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Last-modified: 2017-10-29 (日) 20:41:56

ラケシス「はあ…………」
シグルド「どうしたんだい、ラケシス? ……もしかして、またリーフが?」
ラケシス「あ、いえ。皆様のおかげで彼も、デリカシーがない発言はしてしまうものの、無理矢理襲いかかることはなくなったそうです。
     ナンナも『変態植物になる』なんて言うのはやめてくれたのですが……」
シグルド「そうか。それなら、皆に協力してもらって説教した甲斐があった。
     だが、また何か新しい心配事があるみたいだね」
ラケシス「……『エロゲ声優になる』と……その……私も先日、勉強用のボイスデータ提供に協力したのですが……」
シグルド「そんなことが……」
ラケシス「(リーフさん用にシグルド様のポエムも録られているのですが、気づいていませんね……)
     そこまでは、まあ、まだ良いとして……『芸風に姉妹百合を加えたいです』と、相談されて……」
シグルド「それは……」
ラケシス「シグルド様の妻である身だから、と言って断りましたが、いずれ『同性だし、シグルド様から許可を貰えばntrにはならない』なんて考えないか、心配で……」
シグルド(…………目標が定まると突き進む辺りは、姉妹でそっくりだな……)
ラケシス「何か仰いましたか?」
シグルド「いや、何でもないよ?(心を読まれた!? これが女の勘か!?)」
ラケシス「む……また何か……」
シグルド(拗ねた表情も可愛いな……)
ラケシス「なっ!? 何だか今度は恥ずかしいことを考えていますね!?」
シグルド「(驚いて照れた顔も……)
     秋の空のように移り変わる、君の心と表情……その一瞬一瞬に私もまた心揺らされ……ああ、全ての君を、君の全てを、どうか私の心に焼き付けてほしい……」
ラケシス「唐突なポエムッ!?!?」

 

ニニアン「私たちも音声データの提供はしましたけれど…」
フィオーラ「そういう場面がここ最近は全くありません」
ニニアン「お子さんまで産まれたルフレさんが羨ましいです」
ルフレ「いえ、毎回鼻血まみれも正直つらいですよ?」
フィオーラ「しかし途中で疲れ果てて意識を失われるよりはマシですよ…」
ニニアン「ええ本当に…」
ルフレ「よそのお家はまた違った苦労をお持ちですね…」