スリーズ「紋章町でも各区から代表出してスポーツの祭典をやるべきです!」
スルト「冬季五輪に触発されおったか…スケートだのなんだのが己らのお家芸だからって」
ルドルフ「しかしなぁ…うちの者たちは畑耕すので忙しくってスポーツなどやってる者いないし…」
トラバント「トラキアは貧乏すぎて生活で精一杯だし…」
リョウマ「白夜の国技は白夜でしかやっておらんから各区対抗とかできぬ」
カムイグループ経営スケートリンク
フィヨルム「~~♪」
流れる様に華麗に滑る、その内にタイミングを見極め鋭いターン。
直後ジャンプし4回転、そのまま見事に着地する。
フィヨルム「ふぅ、いかがでしたか? 私の滑りは」
ヘクトル「ああ、見事なもんじゃねぇか、五輪の選手とも劣らねえぜ」
フィヨルム「ありがとうございます、せっかくですからヘクトル様も滑ればよろしいのに」
ヘクトル「はは、俺は良いさ、あんまり慣れねぇし、それにファリナの奴から
『あんたが乗ったら氷が割れるでしょ!』
とか言われてよ」
フィヨルム「そ、それは流石に無いかと……」
ヘクトル「それなら俺の目を見て言ってくれや……まぁいいけどよ」
因みに嫁の姉妹は少し離れた所で手を繋ぎ滑っている。
フロリーナが少し覚束無いが流石に雪国イリアの出身だけありしっかり滑れているようだ。
ヘクトル「それにこいつを1人にするのもな」
視線の先には厚着をし震えているレーヴァテインの姿が。
場所が場所なので連れてくるのはどうかと思ったが本人が強硬に着いてきたのだ。そしてリンク内の寒さに震えているのである。
フィヨルム「あらあら、確かに1人は可哀想ですわね」
ヘクトル「まぁな」
レーヴァテイン「ぅ……うう、寒い……早くこっちに来い」
ヘクトル「あ、ああ……良いのか? お前俺の匂い嫌だったんじゃ……」
レーヴァテイン「汗臭いのはキライ……でもこの場所で厚着越しだからそんなに臭わないし……何より無駄にあったかいから今日は許す」
ヘクトル「全く……そう言うわけだからよ」
フィヨルム「仕方ありませんね、それなら今度は私も寄り添わせて下さいね」
ヘクトル「……もう少し暖かくなったらな」
それからフィヨルムは滑りながら2人と交流し、ヘクトルも言葉少ながらもレーヴァテインと会話を楽しむのだった。
ニフルは嫁婿不足とのことだが、スリーズ姉さんは果たして……もしや妹と一緒に……!?
リーフ「実現したら姉妹丼×2+褐色娘、か……」
クロム「羨ましi(トロン
ルフレ♀「はいはい帰りましょうね」
ナンナ「リーフ様も、まだメイド物が完成していないんですから」
ティニー「終わるまで部室に缶詰ですよ」
ミランダ「学校で作るなっての!」