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Last-modified: 2017-11-19 (日) 23:59:14

ルフレ♀「エリンシア義姉さん、以前頼んでいたお料理を教えていただきたくて来たのですが……」
エリンシア「まあ、こんにちはルフレちゃん。よろしいですわよ。では早速、始めましょうか。」
ルフレ♀「あ、それなんですけれど……ルキナをどうしようかと……」
ルキナ「あうー」
エリンシア「まあ、困りましたわね。ミカヤ姉様は今日はデインに出かけていて、今日はお弁当屋がお休みですからルキノやセインさんもいませんし……ロイちゃんはサーキット、リーフちゃんは最近部活に忙しくて。」
ルフレ♀「あちゃー、お弁当屋さんがお休みの日を狙ったんですが……裏目に出ちゃいましたねー。」
エリンシア「クロムちゃんは?」
ルフレ♀「今日は休日出勤で出ていまして……」(トホホ)
エリンシア「あらら、それは大変ですね。また別の日にします?」
\バサバサ/
ティバーン「よう、今日は休みだってな。たまにはどっか行くか?って、来客中だったか。」
エリンシア「あっ!ティバーン様!丁度いいところに!」
ルフレ♀「あのー、鷹王様お暇ですか?」
ティバーン「……まあ、暇があるからこっちに来てみたんんだがよ……」
エリンシア「よろしければ、私がルフレちゃんにお料理を教えている間、ルキナちゃんを見ていてあげてほしいのですが……」
ティバーン「俺がか?!」
ルキナ「きゃっきゃっ」
ルフレ♀「……ご迷惑なら、無理にとは言いませんけど……」
エリンシア「……ええ。また別の日にすればよいですし。」
ティバーン「いや、別にガキの扱いぐらいは……昔はよくやってたし、ちょっとぐらいならいいけどよ。」(ポリポリ)
ルフレ♀「本当ですか!?」
エリンシア「まあ!頼もしいですわ!ではよろしくお願いしますね!」
ルキナ「ううー……」
ティバーン「……仕方ねえなあ……」

 

エリンシア「それで、こうやって塩味の時には砂糖をほんのちょっぴりと……」
ルフレ♀「ああ、それぐらいちょっとでよかったんですね!てっきり同じぐらい入れるのかと……」
エリンシア「それでは、味が濃くなりすぎます……というか、塩と砂糖が喧嘩してしまいます!」
ルフレ♀「え?いやー、あの……料理には振り子が必要だってよく言いますし?」
エリンシア「反動はちょっとでいいんです!それから、この野菜はアク抜きをしないと……」
ルフレ♀「あ……それも、栄養素が逃げるかなーとか思って、そのまま鍋にぶち込んでました……」\ゴメンナサイ/

 
 

ルキナ「ふうー……うう……」\コノオジサンカオコワイ/
ティバーン「頼むから泣いてくれるなよ……お前の親父がすっ飛んでくるからよ……」
ルキナ「むむー……」
ティバーン「よーし、よしよし、高い高ーい」\フンフン/
ルキナ「きゃっきゃっ」
ティバーン「……意外と単純な子で助かったぜ……あれだな、昔リュシオンやネサラをラフィエルと一緒に面倒見てたのを思い出すな……」
ルキナ「ふぶうー……うっうっ……」(ウルウル)
ティバーン(やべえ……機嫌が悪くなってきたな……どうした?)
ルキナ「ひっくひっく……」\ドンヨリ/
ティバーン(……下がじんわり温けえ……つまり、そういうことか……)\トホホ/
ルキナ「きゃはは〜」
ティバーン「……何で俺がベオクの赤ん坊の下の世話やってんだか……ハア〜……」
ルキナ「きゃうきゃう〜」(ギュー)
ティバーン「こらこら羽を引っ張るな、羽を。……だがエリンシアとゆくゆくは……こうなるんだろうなあ……俺も。」
ルキナ「ちゅーちゅー」
ティバーン「……以前の俺考えられんな、女は寄ってきてもさして本気にもならんかったから独身は覚悟してたし。っておい、そこはOPPAIじゃねえ……」
ルキナ「あむあむ」
ティバーン「ほれ、触ってみろ。お前の母ちゃんのもんと違って硬いだろ?俺のはKINNNIKUだから乳は出ねえよ。」
ルキナ「むんー?」
ティバーン「つーかお前、腹減ってんだな。……そういえば、お前の母ちゃんが作っててくれてたな。温めればいけるとかなんとか。」
ルキナ「んー?」

