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Last-modified: 2017-11-17 (金) 22:51:46

サラ「あら、ずいぶん可愛い人形持ってるじゃないの」
ミルラ「私たちの姿をしたのもありますね……全員分のあるんですか?」
ヴェロニカ「あ、ちょ、これは……」
サラ「これ自分で揃えたの?」
ヴェロニカ「い、いいでしょ別に……これは……そう、ファが喜ぶと思って……」
ファ「これで遊んでいいの? あ、お兄ちゃんのもある!」
ミルラ「ヴェロニカの姿のも……お兄ちゃんの人形の隣に置いてありますね」
サラ「あっ……なるほど……」
ミルラ「まあ……うん……」
ヴェロニカ「……何よ……そ、その生暖かい目はやめてくれない!?」

 

サラ「それにしても、こんな可愛い趣味してるなら早く言ってくれればいいのに」
ヴェロニカ「……いいでしょ別に」
ファ「お人形もっと見ていい?」
ヴェロニカ「……別にいいけど」
サラ「じゃあ私とあっちで人形で遊びましょうか」
ヴェロニカ「まったくもう……」
ンン「あの、人形は手作りなんですか?」
ヴェロニカ「……まあね、あんな特定の人物の人形なんて売ってるわけないし」
ンン「へえ、凄いじゃないですか」
ヴェロニカ「そう……? まあインドアな趣味なら割とできる自信はあるけど」
ンン「あの、エフラムさんのはもちろん、私のもあるんですか? ちょっと見てみたいです」
ヴェロニカ「……何か自分の作ったもの見られるのって結構恥ずかしいんだけど」
ンン「そんなことないです、可愛くできてるじゃないですか」
ヴェロニカ「そ、そう……?」
サラ「『エフラム……もう我慢できないの……早く……』」
ファ「『ああ、おれもおなじだ、がまんできない』」
サラ「『ああっ! だめ……お……っき……ああ!』
ヴェロニカ「ってちょっと!? あたしとエフラムの人形で何してんの!? ていうか何で一字一句完璧に覚えてんの!?」
ンン「また何かやってるのです……」
サラ「『エフラムさん……私……もう……無理です……』
ファ「『おまえがかわいすぎるからぜんぜんおさまらないんだ、もうすこしつきあってくれ』」
サラ「『や……! もう……おかしくなっちゃいます……!』」
ンン「って! 私の人形使って何やってんです!? また完璧に覚えてますし!?」

 

エフラム「しかし、本当にいい出来の人形だな」
大人チキ「特徴はしっかり捉えているし、デフォルメも可愛くできているわね」
アメリア「こんなに可愛い人形作れるならもっと早く言ってくれてもよかったのに」
エリーゼ「いいなあ、あたしもちょっと作ってみたいかも」
サクラ「私もこういう可愛らしいのは興味あります」
カザハナ「あたしも花嫁修行の一環として手芸とかしようかな…」
エマ「可愛いなあこれ、あたしの部屋にも飾りたいかも」
ヴェロニカ「…い、いいでしょもう」
ミルラ「…お兄ちゃんの背中に隠れちゃいましたね」
サラ「褒められてるんだからもっと喜べばいいのに…」
ミルラ「素直に褒められるのが恥ずかしいんじゃないですか?サラといっしょですね」
サラ「…じゃあもっと褒めてあげた方が」
ミルラ「駄目ですって…」