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Last-modified: 2017-12-25 (月) 15:08:22

若干のシリアス要素&グレー描写あり。
苦手な方はご注意ください。

 
 

ルフレ「……」
クロム「ルフレ、どうした?」
ルフレ「すみません。ちょっと考え事をしていて」
クロム「こんなときにか? うっ…」
ルフレ「んっ…はぁ……。そうですね」
クロム「一体何を考えていたんだ?」
ルフレ「...もし私が、あのときギムレーと一緒に消えたままだったら、今のこの幸せもなかったのかなって……」
クロム「ルフレ……」
ルフレ「確かに私はあのとき、自らの命を差し出すまねをしました。でも、生きていれば何度だってやり直せる。そのためには生きなければいけないなって考えていたんです」

 

ルフレ「今日だって子どもたちの嬉しそうな笑顔を見ることができたのは、今こうして生きて戻って来れたからなんですよね」
クロム「そうだな…。俺はお前のいない世界は考えられない」
ルフレ「私もです。クロムさん。だからこそ、今こうしてクロムさんを感じることもできます」
クロム「ルフレ……!!」
ルフレ「あのときは心配をかけてごめんなさい。もう、どこにも行きません。あなたのそばにずっといさせてください」
クロム「ルフレ、俺はお前を離さない。必ずだ」

 

クロム「もう二度とお前が消えたりしないよう、その身体に俺を刻み込んでやるぞ」
ルフレ「クロムさん……!! ああっ……!!」