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Last-modified: 2017-10-31 (火) 07:51:36

ミランダは悩んでいた。
最近活発化しているリーフのエロゲ制作部についてである。
ナンナは声優として、ティニーは男性キャラの作画で参加している。
ちなみにリーフはプログラミングと女性キャラの作画だ。シナリオは3人で話し合って作っているらしい。
自分は?
…風紀委員として、学校否認可のエロゲ制作部を叩き潰そうと追い回している側だった。
……友達の活動は大目にみたいとも思うのだがとはいえ学校でエロゲってどうよという常識的な部分もあり…

 

ミランダ「こらああああ!また勝手に空き教室使って!」
リーフ「うわ!ガサ入れだ!ずらかれ!」
ナンナ「ラジャッ!」
ティニー「撤退!」

 

普段は友達な連中だがこの時ばかりは逃げ去っていく。
ミランダ「…何よ。二人してバカアホ葉っぱのバカな愚行に付き合って…」
…バカな活動とはいえ楽しそうだなんて思ってないんだからね!

 
 

体育館床下

 

リーフ「前の拠点を潰されたからね。第二拠点で活動を続けよう」
ティニー「なんか第二次大戦のフランスのレジスタンスとそれを追っかけるゲシュタポみたいですね。これ」
ナンナ「……あ、シナリオ思いついた。SS風女看守と逮捕されたレジスタンス。完全女性上位でM男がいやらしい拷問で責められまくり、
     女看守に犯されたりするなんてのはどうでしょう」
リーフ「いいね。M心にびんびんくるよ。爆乳軍人おねえさんにいたぶられ踏みつけられるのたまらないよハァハァ」
ナンナ「ぃよしっ!ちょっと芸風広げてきます」
リーフ「うん、気をつけてねー、トラバント先生やミランダに見つからないように」

 

ちょっと違っていた。ナンナ的に風紀委員=弾圧者という連想から思いついたシナリオだった。
ナンナ「ミランダー!私を逮捕してください!」
ミランダ「は、はい?」
ナンナ「…ほら、私、リーフ様の潜伏場所知ってますよ?吐かせなきゃだめですよね?拷問でもなんでもして」
ミランダ「そ、そこまでは別に…」
ナンナ「さぁっ!ドS全開にして囚人をいたぶるんです!そしてあなたのキャラを私はラーニングする!」
ミランダ「Sちゃうわわたしは!」
ナンナ「…ですよね…ミランダ、受けっぽいし…シナリオ書き換えて、捕えた囚人に脱獄され人質にされて凌〇される逆転ストーリーにしようかなあ…」
ミランダ「あのねえ…あのバカに合わせてすっかりエロゲオタになっちゃって…」
ナンナ「やってみると意外と楽しいですよエロゲ?シナリオ興味深いのもありますし」
ミランダ「だからって…」
ナンナ「だからおねがい。その受け全開な喘ぎ声を聴かせてください」(がばっ)
ミランダ「ひゃああ!?お、落ち着けー!あんたってやつはどうしてそう思い込んだら一直線なのよ!?」
ナンナ「だ、大丈夫!エロゲ声優として散々経験を積みましたからたぶんきっと実際やってみるのも上手なはずです。たぶん」(首筋ちゅう)
ミランダ「きゃぁんっ!?やや、やめぇいっ!?」 つ 怒りトロン
ナンナ「コノヒトデナシー」
ティニー「ミランダがうちの部に入ってくれたら…うーん…みんなに弄られ責められる受け役担当…?」
ミランダ「ちがうわボケ!突っ込み担当でしょ!」

 

タニア「こ……これは……///」
カリン「嘘……こんな声出すの?」
マリータ「最近ナンナが一生懸命聞いてるからなんやと思ったら……予想外にも程があるで」
ラーラ「いくらなんでもこれ生々し過ぎるよ、あの歌姫のアクアさんが、アイドルのチキちゃんがぁ……」
ティニー「随分落ち込んでますね、ファンだったんでしょうか?」
ミランダ(生々しいと言うかもろ盗聴なんでしょうね、用意したのがサラなら、やりかねないかも……)
ナンナ「でもこれだけの声パターンのお陰ですごく勉強になります、最近は追加データを貰えたお陰で色んなパターンが増えました。
    これでリーフ様の為にエロゲ声優をめざして、頑張ります!」
マリータ「曇りない笑顔で言うとるけど、方向が色々おかしいからなんと言うか……」
ミランダ「元々思い込んだら一直線的なものはあったけど、最近はリーフのためと色々おかしな方に行ってるのよね」
タニア「//////」
ティニー「さっきから紅潮したまま固まってますね」
マリータ「タニアは実際一番初やからなぁ、聞き慣れないもん聞いて、混乱極まってるってとこやろ」
ミランダ「これ、男子には聞かせられないわね、元より聞かせる気も無いけど」
マリータ「せやな、聞かせたら葉っぱ含め全員鼻血に沈むで」
ティニー「そう言えばうちの学生って経験済みのメンバーっていなかったような……」
女子勢『あ……』

 

ナンナ「そう言えばそうでしたね……リーフ様は勿論他の男子もそういうのありませんし」
マリータ「タニアもこの反応やからあいつとは経験無しやしな」
タニア「な、何でアタシがオーシンとなんか……///」
ティニー「誰も彼の名前出してませんよ」
タニア「な!?」
カリン「それはともかく、このメンバーからエレブや白暗夜では経験ある人が何人もいるわけよね」
ラーラ「カップルとして知られてるの何人もいるし、ユグドラルもかな?」
ミランダ「おまけにサラ達年下達も多く済んでるし……」
ナンナ「なんと言いますか……」
マリータ「一番偏差値の低いうちの学校が一番健全て……」
ミランダ「正直……皮肉よね……」

 

リーフ「なんで…どうして…なんで…こんなに人数いるのにタニア以外みんな貧乳なのさ…おっぱいの偏差値まで低く無くてもいいじゃん…あんまりだ…orz」

 
 

メイドB「そう言えば、ボイスデータの編集って、何をしたんですか?」
メイドA「エフラム様のお名前を呼ばれている部分や、声以外に入ってしまった音を消し、奥様方各々の特徴をより短時間で理解できるように……」
メイドC「お、音……//////////」
メイドB「妄想モード突入した子は置いといて……でもそれって、奥様方全員の特徴を掴まないと難しいんじゃ……?」
メイドA「はい。なので、繰り返し聞いて、どこをどの順番で繋ぐのが最もその御方の魅力を引き出せるかを検討し……」
メイドB「先輩って、とことん凝りますよね……」
メイドA「サラ様からお任せいただいた『仕事』ですから」

 
 

メイドY「ただいまー……」
メイドX「お帰り、どうだった?」
メイドY「異状なーし。ナンナ様のご友人も聞かれていたけど、女性のーみ。データコピーなーし。葉っぱも動きなーし」
メイドZ「……覇気が無いわね……」
メイドY「サラ様のボイスデータ渡した『お仕置き』だとしても……エフラム様と奥様方のイチャイチャが見れない任務……ツラい……」
メイドX「護衛で見てしまう時は、持て余すと思っていたけど……はぁ……主様に攻められるサラ様たちを眺めたい……」
メイドZ「あんたら……」