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Last-modified: 2017-10-24 (火) 22:06:51

ナンナ「離せーっ!! 私は……! 私は変態植物になるんですー!」
ラケシス「こうなったら……スリープ!」
ナンナ「う……く…………zzz」
デルムッド「おさまったか……」
エルトシャン「しばらく眠って、正気に戻ってくれれば良いが」
アレス「……どうしたものか」
フィン「力及ばず、申し訳ありません」
ラケシス「いいえ、来てくれて助かったわ。
     と言うより、あなたで無理なら説得はもう……」
フィン(場合によっては、キュアン様からリーフ様へ変態行為を控えるよう話していただくことも、考えなければなりませんか……。
    私が至らぬばかりに、主君にお手間をかけるとは……)

 
 

ティニー「母様は、いつ頃から胸が……スタイルが良くなられたのですか?」
ティルテュ「んっとねー……ティニーくらいの年で、フィンと暮らし始めた時かな?
      毎日フィンが作ったご飯食べて、お弁当もフィンに作ってもらって、学校とフィンのお仕事が終わったら毎晩イチャイチャして……。
      あ! 学校でも休み時間とか放課後にイチャイチャしてた!
      休みの日は、デートしたり家でイチャイチャしたりかな?
      そしたら、なんか今みたいな感じになってたよ!」
ティニー「はい。全く参考にならないことが、よーく分かりました」

 

ティニー「イシュタル姉様、好きな人とイチャイチャできなくても胸が大きくなる方法を、教えてください」
イシュタル「泣くわよ?」

 

ラケシス「………」グッタリ
シグルド「ど、どうしたんだ! そんなに疲れきって!」
ラケシス「シグルド様……どうしましょう、ナンナが……可愛い妹のナンナが……」
シグルド「一体どうしたんだ?」

 

説明後

 

シグルド「リーフ……あの大馬鹿者が……」
ラケシス「このままでは、ナンナが人間としての尊厳を失ってしまいます……」
シグルド「正直……ここまでしてリーフにこだわらなくてもと思うが……」
ラケシス「覇王でも神将でも……それこそ女帝でも優女王でも構いません、ナンナを変わりに受け入れてくれませんでしょうか?」
シグルド「あの4人なら間違いなく受け入れる器はある……だが1番肝心なのはとうのナンナの気持ちだ」
ラケシス「あぁ……ナンナ……」
シグルド「ラケシス、愛する君の為だ、私も出来る限りのことはする。
     ナンナの説得は君の家の事だが、私は兄弟に話し、リーフの変態振りをなんとか対策できるようにするよ」
ラケシス「シグルド様、ありがとうございます」
シグルド「気にするな、私達は夫婦だろう?」
ラケシス「はい……」

 

シグルド(リーフ……あれほど好き勝手したあげくラケシスを泣かせた罪は重い……最早制裁は容赦しないから、覚悟するのだな……)

 

フィン「キュアン様……お願い申し上げます」
キュアン「分かった任せろ。…………で、何をだ?」
エスリン「え!? フィンからお願い!? 私も協力する!」
フィン「……キュアン様、エスリン様。お気持ちは極めて有り難いのですが、内容も聞かずに請け負われるのは……」
キュアン「お前が俺に無茶を頼むとは思わん。難題かも知れんが、それは、俺にしかできんと判断したからだろう」
エスリン「フィンからのお願いなんて初めてなんだから、大抵のことはどうにかするわ!」
フィン「………………ありがとう、ございます……!」

 

グレイド「キュアン様とエスリン様、嬉しそうだな」
セルフィナ「フィン様からの初めてのお願い、なんて、お二人にとっては記念日にしたいくらいの出来事ですもの」
グレイド「……原作の年齢差ならまだしも、紋章町では、キュアン様とフィンは同年代、下手するとフィンが年上なんだが……」
セルフィナ「細かいことは気にしない、だそうですよ」

 
 

ナンナを落ち着かせるために動くエルトシャンとグラーニェも参加し、今、リーフを聖戦親世代親友トリオ+妻が包囲する。

 

シグルド「……と言う事らしい」
ミカヤ「リーフ……あの子ときたら……」
エリンシア「それで、ラケシスさんは?」
シグルド「今は説得で疲れはて、そして泣き疲れて眠っているよ」
アイク「流石に……酷いな」
クロム「そうだな……俺とて性癖や鼻血はあれどここまでとは」
リン「いや、もうどれだけの変態でもあいつには敵わないでしょ」
エフラム「それよりも許せんのがそこまでナンナを苦しめ、追い詰めていることだ」
エイリーク「そう言う意味では、ミランダさんやティニーさんも同様です」
エリウッド「話に聞く限りそこまで錯乱したとなると、相当だよねぇ」
アルム「それを差し引いてもこれまでの前科はもう貯まりすぎてるから」
ヘクトル「もう制裁しかねぇ……て事だな?」
シグルド「そうだ、私達や多くの人間があいつには変態行為や人を傷付ける行為をやめろと言ってきた、だが一向に改善しないんだ」
セリカ「もうあいつはミラ教にとっても神敵と言えるわ、最早、ミラ様に替わって、特大の神罰を与える必要があるわ」
マルス「ここまでになると、情状酌量の余地は無いね」
カムイ「アタシでも、これは許せないからね」
サラ「兄様、その制裁、私にも参加させて貰える?」
エフラム「サラ、良いのか?」
サラ「大切な友達のナンナがここまで苦しんでいたなんて……もう、私も許すことが出来ない。
    他のみんなも同じ気持ちよ?」
エフラム「そうか……」
ロイ「僕もここまでになると反対する気は無いよ」
セリス「僕も、参加するよ

シグルド「セリス、いいのかい?」
セリス「ナンナ達は僕にとっても大切な友達だもん、それにリーフはミネルバさん達にも嫌な思いさせてたみたいだから、僕もけじめをつけるよ」
シグルド「解った……最早ここまできてしまったリーフに対抗するため、みんな、力を貸してくれ」

 

 こうして、対リーフ包囲網として兄弟&嫁婿達が動く事となった。

 

コンコン

 

ルフレ「ラケシスさん…? 失礼します」
ラケシス「ルフレさん…私は……」
ルフレ「昨晩はそのまま眠ってしまわれたみたいです。紅茶を持ってきました。これを飲んで少し落ち着いてください」
ラケシス「ごめんなさい、ありがとうございます」
ルフレ「かまいません。それと、これはリラックスアロマです。ルキナが持ってきてくれたんですよ」
ラケシス「まあ、いい香り…」
ルフレ「この香りには披露回復効果もあるそうです」

 
 

ルフレ「それと、ナンナさんのお話ですが……」
ラケシス「……」

 
 

ルフレ「難しい問題だと思います…。ナンナさんのお気持ちもあるでしょうから」
ラケシス「だとしても、あの子がこれ以上おかしくなるのは耐えられません…!」
ルフレ「ラケシスさん…」

 
 

ルフレ「私の夫もクロムッツリなんて呼ばれることもありますけど、本当はとても情に厚い人です。
だからきっとリーフさんを説得してナンナさんを正気に戻してくれると信じています。
それにリーフさんの巨乳好きは自分が少なからず影響してるんじゃないかって気にしていました...。
今は兄弟家のみなさんを信じましょう」

 
 

ラケシス「ルフレさん…ありがとうございます」
ルフレ「同じ屋根の下で生活する義姉さんが困っていらっしゃるときに無視はできません。私も力の限り協力します!」