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Last-modified: 2018-02-12 (月) 22:18:38

カリン「〜〜♪ ミーシャさん喜んでくれるかな?」
ラーラ「楽しそうに作るわね〜」
カリン「うん、大好きな人のために作るのってこんなに楽しいんだって思ってさ」
ラーラ「成程ね、あれ、型が……2つ作るの?」
カリン「うん、もう1つはお世話になってるし、セティ様への義理チョコだよ、聞いたけどミーシャさんも作るみたい。
    ラーラも型がいくつも無い?」
ラーラ「まぁ私も、パーンとか、ダンデライオンの皆にね」

 

タニア「くっ……この!」
ミランダ「ちょっ、タニア、力入れすぎよ!!」
ナンナ「そうですよ、いくらオーシン君に渡すチョコだからって力任せでは上手く行きませんよ」
タニア「おぅ………って何であんなやつなんか!」
ティニー「軽く自爆しましたね。まぁ解っていた事ですが」
タニア「〜〜〜//////」

 

マリータ「タニアも相変わらずやな、まぁあんま苛めんといてやってな」
ミランダ「別に苛めてたつもりは……」
ナンナ「まぁそうですけど気を付けましょう。それにしても、マリータがここで一緒に作るなんて珍しいですね」
マリータ「ええやん、せっかく皆でやるんやから、ウチもモテないクラスの男子に義理のミニチョコ位作ろうかと思ったんや」
ティニー「成程、ですが……そのミニチョコ用に混じって1つだけある普通の型は誰のですか?」
マリータ「なっ! こ、これは……自分用やねん、せっかくチョコ作るんやから、自分でも食べたいやろ///」
ナンナ「そうですか……」
タニア「………………」

 

1時間後

 

ナンナ「じゃあ皆、型に入れて冷やしましたね」
ティニー「後はラッピングして、当日に渡すだけですね」
マリータ「お疲れさん、せっかくやから飲みもの買ってくるわ、皆何がええ?」
ミランダ「あら、あんたにしては気前が良いじゃない」
マリータ「ええやん、こんな時くらい」
タニア「あ、数あるだろうからあたしも荷物持ちに行くよ」
マリータ「タニア、ありがとな」

 
 

タニア「なあマリータ」
マリータ「ん、何や?」
タニア「あのチョコだけどさ……やっぱセインに渡すのか?」
マリータ「な! タニア、何で……!?」
タニア「あー、悪い……ってわけでも無いけどさ、少し前にあいつと出掛けてるの、見ちゃってさ」
マリータ「そ、そうなんや……あの時の……」
タニア「まぁ、あたしは上手くは言えないけどさ、でもあいつは少しバカっぽいけど、いいやつだって解るから……頑張れよ、マリータ……」
マリータ「う、うん……ありがとな、タニア……」

 

トラバント「まったく……浮かれおって…」
セルフィナ「…と、家庭科室の使用を許可なされたんですね?」
トラバント「……家庭科の実習の一環ですぞ。それ以外の何物でもありませんぞ」

 

セティ「…私の元に続々と義理チョコが集まってくるんだが…喜んでいいんだろうか」
ロナン「貰えるだけいいんじゃないかな…」

 

マチュア「……ふぅ…今年も一人のバレンタインかあ…セティ様に渡してみたら万一上手くいったりするかなあ…一応支援あるんだし…」
ゲイル「ちょっといいかね? 中学校の側で不審な女性が徘徊してると通報があったんだが」
マチュア「な、なにい!?そんなに私、飢えた目をしてた!?」