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Last-modified: 2018-06-07 (木) 00:22:55

サラ「ソシャゲやめろとは言わないけど、もう少し外に出ないと体に良くないわよ」
ヴェロニカ「前よりは出てる……今週は二回も外出したし」
サラ「それコンビニ行っただけじゃないの……外で体を動かすようなことよ」
ヴェロニカ「……めんどい」
キヌ「おーい! いい天気だから外で遊ぼうよ!」
ファ「ヴェロニカお姉ちゃんもいこー!」
サラ「ちょうどいいじゃない、行ってきたら?」
ヴェロニカ「いや……いいから……って何で引っ張られてるの!?」

 

ヴェロニカ「結局無理矢理連れてこられたし……」
キヌ「どうしよっかなあ……みんなで山に行くっていうのは?」
ヴェロニカ「せめて敷地内でできることにして……」
ファ「じゃあさ、鬼ごっこやろう!」
ノノ「あ、ノノも仲間に入れてよー、せっかくだから変わるのありでやらない?」
ヴェロニカ「……あの、あたしは変われないんだけど」
ノノ「じゃあノノ最初はノノが鬼やったげるね!」
ファ「うん!」
キヌ「それならアタシも変わろうかな! 本気のアタシに追い付けるかな?」
ヴェロニカ「いや竜でも妖狐でも近くで暴れられるのは危な……ちょ、ブレス吐くのはやめ……」

 

ヴェロニカ「はあ……はあ……何とか逃げてこられた……ふう……」
ワユ「せいやー!」
ヴェロニカ「のわー!?」
ワユ「あれ、誰かいた?」
レテ「どうした?」
アイク「……エフラムのとこの娘じゃないか、なんでこっちの庭まで来てるんだ?」
エルフィ「……目を回してるけど、大丈夫かしら」
ワユ「いやー……旋風の剣の練習してたんだけど、誰もいない茂みの方に撃ったと思ったんだけどさ……大丈夫かな」
エルフィ「散歩でもしてたとか……? 訓練してるところに来ることもないのに……」
レテ「まあ、直撃はしてないみたいだから大丈夫だろう」
アイク「とりあえずミストに診てもらうか」

 
 

ヴェロニカ「ひどい目にあった……どうせ体動かすなら家の中でもできるでしょ……そういうので解放して……」
サラ「……それならちょうどいいのがあるんだけど」
ヴェロニカ「……?」

 

ヴェロニカ「はあ……はあ……もう……むり……」
エフラム「ヴェロニカ……悪い、もう少し……」
ヴェロニカ「え……ちょ……ん!?」
サラ「まさか兄様に試してもらったEドリンク試作品が予想外に効きすぎちゃうとは……まああれはあれでいい運動に……」
エフラム「サラ……」
サラ「あれ、ヴェロニカは?」
エフラム「……気絶したみたいだ。それで、だな、まださっきの影響が抜けなくてな……」
サラ(あ、これ私も気絶させられるやつだ)

 

ヴェロニカ「……おはよ……今日は外で遊ぶの? ……ちょっとだけなら付き合ってもいいわ」
ファ「ヴェロニカお姉ちゃん、おそとであそびたいの?」
キヌ「あれ、とうとう廃人生活止める気になったとか!?」
ヴェロニカ「ちがうけど……無理矢理連れ出されてひどい目にあうより、自分から付き合って早々に切り上げた方が被害が少ないと思ったから」
ミルラ「……昨日は大変でしたね」
ヴェロニカ「……まあ……つまらなくはなかったわ。ところでサラは?」
ミルラ「何かよっぽど疲れたのかまだ寝てたいって言ってました。昨日の夜から眠たそうでしたし」
ヴェロニカ(あの後あたしより長期戦だったのね……)