 

ティバーン「確か人肌にまで温めてどうとか……こんなもんか?……ほれ、飲みな。」
ルキナ\イタダキマース/「ちゅーちゅー」
ティバーン「……便利な世の中になったもんだぜ。俺んときは赤ん坊がいる家まで乳もらいに行ったりしたもんだがよ……」
ルキナ「?……ん、ん。」つ羽モミモミ
ティバーン「なんだ、そんなにこれが気になるのか?まあお前には付いてないモンだしなあ。」
小鳥\チュンチュン/
ルキナ(じーっ)
ティバーン(そーっ)\チラ/
ルフレ♀「えーっと、これで卵焼きは大丈夫ですかね?」
エリンシア「見た目はちょっと崩れてしまいましたけど、大丈夫だと思いますわ。大事なのは作って差し上げる相手を思う気持ちですし。」
ルフレ♀「ですよね!ですよね!それで、今日は肉じゃがの作り方も教えてもらおうかと……」
エリンシア「では早速とりかかりましょうか。あと三十分くらいなら、ルキナちゃんも大丈夫でしょうし。」
ティバーン(まだ少しかかるみたいだな……こいつも退屈そうだし……今日は天気も良くてあったけえし……)\チラ/
ルキナ「んー?」

 

エリンシア「それで、肉じゃがですが……こうやって丁寧にじゃがいもの皮は剥いて……」
ルフレ♀「えっ、野菜って皮付きの方が栄養があるんじゃ……」
エリンシア「……さ、流石に芽は取っていますよね?」
ルフレ♀「それは毒性があるとかで!ちゃんと取ってますよ!あと皮も綺麗に洗ってます!」
エリンシア「皮付きポテトも揚げると美味しいですが、煮込みにはちょっと向きませんわね……料理によってはありといえばありですが……」
ルフレ♀「ふむふむ。」(メモメモ)
エリンシア「栄養も大事ですけど、何よりも美味しいのが大事ですわよ?」
ルフレ♀「はーい」(ルキナ大丈夫かしら?鳴き声もそんなにしてないから、大丈夫だとは思うけど。ちょっと心配だな……あともうちょっとで済むには済むけど……)
エリンシア「煮込むまで少し時間がありますし、ルキナちゃんを見てきましょうか。心配ですものね。」
ルフレ♀「ええ、そうですね。鷹王様にも悪いですし。」\タタタ/
エリンシア「ティバーン様……あら?」
ルフレ♀「ルキナー?二人とも、どこへ行ったのかしら?」

 

ルキナ「きゃはー!きゃはー!」\きゃいきゃい/
ティバーン「ピィー!」(化身状態+ルキナ抱っこ紐で固定&上着で保温)
ルキナ「きゃー!」
ティバーン(……久しぶりに化身したぜ。落っことしたらまずいからな……かなり低くゆっくりしか飛べんが、まあこれも悪くねえ。)
ミウ「ねーねーロット兄ちゃん、赤ちゃんってどこから来るの?」
ロット「神様にお願いするとな、鳥さんが運んできてくれるんだ。」
ミウ「うそだあ〜!」
ティバーン\バッサバッサ/
ルキナ「きゃっきゃっ」
ロット「」
ミウ「わあー!兄ちゃん!ほんとだね!ほんとに鳥さんが赤ちゃんはこんでくるんだね!!」
ロット「あ、ああ……」(な、なんだあのデカイ鳥……しかも赤ん坊乗せてるし……)

 

ティバーン(懐かしいぜ……リアーネが生まれたてだったころもこうやって、よく背に乗せてあやしてやったっけなあ。)
ルキナ「きゃー!きゃー!」\ワーイ/
ティバーン(後でラフィエルに怒られたけどな……過保護すぎるんだ、あいつは。)
ティバーン「さて、そろそろ帰るか。お前の母ちゃんも心配するしな。」(化身解除)
ルキナ「あううー?」\エー、モウオオワリー?/
ティバーン「楽しいのはわかるがな、あんま飛び回ると風邪ひくぞ?」

 

