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Last-modified: 2018-02-21 (水) 20:56:41

セーラ「うーん………って、何よ、呆けた顔して」
ドロシー「い、いえ……書類を前に考え込んでるセーラさんと珍しすぎる姿を見たのでつい……」
セーラ「煩いわよ、私だって仕事してるんだからね、人数少ないんだから企画考えたりしなきゃじゃない」
ドロシー「成程、それで何か案があるんですか?」
セーラ「案と言うかね、ネタ探しに過去の企画見てみたのよ、それでふと目に付いてね」
ドロシー「何がですか?」
セーラ「覚えてる? 昔バレンタインチョコ貰えた数を数えて、兵種別モテ度比較したことあったじゃない」
ドロシー「ありましたね、随分昔ですが、ひょっとしてまたそれを?」
セーラ「いや、流石にまた2回目はね、でもそれで少し気になって、今年の貰えたチョコ数を比較したのよ、そしたら少し前と変化があったのよね」
ドロシー「変化ですか」
セーラ「そりゃ前とは違うから変化くらいあるけど中々興味深くてね、少し考えてたのよ」
ドロシー「それで、どんな変化なんですか?」

 

セーラ「まず一番の変化がこれ『アーマー系』よ」
ドロシー「アーマー系……確か前回では非モテ筆頭クラスでしたね」
セーラ「ええ、貰う率も4人に1人一個レベルところが今年はこれよ」
ドロシー「……! 嘘、1人最低2、3個貰えてる率に……」
セーラ「私も度肝を抜かれたわよ、それで原因を探ったんだけどね」
ドロシー「何か解りましたか?」
セーラ「ええ、以前はアーマーは動きも遅く魔法に特効に弱いピザ……としか見られて無かったんだけど。
    ここしばらくで女の子側の嗜好の変化でリリーナやデジェルのようなNIKU好き女子が現れたり。
    ヘクトル様の横綱成功にあやかって角界に進出して人気が出たのもいるのよ」
ドロシー「そう言えば……」
セーラ「あのアーダンですら結婚に成功したのは驚いたけどはっきり言ってトンでもない出世をしたクラスなのよね」
ドロシー「成程、これも時代の流れなんでしょうか」
セーラ「そうね、もう1つの気になる動きをしたのが『剣歩兵系』よ」
ドロシー「剣歩兵……傭兵剣士系のランキング入りも果たしたモテクラスですね。
     何か変化が………あまり変わってないじゃ無いですか」
セーラ「剣歩兵全体で見ればね、ところがこれを細分化すると……」
ドロシー「あれ? 傭兵系が若干増えてる代わりに剣士系が減ってる……」
セーラ「そういう事よ」
ドロシー「どうしてなんでしょう?」
セーラ「この名前を見て貰えば解るわ」

 

ルトガー
ギィ
ヨシュア

 

ドロシー「あ……」
セーラ「そ、揃いも揃ってカップリング相手が他の相手にくっついちゃって現状相手なしの状態なのよ」
ドロシー「で、でも、ナバール系の系譜なんだからイケメンだし……」
セーラ「そのはずだけどこいつらどうにも交遊関係狭くて、他は殆ど男しか無いのよ。
    因みに、ヨシュアは一応母親から貰ってるけど、モテだから家族チョコは外したの」
ドロシー「はぁ……じゃあ傭兵系は」
セーラ「それなんだけどね、これは映像残っているからちょっと見て」

 
 

シーダ『あ、オグマ』
オグマ『これはシーダ様、俺に御用でしょうか?』
シーダ『これ、貴方にはお世話になっていますから、受け取って貰えます?』
オグマ『これは……宜しいのですか、シーダ様は……』
シーダ『お世話になった義理ですもの、それにマルス様も他の子達から沢山貰っていますし、これくらいは文句は言わせません』
オグマ『ははは……ありがとうございます、大切にいただきます』
シーダ『ええ、あちらに大切な子がいるようですし、あの子と仲良くね』
オグマ『はい、ありがとうございます』

 

クラリーネ『あ、ディーク』
ディーク『これはお嬢さん、どういたしましたか?』
クラリーネ『これ、受け取りなさいな』
ディーク『え、俺に?』
クラリーネ『ええ、私が最も愛するのはクレインお兄様ですが貴方も大切な家族ですもの。
      家族として、そして貴方に守って貰う立場として感謝を伝える位はしますわ』
ディーク『……ありがとうございます、味わって、いただきますよ』
クラリーネ『ええ、それからシャニーの事、よろしくお願いします、大切な友達を、泣かせたら承知しませんわよ』
ディーク『解りました』

 
 

ドロシー「はー……」
セーラ「そ、こっちの場合、本来の彼女に加えて、護衛主からの義理チョコがあるから、若干増えてるのよ」
ドロシー「成程……ポイントは雇い主……ですか」
セーラ「あんたも気付いたわね。そうね、先に上げたナバール系は大抵敵に雇われてた関係上回りの人間はムサイ男ばかり。
    味方に入っても交遊をあんまり築かないいから本来の嫁候補がいなくなるととたんに相手が消えるのよ
     逆に傭兵系は先に味方(なぜか女性が多い)に雇われる事で結果的に増えるのよね」
ドロシー「成程……やっぱり交遊関係は大事なんですねぇ」
セーラ「まぁそうね、まぁあくまで現在の結果だし、今後はわからないわ。
    さっきあんたが言ったようにみんなイケメンだから、イケメン好き女子辺りに目を付けられるかもだし」
ドロシー「そうですね」

 

ドロシー「所で気になったのですが」
セーラ「なに?」
ドロシー「前の圧倒的なモテ筆頭のロード系はどうなのでしょうか?」
セーラ「相変わらずよ、ヘクトル様や神将覇王を筆頭に、義理を含めても平均1人10個は越えてるわ、但し、葉っぱは3個程だけど」
ドロシー「流石ですね〜」

 

おまけ

 

テティス「ユアン」
ユアン「あ、姉さん、何?」
テティス「その……ね、今日、仕事終わった後なんだけど……」
ユアン「……! ああ、成程、ジスト隊長とデートなんでしょ、多分マリカと一緒に?」
テティス「え、ええ……それで///」
ユアン「ああ、つまり今夜は泊まりか」
テティス「ええ、だからね」
ユアン「解ったよ、今夜はヒノカ先生の方にいくから大丈夫だよ……と言うか今日元々その予定だったんだけどさ」
テティス「そ、そうだったの」
ユアン「それにしても、姉さんも大胆だよね、風潮に乗って、早々にマリカと一緒に隊長に告白したんだから。
    受けた隊長の器もそうだけどさ」
テティス「そうね……例えそうでも、あの人のこと、愛してたから。
     でもユアンの方も良かったわ、始めびっくりしたけど、ヒノカさんがとても良い方で良かった」
ユアン「まぁね、僕もそんな先生に会えたことから、本当に良かったよ。
    姉さんも楽しんで来てね。隊長……いや、義兄さんかな? にもよろしく」
テティス「もう、相変わらずなんだから、でも、ありがとう」