クロム「マルス、すまんが今からルキナに会ってくれないか?」
マルス「ルキナに?今日は仕事でいないんじゃないですか?」
クロム「いや、そっちのルキナじゃなくて小さいほうのルキナなんだが」
マルス「一体どうしたんですか?」
クロム「実は…」
二時間前
ルフレ♀「今日はクロムさんがルキナを公園に連れて行ってくださるんですか?」
クロム「ああ。ちょうど非番で休みだからな。それにお前も悪阻でつらいなら家で休んでいたほうがいい」
ルフレ♀「ありがとうございます。ではお願いしますね。行ってらっしゃいルキナ」
子ルキナ「あいっ!おかあたま!」
クロム「やはり平日昼間の公園はすいてるな」
子ルキナ「おとたま、るちなあしょびましゅ!」
クロム「ルキナ、公園からは出るなよ」
子ルキナ「あいっ!」トテトテ
クロム「ふう…子どもの成長は早いな…」
ガサガサ
子ルキナ「?」
マミー「ウガァー」
子ルキナ「きゃーっ!!」
クロム「ルキナ!しまったこの距離では間に合わん…!!!」
ヒュッ
???「運命を変えます!」
マミー「ギャアー」
クロム「お前は…!」
ルキナ「僕の名はマルスだ」仮面ver.
クロム「いや、なぜ仮面マルスなんだ。それに仕事はどうした」(小声)
ルキナ「今日はマークス様が午後から出かけられるので午前のみの勤務だったんです」※ヴェロニカの家庭訪問(小声)
ルキナ「帰宅途中にお父さまたちをお見かけしたのでこっそりついて来てしまいました。仮面はその、バレないようにするためです」(小声)
クロム「余計に目立つぞ」(小声)
子ルキナ「っ…!」オメメキラキラ
ルキナ「大丈夫だったかい?」
子ルキナ「あいっ!」ダッコシテー
ルキナ「え、ええ…?」ダッコ
子ルキナ「しゅきっ!」ギュー
ルキナ「ええ?!あわわわわどうしましょう?!」
クロム「ルキナ離れなさい。マルスお兄さんはこれから仕事があるんだ」
ルキナ「お父さm?!」フガッ
クロム「いいから合わせてくれっ」(小声)
クロム「ルキナがいい子にしてたらまた会えるからな」
ルキナ「そうだね…僕はこれで失礼するよ」
子ルキナ「まるすおにいしゃま…」メロメロ
クロム「…という訳なんだ」
マルス「で、ルフレさんにも相談した結果、一度本物のマルスの僕に会わせてやってほしいということですか」
クロム「すまんっ!」
マルス「事情は分かりましたけど、僕はルキナが惚れたマルスじゃないですよ」
クロム「それでも一度だけ会ってやってくれないか」
マルス「そこまで言うなら仕方ないですね」
果たしてちびルキナの初恋の行方はどうなるのか
シグルド「おじと姪のKINSINなど許さ…」
ラケシス「幼い子の淡い初恋ですよ?大目に見ましょうね?」クワッ
シグルド「あっ…はい…」
セリス「ルキナちゃんかわいいなー♪僕も赤ちゃんほしくなっちゃうなあ」
ユリウス(いつものことだが…一瞬こいつが生むのかと勘違いしちまう)
セリス「どしたのユリウス?」
ユリウス「なんでもねー…けど同意。僕も学校出たらフォレオと子供作ろうかなあ」