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Last-modified: 2017-11-26 (日) 22:33:28

※グレー注意
ジェミー「ん…ふぁ…やば……今何時だろ?……けーたいけーたい…」ガサゴソ
〈ふにゅん〉
ジェミー「ふにゅん?」モミモミ
クレア(真っ裸)「……ん///」ムネモマレ
ジェミー「」
ジェミー(ななななな何コレ!?何で横で素っ裸のクレアが寝てんの!!つーかよく見たら私も素っ裸だし!?何で!!?)
ジェミー(おおおおお落ち着けジェミー!思い出せ、何でこんな事になってるのか……!)

 

《二日前》
ジェミー『はあ!?ストーブ壊れた!?』
ジード『ああ。今まではリサイクルショップから買ったのを直しながら使ってたが、今回のはガチでアウトらしい』
ジード『知っての通りこのボロ家で冬に暖房無しは自殺行為だ、その上給料日の関係で明日まで新しいのを買いにも行けねえ』
ジェミー『じゃあ、少なくとも今日はどっか外で泊まれって事?』
ジード『…俺は署の仮眠室使えばいいけどよ、お前当てあるか?』
ジェミー『…大丈夫、テキトーにダチん家泊まるから、お兄様は心配しないで!』

 

ジェミー『はあ!?これから旅行!?』
プリシラ『はい、この間の模試で志望校がA判定だったご褒美と言うことで、この会合が終わった午後から』
プリシラ『お兄様と一緒に旅行なんて久しぶりなので楽しみです♪お邪魔虫(ルセア)がいるのがちょっと気に食わないですが♪』
ジェミー(…のわりにはずいぶん楽しそうだな?)
プリシラ『はぁ全く…というわけで、クレアさんにでもお願いしてください』
ジェミー『!!?……あ、あークレアはちょっとー…』
???『あら、わたくしの話しですの?』
ジェミー『ひぎぃ!?』トビノキ
プリシラ『あ、クレアさん丁度いい所に。実はジェミーさんがコレコレこういう事だそうでして…』
クレア『まぁ…』
ジェミー『あ!いや!別に無理なら無理には!?』
クレア『ふふふ、私たちの間に遠慮なんていりませんわ。是 非 い ら し て く だ さ い な ♪』ニッッッッコリ
ジェミー『 』

 

ジェミー『……』ソワソワ
クレア『もっと寛いで構いませんわよ』
ジェミー『う、うっせーし!指図すんなし!』
ジェミー(…くつろぐっつっても、この部屋、なんか妙にいい匂いがするし…なんか…こないだの、コト…思い…出して…///)ドキドキ
ジェミー(って何考えてんのよぉぉぉ!!だからクレアん家なんか来たくなかったんだぁぁぁ!!!)ブンブン
クレア『あら、どうしました?』
ジェミー『何でもねーーし!!一々うっとーしーし!!』
クレア『ふふ、少しは元気になったかしら?飲み物でも持ってきますわ』

 

クレア『……』
〈Eドリンク粉末タイプ〉<サーッ!(迫真)
クレア『…うふふ』ニヤリ

 

ジェミー『…はぁ///…はぁ///』ブルブル
クレア『どうしました?お顔が真っ赤ですわよ?』
ジェミー『いけしゃあしゃあと///…はぁ//…盛ったろ///…こないだラブホで飲まされたあの変なドリンク///…』
クレア『あら、覚えていましたか。ならそれがどういう物かもわかりますわね?』
ジェミー『クレアぁ///……おかしいよ///…あんたAKJでしょ?///…何であたしにこんなことすんのよぉ?///』
クレア『ギクッ!…ええとそれは、そのぉ……こほん…ふふふ、わたくし少々人より欲張りでして、魅力的な方を見たたら自分のモノにしてしまいたくなる性分なのですわ』サワリ
ジェミー『ひぅ!?///』ビクン
クレア『ですが貴女はAKJ、なのでまず心より先に体を堕とす事にしましたの』セナカツー
ジェミー『あ、あ!?///』ビビクン
クレア『…貴女は罠にかかった哀れなウサギ、ですからわたくしに屈服したとしても愛するヒトへの不義理にはなりませんわ』ツネリ
ジェミー『ひぎぃぃい!!?////』ビクンビクン
クレア『だから…』
『安 心 し て 堕 ち な さ い』

