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Last-modified: 2018-02-17 (土) 22:34:27

リン「あ、セイン!」
セイン「これはリンディス様、麗しき貴女にお声かけをいただくなど身に余る光栄!」
リン「もう、相変わらずね、はい、セイン、これ」
セイン「これは……まさかバレンタインの!?」
リン「そうよ、セインには色々お世話になってるからね。みんながいるから義理だけど、受け取って貰える?」
セイン「それは勿論、義理かどうか等関係ありません、リンディス様からチョコを頂けるだけでも天にも昇る程の幸せ、有り難く受け取らせていただきます!」
リン「そう、そんなに喜んで貰えたなら良かったわ、皆と頑張って作ったから、味は保証できるわよ」
セイン「ありがとうございます」

 

セイン「じゃあ、今日もお疲れ様でした」
ルキノ「ああ、セイン、少し待ちなさい」
セイン「何でしょうか、ルキノ様?」
ルキノ「いつも仕事を頑張っていますから、義理ですが受け取りなさい」
セイン「!! よ、よろしいのですか? あれ、2つ?」
ルキノ「1つはエリンシア様からのです」
セイン「何と、お二方からいただけますとは何と言う幸せ!」
ルキノ「大丈夫とは思いますが、あくまで義理です、妙な勘違いはしないように。
    私にもあの方にも愛する相手がおります」
セイン「はい、承知しておりますとも、頂けただけでも感謝で一杯です、ありがとうございます」
ルキノ「ええ、明日からも頑張って下さいね」

 

セイン「ふぅ、義理とはいえ3つか、中々の成果だよなぁ……」
   (でも……出来るなら彼女から……)
マリータ「あ、セイン……」
セイン「マリータさん!? 何と、このような場所でお会い出来ますとは!」
マリータ「あー……その、な……そろそろ仕事終わりやろな、と思って、ここで待っとったんや」
セイン「え……俺を?」
マリータ「その、セイン……これ、貰ってくれる?」
セイン「ま、マリータさん……これ、まさか……」
マリータ「う、うん、ウチからの、バレンタインチョコ……」
セイン「よ、よろしいのですか?」
マリータ「あ、当たり前やろ、わざわざ用意したんやから……///」
セイン「あ、ありがとうございます、大切に、いただきます。
    も、勿論、お返しも、相応に……」
マリータ「う、うん………そ、それでな、セイン」
セイン「は、はい」
マリータ「……………す……好きや! ウチ……セインのこと//////」
セイン「へ? ……………えぇぇぇええ!!??
    ま、マリータさんが、俺を!?」
マリータ「う、うん……///」
セイン「そ、そんな、貴女みたいな素敵な方が何故?」
マリータ「え、えとな……始めてあったとき、バカっぽいけど面白くて、優しい人やと思ってな……
     それから、落ち込んでるとき慰められたり、何度か遊びに行ってるうちにな、面白かったり、良いところ一杯見えてきてな……
     そのうちにあんたに惹かれてくのを感じたんや……」
セイン「そ、そうでしたか……マリータさん、俺からも言わせていただきます、俺も、貴女が好きです!!」
マリータ「!!! ほ、ホンマ!? ウチを気遣って、無理して言っとるんや無いの?」
セイン「俺も貴女との出会いはあんなナンパですから、可憐な貴女の容姿にありました……
    ですが、俺も貴女と何度も交流する内に、貴女の優しさや芯の強さに触れ、惹かれていきました。
    俺からも言わせていただきます、マリータさん、俺と、付き合って下さい!!」
マリータ「セイン……ホンマに、ホンマにええんやね?」
セイン「俺は、女性には決して嘘は言わず、真摯に向き合うのが主義ですから」
マリータ「ありがとな、セイン……大好きや」
セイン「俺も……愛しています」
マリータ「な、セイン、ウチこう見えても結構嫉妬深いからな、ウチと付き合うからには無闇なナンパは許さんよ?」
セイン「そ……それは……」
マリータ「ダメなん?」
セイン「わ、解りました……俺も騎士の端くれ、愛する貴女からの願いは沿わせていただきます」
マリータ「ふふ、ありがとうな、でも、それもあんたの一部やし挨拶位ならええよ?」
セイン「そ、そうですか……」
マリータ「まぁそれでもウチをしっかり見てな」
セイン「は、はい、それは勿論です!!」