リ、リ、リーフ様がご病気になられたああああ!?医者!レスト!リフ薬を!」
ティニー「こんなバカな!何か悪いものでも食べ…た程度で体を壊すわけありませんし…」
リーフ「ちょっと待ってよ。僕が次の作品のヒロインを貧乳にデザインしたくらいでそこまで衝撃受けなくてもいいじゃん」
ナンナ「受けますよ!あなた何者ですか!チェイニーが化けてるんですか!?」
リーフ「本物だってば。えっとね…今回の作品は大きく育てる過程を楽しむエロゲにしようと思って」
ティニー「なるほど…ノンケが目覚めるまでの過程を楽しむBLみたいなものですね」
リーフ「初期値は70未満のヒロインだけど育成のやり方次第で上手く育てれば100オーバーする…みたいな?」
ナンナ「失敗したらどうなるんです?」
リーフ「つるぺたのままさ。バッドエンド」
ミランダ「バッドエンドで悪かったわねくらああああああ!!!」
リーフ「うわっ!?またしてもガサ入れが!?ずらかるよ!」
ティニー「どうぞどうぞ」
ナンナ「厳しく罰してください」
リーフ「ちょっと!?なんで僕をミランダの方に差し出すのさ!?エロゲ制作の同志を!?」

 
 

マリータ「…なんや旧校舎ん方が騒がしなあ」
タニア「ミランダが怒鳴り込んでったしまたリーフたちが摘発されてるんじゃねーの?」

 

オーシン(育てる、か……あいつの場合、勝手に育って……って! 何でそこであいつのことなんか……!)
セティ(70前半のヒロインと穏やかに添い遂げるエンディングがあるなら買いだな……無論、エロありで……)

 

タニア「何じろじろ見てんだよ?」
オーシン「見てねーよ!?自意識過剰だろ!」
リーフ「ちなみに!解説しよう!トラキア中バストランキング!
    タニア96、カリン79、ラーラ75、ティニー73、ナンナ71、ミランダ70!マリータ69…
    ……80こえてるのたった一人というとても残念な結果に終わりました…ふぅ…あ、何を、やめて…コノヒトデナシー」
ロナン「女子に囲まれてリンチされてる…」
ハルヴァン「自業自得以外のなにものでもないな…」
セティ「服の上からでも見ただけでサイズまでわかるのか…なんていうおっぱいマイスター…」
マリータ「………………」
ミランダ(70すら無かったなんて……かける言葉がないわ……)
マリータ「な、なんや?いややわぁ。そんなん気にしとらへんでー?剣振るん楽やし男子に変な目で見られんしー?」
タニア(胸当てしてないと弓の弦当たっていてーしブラすぐ合わなくなるしろくな事ないんだけど…今は言う事じゃないな…)
リーフ「え?でもおっきい方が彼氏ができやすいたたたたたたたたあ!?」
タニア「なんでてめーはデリカシー皆無で思ったことずけずけ言うんだバカ!」
マリータ「…そこでデカい声で突っ込みいれるんもけっこうきついねんで………ええよ。葉っぱに悪気無いんはわかとるから…」
ナンナ「…一緒にエロゲに声当てる?エロゲの中では私も巨乳ヒロインになれるしけっこう楽しいですよ」
マリータ「…遠慮しとくわ……あんたらの邪魔しても悪いねんし……」

 
 

マリータ「………」
タニア(女子は胸じゃない!男子がバカなんだ!…って言えればいいんだけど…あたしじゃ嫌味だよなあ…)
マリータ「ま、今はモテんでもええわ。あほ共がびっくりするくらいええ女になって後悔させたるねん。10年後じゃ。女子は胸じゃないってわからせたるねん」
タニア「……あんたのそういうさっぱりしたとこ、結構好きだぜ?」
マリータ「なんやくすぐったい事言うとんなあ」

 

