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Last-modified: 2018-01-13 (土) 22:48:42

ヴェロニカ「サラ、ネットサーフィンしてたらこんな記事見付けたんだけど」
サラ「何かしら? ……ふぅん、有名人のサインの転売業者……ねぇ」
ミルラ「法的な悪事では無いですけど、善意のサインを売り物にするなんて……やっぱり許せませんね」
大人チキ「そうね、やっぱり、私達は出会いの記念とか、ファンへのささやかなお礼と思って書いてるから、気分の良いものじゃないわ」
サラ「ええ……許せないわね」
エリーゼ「そう言えばお兄ちゃんとか他の兄弟とかも昨日サイン求められて書いたみたいだけど大丈夫なのかな?」
サラ「それは平気よ、アクア姉様のアドバイスも有って相手の名前を聞いて〇〇さんへと入れてあるわ。
   そうなると転売しにくいし、それでも念のためにウチ(ロプト)の暗部に探らせて、ネットオークションもチェックしたけど、売られてる様子はなかったわ」
ンン「用意周到な上怖いのですよ、まぁ求めて来たのは皆中学生ですからね、有名人への憧れだったのでしょう」
ソフィーヤ「みんな……幸せが、一番……です」

 
 

カシム「へっへっへ……FETV近くで張り込んだら、こんなにサインが集まったぜ。
    これを売り払えば大儲け、ましてや犯罪じゃないからベルン署に捕まることも無い、完璧だ……良し、早速これをネトオクに……」

 

 その瞬間、顔を隠したメイドに囲まれる。

 

カシム「な、何だ、お前らは!!」
メイドX「……天誅」一斉攻撃
カシム「アーー!!」
メイドX「さて、悪質な転売業者はぶちのめしましたこのサインは回収して……」
メイドY「わー、歌手やアイドル、スポーツ選手とか色々、よく集めましたねぇ」
メイドZ「これだけの数、どうするんだ? 処分?」
メイドX「それはそれで、書いてくれた方々に悪いような……あ、この歌手、とてもいい歌で好きなのよね」
メイドY「このスポーツ選手も、競技が格好よくて、いいんですよねぇ」
メイドZ「気持ちは解るし、確かに本当に欲しい人がもらった方が良いだろうけどさ、流石に勝手にはできないだろ」
メイドX「そうね、先ずはサラ様に届けましょうか、それから対応を考えましょう」
Y&Z『了解』

 

マルス「僕の販売ルートを探り当てるロプト教団情報部相手に、君が敵うはずないだろう?」
カシム「身に染みましたよ……物理的に……」
マルス「とりあえず、今回は運良く没収で済んだから、君もまだ使えるかな。
    次に勝手な真似してしくじったら、すぐに切るけどね」
カシム「分かってますよ……マルス様」

 

シグルーン「私たちにも声をかけて頂ければゼル…漆黒の騎士様を派遣しましたのに」
カゲロウ「天誅なら私が下してもよかったのだが」
ニュクス「殺さずに苦しめる呪いならたくさん知ってるわよ」
サナキ「軽く恐ろしいことを言うのは止めるのじゃ」