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Last-modified: 2018-02-17 (土) 22:28:37

フィヨルム「ああ、ヘクトル様、私の想い、お受け取り下さいませ」
ヘクトル「ああ、ありがとよ……予想ついてたがやっぱり冷たいんだな」
フィヨルム「ニフル名産チョコアイスです、甘みとほろ苦さのバランスが絶妙な一品ですわ」
ヘクトル「成程な、ファリナ、冷凍庫に入れといて、稽古の合間にでも出してくれ」
ファリナ「了解よ」
レーヴァテイン「………」箱を突き出す
ヘクトル「お前もくれるんだな、まぁ、ありがとうよ……?」
レーヴァテイン「ふん……」
ヘクトル「………なぁ、これ、今開けて良いか?」
レーヴァテイン「……好きにすればいい」

 

 箱を開け中身を確認する、中身はハート型に加工された茶色の板状の物、しかし……

 

ヘクトル「なぁ、なんだ? このチョコとは思えねぇ刺激的な匂いは……」
レーヴァテイン「カレールー、ムスペル風激辛」
ヘクトル「お前は……はぁ、ファリナ」
ファリナ「了解よ、これでカレー作るわ」
レーヴァテイン「……………」ジトメ
ファリナ「安心しなさい、作ったのはこいつにしか食べさせないから」
ヘクトル「おい!!」
ファリナ「あのね、そんな激辛のあたしやフロリーナに食べさせるつもり?
     男だったら自分の貰った分位引き受けなさいよ!」
ヘクトル「ぅ………はぁ、解ったよ、まぁ、ありがとうな」
レーヴァテイン「………別にいい」
フィヨルム(言葉こそツンツンですが、少し嬉しそうな雰囲気ですね、ですが、私も負けませんから)