 

クレアにひたすら愛されている途中、ふと、テーブルの上に乗った、お兄様に買ってもらった思い出のサークレットが目に入った。
何だかお兄様に見られているようで心苦しくて、でもクレアのくれる快楽に逆らうことも出来なくて。脳ミソが湯だって思考が蕩けていく中、私は最後の理性で視線を遮るようにそれに布を被せるのだった。

 

ジェミー「…」
ジェミー「…ああああああああ!///」
ジェミー「あたし、な、何てコトを!?///」
ジェミー「というか金曜の夜からおっぱじめて今日曜の朝ってどういうことなの!?」
ジェミー「いや覚えてるけど!金曜の夜にヤッて寝て、起きたら土曜は一日中やって寝て。で、日曜の朝(今)に正気に戻ったんだけど!」
ジェミー「いやどんだけ盛ってたのよ私は!?発情期の猿か!?」
クレア「ふぁ〜、なんですの朝から?」ムクリ
ジェミー「!!?」ズザザ
クレア「あらもう起きてましたの?朝から元気ですわねぇ」
ジェミー「う、うっせーし!もう帰るから!こんな所に居られねー!」ガバッ
ジェミー「…ってギャーッ!?腰がぁぁぁ!!?」ズキン
クレア「そりゃあ丸一日ずっとHしっぱなしならそうもなりますわ、貴女元々体力があるほうではないのですから」
ジェミー「な…なんでクレアはなんともないんだよ…」
クレア「慣れているので。とりあえず朝食にでもいたしましょう、ベーグルサンドとクロワッサンならどちらがいいかしら?」ムクリ
ジェミー「……クロワッサン」
クレア「了解しましたわ」タタタ
ジェミー「……」マクラボフリ
クレア『…貴女は罠にかかった哀れなウサギ、ですからわたくしに屈服したとしても愛するヒトへの不義理にはなりませんわ』
ジェミー「…そう簡単に割りきれるかっての」

 

こうして、ジードへの思いとクレアの思いとの折り合いを付けられないまま、ジェミーはクレアのベッドの上で悶々としてしまうのでした。

 

《おまけ1》
クレア「…というのがこの間の週末の一部始終ですわ」
カムイリリーナ「「…」」
クレア「…あの、お二人とも、どうかなさいました?私の鮮やかな手並みに感嘆しているとか?」
リリーナ「いやうん、冗談抜きにうん」
カムイ「えっと、本物のクレアだよね?メタモンとかじゃないよね?」
クレア「どういうことですの!?…いやまあ、多分デューテとの大恋愛を経験して度胸がついたかもしれませんが」
リリーナ(そのデューテちゃんはあんたに最近かまってもらえずに絶賛へそ曲げ中だけどね)
クレア「…というわけでジェミーの方は順調なのですが、プリシラの方は糸口が掴めなくて」
カムイ「あーいや、プリシラの方はもういいっぽい」
リリーナ「なんかあの娘にお兄様以外にいい人ができたっぽいのよ」
クレア「……はぁ!?マジですの!?あのプリシラに!!?」
カムイ「マジマジ、だからクレアはジェミーに集中して大丈夫だよ」
クレア「…そちらの話しも凄まじく気になりますが…ふふふ待ってなさいジェミー!!」

 

《おまけ2》《土曜日の昼過ぎ頃》
ジード「お、もしもしジェミーか」
電話越しのジェミー『お、おにいさま、どう…したの?…ヒッ//』
ジード「いやよぉ、新しくストーブ買ってきたからもう家に帰って大丈夫だぜって」
ジェミー『そう…ッ…なんだ///…ピチャ…でも悪いんだ…ヒグ…けど///…もう一晩…ダチの家に…フグ…泊まる事になって///…ピチャピチャピチャ』
ジード「そーか?…つーかお前様子おかしくね?あとなんか変な水音みたいなのが聞こえるんだが、ピチャピチャって」
ジェミー『な…なんでもないからぁ///…ピチャピチャ…じゃあゴメンね…バイバ…あ…あああ』ピッ
ジード「……?」