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Last-modified: 2017-12-02 (土) 02:29:51

この時期の体調管理にお気をつけください。

 
 

クロム「この前はエロゲプレイ未遂事件でルフレにかなり説教された」
マーク♂「仕方ないですよ。だって最近は父さんの好みがルキナさんにダイレクトに影響するようになっちゃったんですから」
ルキナ「子育てシチュエーションのエロゲ…なぜか無性に惹かれるものがあります」
クロム「やめてくれ?! ルフレに知られたらまたトロンをくらu…」

 

クロム「?」
マーク♂「どうしました、父さん」
クロム「いや、今日は朝からルフレの姿を見ていない気がしてな。俺も夜勤明けで帰ってきて昼過ぎまで寝てたわけだが」
ルキナ「たしかにお母さまがお部屋から出てこられないのは珍しいですね」
マーク♂「きっと赤ちゃんルキナさんとお昼寝してるんだと思います!」
クロム「とは言え全く音もしないのは少し妙だな。部屋に行ってみてくるか…」

 

2階 クロルフ部屋前

 

クロム「ルフレ、入るぞ」ガチャ
ルフレ♀「あ…クロムさん…」ゼエゼエ
クロム「ルフレ?! どうした!」
ルキナ「お母さま?!」
マーク♂「すごい熱です!」
ルフレ♀「すみません…帰っていらしたのにお昼の用意もしてなくて…///」
クロム「かまわん。それよりいつから具合が悪かったんだ?」
ルフレ♀「昨晩からちょっと熱っぽかったんですけど…大丈夫だと思ってそのまま寝てしまいました///」ヒューヒュー
マーク♂「僕も姉さんも朝早くから出かけてたから…」
ルキナ「気づけなくてごめんなさい、お母さま…」
ルフレ♀「大丈夫ですよ…///」ハアハア
クロム「しかし赤ん坊のルキナはどうした?」
ルフレ♀「ルキナは朝から父さんと買い物に行きましたよ…そのときに薬も買ってきてもらうよう頼みました」ゴホゴホ
ルキナ「でも、それまで何もしない訳にはいきませんし」
マーク♂「そうだ! 僕たちで母さんを看病しましょう!」
クロム「そうだな。とにかくまずは何か食べるものを作ろう。ルフレ、待っててくれ」
ルフレ♀「だ、大丈夫ですかね…」ハアハア

 

1階 キッチン

 

クロム「何か栄養になるものを作らなければいけないわけだが」
ルキナ「いったい何を作ればいいんでしょうか」
マーク♂「僕たち料理はさっぱりですからねえ」
ルキナ「そういえば、熱のときはすりおろしたりんごがいいと聞きました。あとおかゆも」
クロム「よし、とにかくそれから作っていくか」

 

〜数十分後〜

 

ルキナ「ほ、本当にこれで大丈夫でしょうか…」

 

黒コゲの何か「プスプス」

 

マーク♂「うーん、ちょっと火加減が強すぎましたかね」
クロム「こんなおかゆを食べたらルフレは間違いなく気絶する」
ルキナ「こちらのりんごも」

 

すりおろしたはずのりんご「グチャア」

 

マーク♂「おかしいですね、ちゃんとファルシオンで細かく切ったはずなのに」
ルキナ「マーク! ファルシオンは果物ナイフではないとあれほど!」
クロム「ま、まあ落ち着けルキナ。しかしこれでは駄目だな」
ルキナ「もう一度最初からやってみましょう」
マーク♂「母さんが元気になるイメージでつくればきっと上手くいきますよ!」
クロム「そうだな。よし、気を取り直してまたやるか」

 

〜さらに数十分後〜

 

ルフレ♀「……」
ルフレ♀「…ん。うん…あ、いつの間にかまた眠っていたみたいですね……」

 

コンコン

 

ルキナ「お母さま、失礼します。調子はいかがですか?」
ルフレ♀「ルキナ。ありがとうございます。少し寝ていたおかげか先ほどよりはましになりました」

 

マーク♂「母さーん! おかゆとすりおろしりんごを持ってきました!」
クロム「思った以上に時間がかかってしまったが。俺たちで作ったんだ。無理せず少しずつ食べてくれ」
ルフレ♀「まあ…! ありがとうございます」

 

ルフレ♀「ではいただきます」

 

クロムルキナマーク♂「」ドキドキドキドキ

 

ルフレ♀「おいしいです…!」
ルキナ「よかった! おかゆには玉子も入れたんですよ!」
マーク♂「これで栄養もばっちりです!」
ルフレ♀「ふふ、3人が私のために一生懸命つくってくれたんですもの。とてもおいしいですよ」
クロム「ルフレ。すまなかった」
ルフレ♀「クロムさん?」

 

クロム「赤ん坊のルキナが産まれてから寝る間も惜しんで面倒をみてくれていただろう俺もできる限りのことはしていたつもりだったが、それでもお前の負担を減らすことはできなかった」

 

クロム「それにお前が今回こうして熱を出すまで疲れていたことにも気づけなかった…。本当にすまない」
ルフレ♀「クロムさん…。いいえ、ルキナは私たちの子どもです。クロムさんも今までお忙しい中十分面倒をみてくださいました。だから気を落とさないでください」
クロム「ルフレ……」

 

クロルフ「キャッキャウフフ」

 

ルキナ「なぜでしょう。お父さまがお母さまに甘えてらっしゃる姿を見ていると私までお母さまに甘えたくなってきました…///」
マーク♂「きっと父さんが母さんを大好きな気持ちが姉さんに伝わってるんですね!」
ルキナ「そ、それはなんだか恥ずかしいです//でも、嬉しい…///」
マーク♂「よし! それじゃあ今日は家族みんなでお昼寝しましょう!」
クロム「待て。このベッドには4人も乗れな」
ルフレ♀「いいじゃないですか。つめれば大丈夫ですよ。ルキナもいらっしゃい」
ルキナ「はい! お母さま!」

 
 

ファウダー「娘のための風邪薬を選んでいたらかなり時間が経ってしまった。早く届けなければ」
子ルキナ「あぅ〜」

 

ファウダー「娘よ、今戻ったぞ…」ガチャ

 
 

固まって寝るクロルフ一家

 
 

ファウダー「ふむ。もう薬は必要ないようだな。ルキナ、もうしばらく散歩に行こうか」
子ルキナ「あいっ!」

 
 

家族っていいよね

 

END