ティバーン\バサッ/
ルキナ「きゃふー!」
ルフレ♀「ルキナ!!」
エリンシア「ティバーン様!?どちらへ行かれていたのですか!?」
ティバーン「え?いやちょっと散歩に。」
エリンシア「ルキナちゃんを乗せて飛ばれるなんて!ルキナちゃんにもしものことがあったらどうなさるおつもりなんですか!?」
ティバーン「あ、いや……その……こいつも退屈そうだったし……」
エリンシア「だからといって、赤ん坊を乗せて飛ぶ方がありますか!!」
ティバーン「……その、鳥翼族じゃよくあるというか……」
エリンシア「……ルキナちゃんは鳥翼族ではありません!」
ルフレ♀「あ、あの、急に鷹王様にルキナを任せてしまった私も悪かったですし……」つルキナ
ルキナ「んー?んー?」\ミンナドーシタノー/
エリンシア「……」
ティバーン「……」
ルフレ♀「……ですが、今度から乗せて飛ぶなら一言お願いしますね?いくら鷹王様とはいえ、もしものことがあったらと思うと……」
ティバーン「……すまん……気をつける……」
ルキナ「ふっ、ひぐっ、ひぐっ」\オジチャンヲ、オコラナイデー/
ルフレ♀「心配しなくていいのよ、ルキナ。次から気をつけてねって、頼んでただけだから。ね?」
ルキナ「あい!」

 

ルフレ♀「それでは、お世話かけまして……」
エリンシア「いいえ、こちらこそ申し訳ありませんでしたわ。」
ルフレ♀「いえいえ、急に押しかけたこちらも悪かったので。次からは事前に連絡しますね。……ルキナも鷹王様が気にいっているようですし、時々遊んでいただけると助かります。」
エリンシア「ルフレちゃん……ええ。」
ルフレ♀「お料理ももっと頑張りたいので、またよろしくお願いしますね。では、失礼します。」
ルキノ「あいー」\バイバーイ/
エリンシア「……」
ティバーン「……」
エリンシア「……あの、申し訳ありませんでした……私が急に押し付けましたのに、あんなことを言ってしまって……」
ティバーン「気にすんな。だいたい、一言言わなかった俺が悪い。」
エリンシア「……」(ギュッ)
ティバーン「……何だ?」
エリンシア「いええ、その……ティバーン様って、意外と子供の面倒も見れるのだな、と思いまして……ルキナちゃんの、おしめのお世話もしてくださったんでしょう?」
ティバーン「ん?まあ、昔からずっとリュシオン達の面倒も見てきたしな。一回子育てしたようなもんだ。」
エリンシア「そう……ですか。」(ピタッ)
ティバーン「妙に積極的だな。どうした?」
エリンシア「いえ、その。少しだけ、こうしていたいというか……」(ギュ)

 

ロイ「ただいまー!夕飯何〜……モゴモゴry」
ミカヤ「しーっ、邪魔しちゃダメよ。いい雰囲気なんだから。」
ミカヤ(エリンシアって、なんだかんだで家の母親ポジションだったからねー。)
ミカヤ(父親的な甘えさせてくれる人が欲しかったっていうか、鷹王様に惹かれたのって、きっとそういうとこもあるんでしょうねー。)

 

ルキナ「さ、最近ガチムチKINNNIKUな男の人を見るとハアハアしてき(ry」
クロム「鷹王がエリンシア姉さんのところにいる時にルキナを預けてはいけないッ!!」(戒め)
ルフレ♀「ええ……?」
マーク「もしルキナが『大きくなったら鷹のおじちゃんと結婚する〜』とか言い出したら、父さん発狂ものだろうしね。もしくはガチムチ彼氏を連れてきて双方最終決戦状態になりそうだし。」
クロム「それだけは嫌だああああ!!娘の結婚相手が鷹王かガチムチだなんてええ!!」(泣)
ルフレ♀「あ、あの。別にまだそうと決まったわけでは……ルキナもまだ赤ちゃんですから、すぐに価値が決まるわけでは……」
ルキナ「あと女性のナイスOPPAIにもちょっとだけ興味が」
ルフレ♀「やっぱり教育上よくないので、クロムさんしばらく自重していただけますか?」(真顔)
クロム「くそう……」(血涙)

 

エイリーク「やはり私たちが悪影響を及ぼすのですか?!」(血の涙)
ラーチェル「いいえむしろ無い者仲間が増えたと考えればいいのです!」
ティアモ「女の価値は胸では決まらないわ...!」

 

リオン「今は黙っておきましょう...」
ターナ「うん...」