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Last-modified: 2018-03-18 (日) 23:06:22

???「失礼いたします、こちらは神将家のお宅で宜しいでしょうか?」
サナキ「うむ、その通りじゃが、お主達は……」
エルフィ「あ、ひょっとしてあなた方がガロン様が仰っていた……」
メイドD(30歳:Lv35)「はい、ガロン様の命によりこちらの設備維持、家事の補助の為参りました」
ミスト「そうだったですね、セルジュさんが抜けて少し大変だったから助かります」
メイドE(28歳:Lv24)「ありがとうございます、それでできればまずこちらのご当主様にご挨拶したいのですが」
カゲロウ「すまない、主人であるアイクは今出かけている、待っていてもらえるか?」
シグルーン「もしかしたら、もう1人、増えられるかもしれませんね」
サナキ「お主、また何かしたのか?」
シグルーン「ウフフ……」
ニュクス「ナギが決意を固めた様だから応援をしたのよ、安心しなさい、大事な告白なんだから、普通にしてるわ」
サナキ「そ、そうか」

 
 

メイドF(24歳:Lv20)「お話には聞いていましたけど、本当に奥様が沢山いられるんですね」
メイドD「それだけ魅力のある方なのでしょう、私達もそんな主様の為に頑張らねば」
メイドF「先輩、適応力高いですね」
メイドE「ガロン様も、嘗ては多くのご側室が居られたから、慣れてるのよ。
    そう言えば向こうの離れのお宅には若い子達がいるのよね、場合によっては連携もあるから、後で挨拶しておきましょう」
メイドF「わかりました、私も頑張ります!!」

 

アイク「話とは何だ、ナギ?」
ナギ「ええ……先ずはアイクさん……お子さん、無事に産まれて、おめでとうございます」
アイク「ああ、ありがとう、だがその事を言うために?」
ナギ「いいえ……私は、あの日、あなたの家に飛んでいってしまった日から、何度もお邪魔させていただきました」
アイク「そうだな、義妹達やニュクスから1日の殆どを寝ていると聞いていたが、ちゃんと起きてきていたな」
ナギ「はい……そしてあなたに、そして他の皆さんにお話していただきました。勿論、セルジュさん達とも」
アイク「そうか」
ナギ「その間、色んなあなたの姿をみせていただきました。強いあなたも、皆さん達を愛する優しいあなたも……そして、お2人と、お子さん達を思い、涙するあなたをみせていただきました」
アイク「そうか……改めて言われると照れるな」
ナギ「いいえ、先生達も言ってましたけど、恥じる事では無いです、それだけ皆さんを愛していた証なんですから」
アイク「そうか、ありがとう、ナギ」
ナギ「ですから、私も決意をしました……アイクさん、私は……あなたを愛しています」
アイク「ナギ……」
ナギ「お子さんが産まれた直後にこんなことを言うなんてと思うかも知れません……でも、後になったらこの勇気が萎んでしまう気がして……」
アイク「そうか……」
ナギ「私が始めてあなたに出会った時、私はいまだに夢遊病の最中でした。
    大抵そんな状態でであった人は、私の寝言に混乱して去ってしまいます、でもあなたはそんな寝言に付き合い、面倒を見てくれました」
アイク「………」
ナギ「そんな優しいあなたを心に留めて……それから、暫くして、母様に『好い人はいないのか』と聞かれた際、真っ先に思い出したのは、あなたでした」
アイク「そうか……それは光栄だな」
ナギ「ええ……改めて言います……アイクさん、私は、あなたが好きです……よろしければ私も、あなたの奥さんにしてください」
アイク「ナギ、俺は自分でも解る鈍感な部分がある、もしかしたら、無自覚に傷つけてしまうことがあるかも知れん、それでも良いのか?」
ナギ「アイクさん、私は、あなたでなくては駄目なんです……むしろ私こそ、普段から寝惚けてあなたに迷惑をかけるかも知れません……」
アイク「ナギ、誰だって欠点はあるものだろう、それと共に美点はある。
    お前は家で長女だからか、他の者への面倒見がいい、よく義妹達が言っていた。それに、お前の穏やかな雰囲気、俺は好きだぞ」
ナギ「アイクさん……」
アイク「こんな俺で良ければ、俺の傍にいて欲しい、これからもずっと、お前を愛すると、誓おう」
ナギ「アイクさん……ありがとうございます(ポロポロ)
   ご、ごめんなさい、恥ずかしい姿をみせて……」
アイク「嬉し涙を恥じる事は無い、俺はそう聞いた」
ナギ「は、はい……アイクさん……大好きです……」
アイク「これからもよろしくな、ナギ」
ナギ「は、はい……ふつつか者ですが、よろしくお願いいたします」

 
 

 そして、アイクと共に帰宅したナギを他の嫁達は祝福し、新たなメイド達とも顔を合わせ、また新たな神将家の日常が始まることとなった。

 

ナギお嬢様のお付きとして、メイドδとεが派遣される予感……!

 
 

メイドγ「ナギお嬢様の寝顔を見守り隊が来るらしいわよー」
メイドβ「白暗夜の人も増えたし、賑やかになるわね……」
メイドα「貴女達! さぼっていないで、もっと先任者としての自覚をーー」
メイドγ「さーて仕事仕事」
メイドβ「チキ様を中心に、兄弟家に嫁入りされた竜王家の方々で、ナギ様の歓迎会を企画されているらしいし、あー忙しい忙しい」
メイドα「……まったく、あの子達は……!」

 

メイドC「神将家にうちのお母さんが派遣されたらしいです!」
メイドB「てっきり、独身者で固めて『はよ孫、もっと孫』とか仰るかと思ったわ」
メイドA「お子様方のお世話を手伝う人員と伺ったので、子育て経験者を推薦しました。
     ガロン様とミコト様から色々と吹き込まれた若手も居るようですが……」
メイドB「先輩、その『若手』より若いですよね?」
メイドC(なんで当たり前のように神将家メイドの人事に関わってるんだろ?)

 

メイドX「我々も増員される可能性?」
メイドY「ぶっちゃけ人手ください真AKJ監視一人でやるのもームリ限界疲れた飽きた」
メイドZ「既に私らが兄弟家全域に散って隠れているし、この機会に、ってのはないんじゃない?」
メイドX「人が増えたら仕事も増える。確実に」
メイドY「エフラム様達を覗き見する仕事なら三日三晩不眠不休で良いのに……」
メイドZ「覗き見って言うな」