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Last-modified: 2018-03-18 (日) 23:03:17

―では、本日はよろしくお願いします

 

キヌ「うん、よろしくね」

 

―失礼ですけど、キヌさんはお稲荷様、神様……ということでよろしいんですよね?

 

キヌ「まあね、本格的にそう呼ばれるようになってからそんなに経ってないけど」

 

―神様のお仕事でどんなことにやりがいを感じますか?

 

キヌ「そうだなあ……やっぱり頑張った分だけみんなが喜んでくれることかな。と言ってもまだアタシはそこまで万能なことはできないんだけど」

 

―お仕事や普段の生活をする上で活力の源になっていることは何ですか?

 

キヌ「んー……みんなで遊んだり新しいもの見たりとか……でもやっぱり旦那様との熱いひと時だよねー」

 

―そ、そうなんですか

 

キヌ「そうなんだよ、らぶらぶなんだよアタシたち! 昨日もエフラムは凄かったよ激しくて、昨日だけで10回はし……」

 
 

ドロシー「す、すいません!」
セーラ「ちょ、ストップ!」
イリオス「おい一旦カメラ止めろ!」
ユアン「り、了解」
ミタマ「あの……お稲荷様……そういうことはカメラの前で言わない方がよろしいかと」
キヌ「あっそっかあ……」
サクラ「家の中ではそういう話に遠慮する必要がないから麻痺しちゃったんですかね……」
アサマ「まあ編集でどうにでもなるでしょう、よろしくお願いしますよ」
ドロシー「は、はい! それはもう!」
イリオス「おい……せっかくガイドブックとかに負けない地域紹介番組を作ろうって企画なんだから頼むぞ」
ユアン「初回にインパクトのある内容にしなきゃってことで神様を取材に来てるんだからさ」
セーラ「は!? 今のは私が悪いわけじゃないでしょ? 向こうが勝手に喋って……」
ドロシー「ま、まあまあ……」

 

チキ「インタビューは慣れないとどこまで言っていいか分からないよね」
アクア「後で色々教えた方がいいかしら…」
サラ「まあ、あの局は私のとこもスポンサーやってるからどうとでもなるわよ」
エフラム「…あんまり無茶は言ってやるなよ」

 
 

サナキ「ああいうテレビ局の連中はこちらにも来るのか?」
シグルーン「確かに、可能性はありますね」
サナキ「ああいった連中の相手をするのは好きではないのじゃが…」
シグルーン「ご安心ください、サナキ様の気が進まないときは私が話しますので」
サナキ「お前を野放しにしておく方がよほど不安な気がするのじゃが」