68-195

Last-modified: 2018-02-04 (日) 23:38:23

シャロン「ピンチです……これはピンチですよぉ!」
アルフォンス「何を騒いでいるんだ?」
シャロン「大変です兄様! このままでは私達……ひいてはアスクの存在が危険です!」
アルフォンス「落ち着け、いきなり何でそんなぶっ飛んだ話になってるんだ?」
シャロン「言うまでもありません……私達、影が薄いです!!」
アルフォンス「はい? ………どんな経緯でそうなったんだ?」
シャロン「だってそうじゃないですか! エンブラやムスペルは勿論、同盟のはずのニフルの人達にすら出ずっぱりなのに私達の登場が殆ど無いんですよ!!」
アルフォンス「あー、それは……」
シャロン「ましてや宿敵のはずのヴェロニカちゃんに大幅に登場が押された挙げ句投票順位まで……」総合40位
アルフォンス「ネタでの登場数と順位が繋がってるわけでは無いだろう……悔しくはあるがまで騒がずとも……」総合37位
シャロン「いいえ駄目です! 仮にも主人公陣営のキャラがこんな体たらくではいけません、だからシャロンちゃんは考えました、私達が目立てる為の秘策を!!」
アルフォンス「あまり良い予感がしないけどなんだい?」
シャロン「目立つ為に必要な物、それは……カップリングです!!」
アルフォンス「……カップリング?」
シャロン「そうです、思えばニフルやムスペルの方はヘクトルさんとのカップリング進行のお陰でかなりの登場。
     おまけにヴェロニカちゃんに至っては覇王嫁の地位のお陰でメイン並の登場数ですよ!」
アルフォンス「そう言えばそうかも知れないけど……」
シャロン「ですから! 私達も誰かの……出来れば兄弟家の皆さんの嫁婿になれれば一気に出番が!」
アルフォンス「少し落ち着こう、妹から嫁入りとかそんな話が出て流石に複雑だから」
シャロン「お相手はエフラムさん……はヴェロニカちゃんと一緒と言うのは流石に……そうなるとアイクさん、マルスさん、セリスさん………あれ? もう一人複数の人がいたような……?
     まぁ良いです、いっそのことエイリークさんの方という手も……」
アルフォンス「……聞いてないね」
シャロン「或いは兄様がカムイさんやリンさんの婿になるならその方向も……それなら」
アルフォンス「いや……あっちの方も回りが濃いからかえって埋もれそうな……」
シャロン「兎に角、そうと決まれば早速アピールです!! 素敵なお婿さんゲットして出番も増える一石二鳥な作戦、早速突撃しますよ!!」ドドド
アルフォンス「行っちゃった……と呆けていられない、何とか止めなきゃ……それかダメなら被害を抑えないと!!」

 

 その後暴走して様々にアピールしようとしたシャロンだったがさすがに嫁達のはブロックは堅かった。
 危うく険悪になりかけたもののアルフォンスが必死に状況を説明し謝罪したことで状況は鎮静、辛うじて穏便に収まった。
 『余計な思惑を乗せず、本気で思いを向けてくれるなら、受け入れる用意はある』
 その言葉を残して。

 

シャロン「失敗しました…」
アルフォンス「それはそうだろう…」
シャロン「といっても…あっ…お兄様、私はどうですか?」
アルフォンス「は?」
シャロン「兄妹カップルなら話題性もありますし、前例も神様含めありますし」
アルフォンス「そ、それ以前に自分の気持ちをだね」
シャロン「私はお正月にお兄様と仲良しでいられますようにとお願いしようと思うくらいお兄様のことは好きですし」
アルフォンス「度合いがよく分からないけど…」
シャロン「お兄様にも悪い話じゃないと思いますけど、だってお兄様彼女できる気配ないじゃないですか」
アルフォンス「…直球過ぎないかな」
シャロン「可愛い妹とか萌えませんか!」
アルフォンス「た、確かにシャロンは可愛いとは思うけど…それとこれとは」
シャロン「夜も頑張りますから!色々調べた夜の応援も」
アルフォンス「ち、ちょっと落ち着こうか…アンナ隊長も何言って…」
アンナ「なるほど…兄妹ものの本を作って売るというのも…」
アルフォンス「この人は…」

 

クラリーネ「どうぞどうぞ。AKJにどうぞいらっしゃいませ」
ティニー「歓迎いたします。どうぞどうぞ」

 

プリシラ「こっちに呼びたいところですが…最近の実績では…ぬぬぬ…」
ジェミー(すれいぶ…虜…奴隷……)

 

クラリーネ「お兄様との愛のメモリーなら私がいくらでも話して差し上げますわ」
シャロン「おおう…何やら一足飛びすぎる気もしますが応援の参考になりそうな気も…」