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Last-modified: 2017-11-12 (日) 00:21:18

ライアン「〜〜♪」
ルーク「随分と機嫌が良いな、お前」
ロディ「何か良い事があったのか?」
ライアン「あ、ルークさん、ロディさん、その〜……///」
ロディ「?」
クリス♂「ヒノカ殿達と仲良くやれているようだな」
ライアン「! な、なんでそれを!?」
クリス♀「今はもう有名ですよ、白暗夜家のヒノカ殿が女王の称号を得たって。
     そのお相手の1人がライアン君であることも」
ルーク「は? ……それってまさか、こいつ……」
セシル「相手が女王の称号を得たと言うのはそう言うことでしょ、あの称号は相手とそれだけ深く結びついて始めて得られるらしいから」
ロディ「な、なんだってーー!?」
ルーク「ら、ライアンお前、俺達を差し置いて卒業を!」
ライアン「は、はい///」
ルーク「畜生! まさか……まさか7小隊の卒業一番槍をこいつにとられるなんて!」
クリス♀「いえ、一番槍はライアン君ではありませんよ?」
ロディ「は?」
クリス♂「………」プイ
クリス♀「昨夜も兄さん達、随分激しかったですよね」
カタリナ「//////」
ルーク「な、なんだとー! お前らいつから!!」
クリス♂「そ……その……だな」
クリス♀「確かマルス様が星君主になった辺りからでしたか、兄さんはあの通り朴念仁ですからカタリナがかなり押せ押せで行ってましたね」
カタリナ「はぅ……」
クリス♂「面目ない」
カタリナ「い、いえ、それでも私、とても幸せですから、大好きなクリスと結ばれて」
クリス♂「カタリナ……」

 

ルーク「うわぁぁ! イチャつきやがって! こうなったら、クリス♀、俺と付き合ってくれ!」
ロディ「セシル、私と交際してもらえないだろうか?」
クリス♀「ん〜、ごめんなさい!」
セシル「悪いけど、私強い男が好きなの、クリス♂に勝てる位の強さがあるなら考えても良いわ」
ルーク・ロディ『………orz』
カタリナ「ルーク……あなた私のクリスにちょっかいかける気ですか……」<●> <●>
ルーク「い、いや、ちょっと待て、お前は……」
クリス♂「カタリナ、落ち着け、ただルーク、残念だが妹は好きな人がいるぞ」
クリス♀「に、兄さん!///」
ルーク「へ?」
セシル「私もこれは本人から聞いたんだけどね、あんたもよく知ってる人よ」
クリス♀「でも……あの方は私の主君で……」
ロディ「まさか、マルス様か?」
クリス♀「//////」
クリス♂「だがここ最近においては立場を超越したものもかなり多いだろう、お前がしっかり想いを伝えたら、お受けされる可能性も高いと思うがな」
カタリナ「うぅ〜、マルス様の人柄は知ってますけど……私のクリスが人の物になってしまうなんて……」
クリス♂「カタリナ……お前の想いはわかるが、シャラ殿にも言われただろう。
     相手の想いを無視して押し通す愛など独り善がりでしかないと」
カタリナ「……はい」
クリス♀「カタリナ、そう想ってくれてありがとうございます、でも、私はマルス様を、お慕いしているんです」
クリス♂「カタリナ、お前が妹を求めるぶんも、俺はお前を愛する、だから……」
カタリナ「クリス、ありがとうございます。
     クリス♀、お陰で私も吹っ切れました、あなたのマルス様への想い、応援いたします」
クリス♀「カタリナ……」
クリス♂「大丈夫だ、お前も知っているだろうが、マルス様は非常に素晴らしいお方だ、お前の真剣な想い、受けてくれる」
クリス♀「兄さん……ありがとう、私、頑張ります……早速、想いを伝えます!!」
セシル「頑張ってね、私も応援するわ」
クリス♀「ありがとう、セシル、行ってきます!」

 

クリス♂「行ったか」
カタリナ「ええ……悔しいですけど、彼女の想いは本気ですから……
     もし彼女を泣かせるなら、例えマルス様と言えど、サーリャさん仕込みの呪いで……」
クリス♂「大丈夫だ、あの方なら、受け入れてくれるし、共に愛してくれるさ」
カタリナ「だと良いのですが……」
ライアン「頑張って下さい、クリスさん」
ロディ「あの……セシル?」
セシル「何?」
ロディ「さっきの事は……」
セシル「言って置くけど、あれは本気よ、私は強い人が好き、少なくともクリス♂位はね
    もし、それが良いのなら、カタリナと共有で彼のお嫁さんになっても良いかなって思うくらい」
ロディ「そうか……」
セシル「でも……もし、そこまでの本気を見せてくれるのなら、もしかしたら……ね?」
ロディ「そうか……解った、明日から訓練、気を入れてやるとするか」
セシル「頑張ってね」

 

ルーク「あの〜……ただ1人きっぱり振られた俺に愛を向けてくれるひとは……?
    俺も幸せになりたい……」

 

おしまい