66-90

Last-modified: 2017-10-29 (日) 20:45:18

リオン「うーん……」
ミドリコ「むずかしー……」
リフ「たたかうことはできませんが……」

 

サラ「開発陣一同、難しい顔をしてどうしたの?」
リオン「うん。最近はエフラムもEドリンク無しで大丈夫になってきたから、新しい方向で開発を始めたんだけど……」
サラ「女性用をもっと効力上げてもらえると、私たちもアイク義兄様の奥さんたちも助かるわね」
リオン「そっちも平行して進めてるよ。試作品のデータも、三十人以上すぐに集まるし、順調に改良できてる。
    だけど、こっちの『病弱な人向け』のEドリンク・メディカルがね……」
サラ「なるほどね。体が負荷に耐えられない、と」
リオン「ああ。特にエリウッドさんの場合、奥さんが二人居ることも考慮すると……命のオーブにリカバーリングを併用しないと無理だ」
サラ「むしろリカバーリングを解析して量産してほしいわ。それさえ装備していれば、無限にできるじゃない」
リオン「資料が少なくてね……アルヴィスさんが昔持っていたらしいけど、失われてしまっているし」
ルーテ「オーパーツの再現ですか……面白い研究テーマですね」
アスレイ「我々もリオンさんも資金は充分ですし、量産のメリットを考えれば、スポンサーも複数期待できます」
ノール「ご無沙汰しております、リオン様」
リオン「共同研究か……もしかすると、これなら……!」
ルーテ「まずは既存のライブの腕輪を解析し、効果を上昇させる方向から」
リオン「同時に、過去の資料を読み直してヒントを探そう」
サラ「さっそく研究談義に入っちゃったわ……まあ、彼らなら遠からず結果は出すでしょう」

 
 

フォルデ「あいつら……また『未知が呼んでいます』とか言って、電力事業ほっぽり出しやがった……」
アサマ「あなたも大変ですねぇ」
フォルデ「あんたらもな。こっちで発電に協力してもらったり、夜は女帝に絞り取られたり」
ギュンター「カムイ様とのことについては、自ら望んだことですからな」
ニシキ「こっちに協力することも、巡り巡ってスポンサーのカムイへ恩を返せるからね」
フォルデ「そりゃどーも、助かるよ」
アサマ「あと、暇そうにしていたら訓練に引き摺られていくんですよ……」
フォルデ「…………茶ぁ飲むか? 白夜からの輸入物だ」
アサマ「ありがたい……おや? 良いお茶ですね」

 

ルーテ「研究途中に、ライブの効果を毎ターン自身と周囲の味方に与える、リザーブの腕輪ができました」
アスレイ「原作にあったら、チート扱い待ったなしですね」
リオン「偶然の産物で、構成が複雑だから、量産はできないけどね」
サラ「買うわ。おいくらかしら?」
リオン「いつも世話になっているし、使用したデータを貰えれば十分だと思うんだけど……どうかな?」
ルーテ「そうですね。金銭よりも、エフラムさんの身体データを計測したいです」
アスレイ「恒常的に複数の竜族、妖狐、ガルーと交わっている、他に類を見ない方ですからね」
ノール「覇王の肉体ハァハァ」
サラ「ノールが兄様に近づかないのなら、お願いしてみるわ」
ルーテ「分かりました。計測中は別室に隔離します」
ノール「無慈悲な……!?」
リオン「うん。当然だと思うよ?」

 

ルーテ「ライブの腕輪をリザーブにすることは、偶然とはいえ成功しました」
リオン「次は、装備者に上昇させた効果を集中させれば……」
アスレイ「『毎ターン最大HP分回復』にできれば、全回復する訳ですから……」
ノール「ヒーローズで効果が落ちたのは、1マップの間しか全快にはできないから、という可能性が……」
ルーテ「トラバントさんも、リカバーリング持ってませんでしたっけ?」
アスレイ「聞いてみましたが、『ずっと使えたらトラキア統一しとるわ!』と」
リオン「使用条件がある、ってことなのかな?」
ノール「メタな話をすると、死んだらシナリオ崩壊する場合ですね、分かります」
ルーテ「その理屈なら、『死なせてはならない、と世界に認識させる』ことができれば……」
アスレイ「それだと、むしろ難易度が上がっていますよ」
リオン「命のオーブの原理を解析し組み込むことができれば……あ、アレも弱体化したっけ……」
ノール「覇王の身体データから、スタミナの秘訣をハァハァハァハァ」
アスレイ「データで興奮しないでください」
ルーテ「葉力発電の際に採取した葉っぱさんのデータは……人間には適用できませんね」
リオン「どこまでも人外なんだね……」
ルーテ「……段階的な目標を設定すべきですね。まず、毎ターンHP20以上回復する『リライブの腕輪』を開発しましょう」
リオン「そうだね。明確な目標が定まった方が進めやすい」
アスレイ「流石です」
ルーテ「私、優秀ですから」

 
 

ニニアン「命のオーブとライブの腕輪を同時に装備した日は、一晩で何とか3、4回はできますから……」
フィオーラ「回復力が上昇すれば、一晩中愛し合うという夢も……!」
エリウッド「できる範囲で鍛えてはいるんだけど……長期戦はまだ……ごめんね……」
エロウッド(叶うなら僕も一晩中したいよ!
      アイク兄さんやエフラムやヘクトルやマルスみたいに奥さん満足させたい!
      シグルド兄さんやクロム兄さんやアルムやロイみたいに満たされたい!
      セリスももうすぐだろうし! 僕より先の領域まで、あっという間だろうね!
      僕だって思う存分、倒れる心配なんてせずに二人のOPPAI堪能したiーーあ、血圧上がって意識が……)
ニニアン「エリウッド様!? しっかりしてください!」
フィオーラ「あらかじめ用意しておいた氷嚢で冷やして……この看護も、手慣れてしまったわね……」
ニニアン「ですね……」