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Last-modified: 2017-11-17 (金) 22:29:43

居間

 

エマ「さて、お掃除お掃除」
エフラム「む……最近は随分と気合が入っているな」
エマ「はい! 欲しいもののために、今からお金を貯めておこうと思いまして」
エフラム「そうか。だが、あまり無理をしないようにな。頑張りすぎて倒れては本末転倒だ」
エマ「心配していただいてありがとうございます。でもそこは大丈夫です、失敗もしなくなりましたし」
エフラム「……やはりエマは強いな」
エマ「そ、そうですか?」
エフラム「ああ、どんなに失敗しても諦めずに立ち上がる。
     メイドの仕事でもゲームでも、分野は違うかもしれないが、その強さは俺も見習わなければならない」
エマ「あう……真っ直ぐ見つめながら褒めないでください」

 

エフラム「それにしても、手際が良くなったな」
エマ「はい、それなりにメイドをやらせてもらってましたから」
エフラム「ああ、最初とは見違えたぞ。ほかの家事も上達したな」
エマ「それに……あたしもエフラムさんのお嫁さんですし……花嫁修業も兼ねてと言うか……順番逆のような気もしますけど」
エフラム「いいじゃないか、それでも。エマが頑張っているのを見ると俺も元気づけられる」
エマ「は、はい……あの……今日もいっぱい……可愛がってください……そっちの方も勉強中ですけど……」
エフラム「……当たり前だ。嫌というほど可愛がってやるからな、お前は可愛いからな」
エマ「も、もう……嬉しいです……」

 

サラ「初々しいわね……兄様が可愛がりたくなるのも分かるわ」
ノノ「ねー、ノノにもあんな頃が……」
ンン「……あったんですか?」