〈23:57〉
<コンコン
ルキナ「失礼します、お茶とお夜食をお持ちしました」
マークス「すまんな」
ルキナ「……いえ。あの、最近毎日遅くまで起きていらっしゃいますよね?そんなにたくさんお仕事が?」
マークス「ああ、課題の採点にテストの作成、行事の運営に会議の資料作り……いくら時間があっても足りないものだ」
ルキナ「………あの、差し出がましいですけど無理はなさらないで下さいね?マークス様が倒れたら皆さん悲しみますから」
ルキナ「………私も」ボソッ
マークス「……ありがとう、君は優しいな」
ルキナ「いえいえそんな!//」
マークス「だが心配はいらん、私もこの仕事は長い故に加減も判る。……だから、心配するな」
ルキナ「は、はい!」
マークス「うむ…っと、もうこんな時間か、君もそろそろ寝たらどうだ?」
ルキナ「いえいえ、家臣がご主人様より先に寝るなんていけません、何かあった時のためにお側に控えています!」
マークス「そうか、無理はするな」
〈02:38〉
マークス(……しまった、またこんな時間になってしまったか……おや?)
ルキナ「…………スー…………スー」zzz
マークス(…フッ、無理はするなと言ったろうに)ガタッ
ルキナ(……………ふぇ?……しまった……私…寝ちゃって…)
ルキナ(…………………アレ!!?)
マークス「ええと…ルキナ君の部屋はと…」ダキアゲ
ルキナ(なななな何で私おおおおおお姫様抱っこされてるんですか!!!??/////)ネタフリ
マークス(………ふむ、それにしてもこうして無防備に寝ている、いつも凛々しい表情をしているから大人びて見えるが)
ルキナ(あわわわわわ////顔がちk)
マークス「…ルキナ君はまだまだ愛らしい少女なのだな」ボソッ
ルキナ( )
マークス「……っと、ここだな」
マークス「よいっしょっと」ベッドニネカセ
マークス「…お休み、ルキナ君」トビラバタン
ルキナ(………………)
ルキナ(………………ごめんなさいお休みできそうにありません/////)ドキドキドキドキ
このあとルキナは勿論眠れる筈もなく、翌日目の下にえげつない隈を作って皆を心配させるのでした。
Qピエリやラズワルドも遅くまでマークスと一緒に起きてたりするの?
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ピエリ「ピエリは『いいこは早く寝なさい』って言われてるから遅くとも11時頃には寝ちゃうのよ!」
ラズワルド「僕も最初の方は起きてたんだけど、ぶっちゃけいても何も役に立てないし、明日の為に早く寝るようにしてるよ」
ラズワルド「……え、それをルキナに言わないのかって?いやぁそれは野暮になるんじゃないかなぁ」
ノノ「ノノも遅くまで起きてるかなあ」
ミタマ「私もそうですわね」
サラ「あなたたちは兄様と遅くまで頑張ってるからでしょうが」