マリータ「はぁ……あの葉っぱが、ウチを馬鹿にしくさって……胸が小さいからってなんやねん
     他の男子も男子や、同情とガッカリ混ぜたヤな目ぇ向けよって……」
セイン「はぁ……レベッカさん……だがあの人の幸せを思えば……ましてや相手がウィルだと言うなら……だが……」
セイン・マリータ『あ……』

 

マリータ「セイン、久しぶりやな」
セイン「これはマリータ姫、このような場所でお会いできるとは、この幸運を女神に感謝したく思います!」
マリータ「相変わらずオーバーやな、それと姫は流石に気恥ずかしいから勘弁してや」
セイン「そうてしたか、ではマリータさんとお呼びさせていただきます」
マリータ「………セイン、何かあった?」
セイン「! そ、その、何故でしょうか?」
マリータ「何か前のような明るさが感じられん気がしたんやけどな、間違いだったらごめんな」
セイン「いえ……確かに少し落ち込んだ事が……ですがこれは俺個人の事ですから」
マリータ「そっか……なぁ、少しだけ、話せぇへん?」
セイン「え? それは光栄ですが、宜しいのですか? 前に一緒にいたタニアさんとか……」
マリータ「あー、これな、流石にタニアには愚痴れん内容やねん」
セイン「そうですか、それならそこでお茶でも飲みながら、勿論、俺が奢らせていただきます」
マリータ「ちょ……そんな悪いやん」
セイン「男の面子です、奢らせて下さい」
マリータ「そ、それなら……」

 

喫茶店

 

マリータ「……それでな、その葉っぱが散々ウチを貧乳やと馬鹿にしたあげくバストサイズまで公表しおってな」
セイン「そ、それはまた……流石にデリカシーないのも程が……」
マリータ「そうやろ? そのせいで男子は勿論、女子まで微妙な視線向けて来おって……」
セイン「成程……それではタニアさんにも話しませんね」
マリータ「タニアはタニアでわかってるから、話辛そうにしてるんやけどね……それで、セインはどうしたん?」
セイン「え、えーと、流石にマリータさんほど深刻では無いのですが……失恋ですね……
     俺としては本気でアプローチかけてたんですが……彼女には届かなかったんです……そして彼女には彼氏が」
マリータ「そうやったんや……セインは、その相手や男をどう思ってるん?」
セイン「俺は……彼女が幸せなら……それに、相手の男、ウィルも友人ですし、良いやつだと知ってますので」
マリータ「そうなんやな、その潔くて優しいところ、ウチは嫌いやないで」
セイン「ありがとうございます、マリータさんから言って貰えるなら頂けるなど至上の喜びですよ」
マリータ「相変わらずやな……なぁ、セインにとって、ウチってどう見える?」
セイン「とても魅力的です、まず可愛らしいですしその溌剌とした気質もそして友を気遣える優しさも……」
マリータ「ありがとうな、そんなん言ってくれるの考えてみたらセインだけやわ……
     なぁセイン、もし……ウチがそういう意味で誘ったら、応えてくれる?」
セイン「マリータさん……申し訳ありません、お断りいたします」
マリータ「……そうなんや、やっぱり、こんな絶壁、魅力ない?」
セイン「そうではありません、俺とて男です、マリータさん程の美少女なら……
    ですが、そんな傷ついている人につけこんでとは騎士の……いいえ、俺の矜持に反します」
マリータ「格好良い事言ってるけど、結局ヘタレやん……だから好きな人盗られたんちゃうん?」
セイン「ぐぅ……!」
マリータ「クスッ……ごめんな、冗談や……ありがとな、セイン、少し元気出たわ」
セイン「俺なんかの言葉でよかったなら、光栄の極みです」
マリータ「なぁセイン、せっかくやから、少し買い物擦るつもりやけど、一人じゃつまらんし、ついて来てくれへん?」
セイン「そちらでしたらいくらでも、荷物持ちでもいくらでもお使い下さい」
マリータ「言うたな? ならしっかり荷物持って貰うで」

 

 それからしばらく一緒に買い物をし、談笑しあったことで互いに吹っ切ることができたそうだ。