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Last-modified: 2018-05-23 (水) 22:52:24

サラ「気合があるのはいいけど……」
エマ「今はまだ……大丈夫だと思う」
ンン「……キッチンを占領して何をしているんですか?」
ノノ「ミコトさんとシグルーンお義姉ちゃんが言っていたの、男の人は胃袋と下半身を握ればいいって」
ベロア「エフラムさんとの夜は自信ありますが胃袋は掴んでいないということに気づきまして」
ノノ「まあお兄ちゃんには動けなくされるから下半身は握ったり握られたりみたいな感じだけど、色々な意味で」
ンン「それ以上喋ると口を物理的に閉じさせる以外になくなりますよ!?」
サラ「で、料理の練習をするっていうから私たちが監視してるのよ」
エマ「あたしも一応メイド研修を受けた経験があるから、それで」
ンン「それなら本職のメイドさんに見てもらえばいいじゃないですか」
サラ「何かメイドに横で指導してもらいながらなら一応はできたらしいの」
エマ「で、あたしたちが最低限のアドバイスにとどめて、あとは自分たちでやってみようってことに……」
ンン「何でメイドのみなさんが遠くから見守ってるのかと思ったらそういうことだったんですか……」

 

ンン「それで、今は何を作ってるんです?」
サラ「今は……ポテトサラダみたいだけど」
ノノ「えーっと……加熱したじゃがいもの皮をむくのは終わったから……」
ベロア「次は適度に潰していくんですね、マッシュするって言うんでしたか。早速やっていきましょう」
エマ「あれ……やりすぎじゃない? 固形感がなくなってるような……」
サラ「他の野菜を切る手つきも……まあ、ギリギリ大丈夫かしら」
ベロア「そろそろいい感じなので、じゃがいもに切った野菜とマヨネーズを投入してよく和えます」
ノノ「最後に塩とこしょうで味を調えて……完成だよ!」
サラ「じゃあ味を見てみましょう、せっかくだからンンにお願いするわ」
ンン「わ、私ですか……まあいいですけど、それでは……頂くのです」
ノノ「これは結構よくできたんじゃない?」
ベロア「悪くないのではないかと」
ンン「……35点くらいなのです」
ベロア「50点満点でですか?」
エマ「いや……多分100点満点でだと思うよ」
ノノ「えー何でー? その倍はくれてもよくない?」
ンン「どこからその自信が来るんですか!? まず潰しすぎでペーストみたいになってるのが混ざってるのです。あとマヨネーズも入れ過ぎです」
ベロア「そうですか……まあ反省して次に活かせばいいでしょう。じゃあ次の料理に……」
ンン「えぇ……まだやるんですか?」

 

ノノ「やっぱ男の人が好きなのは肉料理だよね!」
ベロア「ここは定番のとんかつを作ろうかと」
サラ「衣をつけるまではいいけど……あれちょっと揚げすぎじゃない?」
エマ「うん……あたしならもう上げるって時間から1分以上経ってるような……」
ンン「……硬いのです、明らかに揚げすぎなのです」
ノノ「……お兄ちゃんは歯ごたえがある方が好きかもしれないし」

 

ベロア「次はお弁当でメインになれるようなものを……となれば、サンドイッチですか」
ノノ「最初だからなるべくシンプルなやつを、ってことで卵サンドあたりからやってみよう!」
サラ「これは流石に大失敗になりようがないやつでしょ……?」
エマ「う~ん……でもなにかところどころ怪しいような……」
ンン「……濃い、というかしょっぱすぎと思うのです、色々入れ過ぎじゃないですか?」
ベロア「エフラムさんは訓練でよく汗を流すのでこれくらいでいい、という考え方もないでしょうか?」
ンン「全体で見たら40点くらいだと思うのです」
サラ「それでもずいぶん甘い評価だと思うけど……」
ンン「どうもお腹が膨れるものだと採点が甘くなるのかもしれないのです」
エマ「あはは……でも……この作ったやつどうするの? 一応……そこまで駄目なわけじゃないみたいだけど」

 

アイク「……よし、手合わせは一時中断だ。もう昼だし、弁当を食って休憩してからまたやろう」
エフラム「……分かりました」
アイク「何か……ずいぶん個性的な弁当だな」
エフラム「その……あいつらの料理の練習で色々……と言いますか」
アイク「まだ全然いいじゃないか、昔のミストの料理なんて食うと脂汗が出てくるようなやつだったが、今はかなりよくなったしな」
エフラム「……そ、そうですか」

 

ナンナ「リーフ様、どうぞ。水と肥料です」
リーフ「…確かに美味しいけど…なんで?」
ナンナ「女の子にまともなお弁当作ってもらうなど無縁の学生生活を送っていただき、
     その欲求不満をエロゲやギャルゲ作りに叩きつけていただきたいという思いやりです」
ミランダ「あんたもそれでいいんかい」
ナンナ「もちろんですよ?」
ミランダ「そ、そう…」
ティニー「リーフ様の気を引こうと始めた事ですが、今はもうそちらが主目的になってきた感じですねー
      遣り甲斐を見つけたと思えば」

 

イレース「私もアイクさんにお弁当を作ろうと思ってもいつの間にか食材が消えてるんですよね…」
エルフィ「私もそうなの…」
イレース「それとアイクさんと一緒にいるときにいつの間にかご奉仕したくなるというのも…」
エルフィ「…そこまではちょっと」

 

ジャンヌ「今日のアルム君のお弁当は…」
エフィ「体力使うから精のつくものいっぱい入れてあげないと」
シルク「夜に体力を残してもらうためにも念入りに用意ませんとね」
モズメ「普通のを作れ…って言気もしなくなってきたわ、むしろもっと入れたれって感じやわ…みんなして搾るからそれくらいしてやらんと」