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Last-modified: 2018-01-04 (木) 16:48:53

ナンナ「ティニー!」
ティニー「どうしました?」
ナンナ「声優に興味があると聞きました! やりましょう! 是非一緒に、この果てしない声優の道を!」
ティニー「え……ええっと……その……」
リーフ「いきなり本番シーンはハードル高いなら……攻略キャラじゃないサブヒロインとか?」カタカタカタカタ
ティニー「……そうですね……ちょっと恥ずかしいですけど、それなら……」
ナンナ「ミランダもどうですか!? そのツンデレを活かして!」
ミランダ「誰がツンデレよ! ていうかやるわけないでしょ!」
リーフ「今作ってるのは、シナリオや台詞回し重視だから……」カタカタカタカタカタカタカタカタ
ミランダ「それでもいかがわしいゲームには違いないでしょうが! そもそも、会話するなら作業止めなさいよ!」
リーフ「納期が……納期が不味いんだよ……。
    サラから『胸が高鳴るようなシチュエーションと台詞』なんて依頼出されて……」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
ナンナ「しかも、すごい額の開発費くれたんですよね……映画でも撮るんですか、ってくらい……」
ティニー「去年は色々と儲かったそうですからね……」
ミランダ「何をやってんのよあの子……」
リーフ「と、言うわけで、依頼を達成するのに、ナンナが一人何役もするんじゃ、時間的にも演出的にも厳しくて……」
ナンナ「ぶっちゃけると助けてくださいかなり本気で」
ティニー「ぶっちゃけましたね」
ミランダ「はぁ……言っとくけど、いかがわしいシーンには絶対に協力しないからね」
ナンナ「ミランダ大好き」
ミランダ「やかましい」
ティニー「私も、不慣れですが、協力させてください」
リーフ「本当にありがとう、二人とも。
    なら、急いでシナリオと絵を仕上げるから、少し待っててね」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
ティニー「リーフ様……指が目に見えないスピードに……」
ナンナ「素敵です……」
ミランダ「なんでその熱意と技術を真っ当なことに向けられないのよ……」
ナンナ&ティニー「「リーフ様ですから」」
ミランダ「よね……」

 
 
 

完成後

 

セティ「何故だ……何故このヒロインは攻略できないんだ!?
    追加パッチを! 追加シナリオを! お願いしますっ!!」血涙

 

リーフ「えーっと……ティニーがそういうシーンもできるようになったら、かな? 無理強いはしたくないし」