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Last-modified: 2018-02-12 (月) 22:10:15

サラ「前とは別の理由で悩むのよね、バレンタインは…」
ミルラ「そうですね…私たち全員のチョコを食べるのもお兄ちゃんは大変ですし」
ンン「こういうのは気持ちの問題ですし、私は受け取ってもらえればそれで…食べきれないのは私が食べますし」
サラ「後半が本音じゃないの」
ノノ「いっそ裸に胸と腰だけチョコを塗ってお兄ちゃんに舐め取ってもらうとか」
ンン「…本当にやりかねませんからねこの人は」

 

ヴェロニカ「リアルのバレンタインってなにやればいいの…?検索してもなにが正解とかわかんないし …高いチョコ買ってエフラムにあげればいいの?」
ファ「えっと、チョコはぜんざで、お兄ちゃんとらぶらぶえっちするのがメインだってお姉ちゃんたちがいってた」
ヴェロニカ「…いつも通りじゃない」
エマ「…誰が言ってるんだろう」
アメリア「あんまり気にしない方が…」

 

イレース「今年こそ手作りチョコを……」ズンッ
エルフィ「材料の準備は万端です」ドンッ
ワユ「すっごい量だけど……」
ミスト「作ってる途中に『味見』って食べちゃう分も含めて、用意したんだね……」
レテ「それでも足りなくなって追加を買いに行く未来しか見えないぞ、あの二人の場合」

 

シェイド「バレンタイン……手作りチョコに挑戦したい気持ちはあるけど……知識はあっても実際に作るとなると……」
ニュクス「相談じゃなくてお菓子作りの実践となると……私もちょっと……」
シェイド「それはしょうがないわ……」
ニュクス「でも、うちにはこういうことが得意なのが何人もいるじゃない。私もやってみたいし、頼ってみましょう」

 

ミスト「ごめんなさい! 今ちょっとこの二人から目が離せなくて……」
イレース「あ……湯煎する前のチョコがなくなりました」
セルジュ「イレース……口の周りについてるのは……あら? そこにあった試作品は……」
エルフィ「ごめんなさい、気付いたら無くなって……」
ルキノ「この二人の後でなら教えられるから、ちょっと待っててくれる?」

 

シェイド「……結構かかりそうね」
ニュクス「……いつ終わるのかしら」
シグルーン「あら、お菓子作りなら私も嗜んでおりますのよ。よろしければお教えしましょうか?」
シェイド「そういえば、あなた割と何でもできたわね……」
ニュクス「じゃあお願いしようかしら」
シグルーン「まず方法の一つとして、胸元にリボンを結んで自分を贈り物にするものが……このとき裸か服を着るかは各人の判断で……」
シェイド「あの……何の話?」
ニュクス「少なくともお菓子作りの話でないことは確かね」
シグルーン「あら? バレンタインにアイク様に喜んでもらう話では? チョコと絡めるなら裸にチョコで肌にメッセージを書いて舐めとってもらうとか……」
シェイド「……どっかで聞いた話ね」
ニュクス「ちょっとはお菓子作りの話に近づいたかしら……」

 

ノノ「……くしゅん!」
ンン「いつまでも裸で肌にチョコを塗る練習なんてしてるからです」
ノノ「だいじょーぶ! 肌を出してもノノは全然元気だから」
ンン「……普通にチョコを作るという発想はないのですか」