69-291

Last-modified: 2018-06-25 (月) 23:57:05

ヴェロニカ「あー……ひま……戦禍もあらかたスコア稼いだしやることないブレムだわ……」
サラ「暇ならちょっとは外に出たら?」
エフラム「それならキヌの神社で縁日をやってて、ファが行きたいと言うから今から一緒に行くんだが、お前もどうだ?」
サラ「あなたが好きそうなジャンクな食べ物とかお菓子とかいっぱいあると思うけど」
ヴェロニカ「…………そこまで言うなら行ってもいい。それならサラは行かないの?」
サラ「白夜の縁日って割と定期的にやってるから、私も兄様と何回も行ってるのよ。今は溜まった動画と画像の編集したいからパスするわ」
ヴェロニカ(何の動画とかなのとか聞きたいけど聞くのこわい気もする……)

 

エフラム「よし、ここだ」
ファ「ついたー!」
ヴェロニカ「ふーん……これが縁日ってやつ……おもったより人がいるのね」
ファ「ほら、はやくいくのー!」
ヴェロニカ「はいはい……なんでそんなに元気なのよ……」

 

ヴェロニカ「これが綿あめ……生で見るのは初めてかも……じゃあさっそく……んむっ!?」
エフラム「お前は髪が長いんだから気をつけ……遅かったか」
ファ「わー、ヴェロニカお姉ちゃんべったべただあ」
ヴェロニカ「……お菓子に襲われるとか想定してないんだけど」

 

ヴェロニカ「あむ……このバナナにチョコをつけるってどういう発想で考えたんだろ……おいしいからいいけど」
ファ「あ、サラお姉ちゃんとノノお姉ちゃんにたべかたおしえてもらったんだよ、こんなふうに……」
エフラム「いや、それはやらなくていい」
ファ「……? いつもお兄ちゃんにしてるみた……」
ヴェロニカ「……普通に食べなさい、どんだけ教育してるのよあの二人は……」

 

キヌ「おーい、楽しんでる? あ、ヴェロニカも来たの?」
ヴェロニカ「まあね……思ったよりは悪くない」
キヌ「それなら良かったよ。……それでさ、悪いんだけどエフラムちょっと借りていい?」
エフラム「何かあったか? ……じゃあ二人ともちょっと行ってくる、好きに回っててくれ」
ヴェロニカ「……何かありそうな気がする」

 

ファ「ねーいいの? こういうじんじゃのなかってかんけーしゃいがいたちいりきんし、ってやつじゃないの?」
ヴェロニカ「あたしたちもエフラムのお嫁さんなんだからキヌの関係者みたいなものでしょ、二人の移動先を考えたらこの建物であってると思うんだけど……?」
キヌ「……はあ……あ……っ……ん……ふう……ごめん……まだ……もうちょっと」
エフラム「ああ……しかし……何かと思ったら疼きが抑えられないからとは」
キヌ「しょうがないじゃん……そういうときもあるんだし……それに、サクラとかミタマにもエフラムが神社に来た時にお願いすることあるの知ってるんだからね」
エフラム「そ、そうか……いや、隠していた訳じゃないんだけどな」
キヌ「いーよ、ちゃんと応えるのが旦那様もお役目でしょ? だからアタシにも……ね? それに、こういうとこでするのが興奮するって聞いたんだけど」
エフラム「どこで聞いたんだそんなこと……まあいいか、じゃあ……後ろ向いてくれ」
キヌ「うん……思いっきり、して」
ファ「あー、いいなあ……ファもまざ……」
ヴェロニカ「……さすがに今はがまんした方がいいと思う……戻るよ」

 

ヴェロニカ「ふう……なんであたしが気を使うはめになるの……まったく……」
ファ「なんかあっちでやってるみたいだよ?」
ヴェロニカ「……うわ……ちょっと……」
フィヨルム「これからの季節はアイスにかき氷です! これ以上熱くしてどうするのですか!」
スルト「馬鹿め、暑いときに熱いものを食べるのがいいのであろう、これからは焼き物、揚げ物に決まっている!」
スリーズ「なぜムスペルの店が私たちの反対側に……フィヨルム、負けてはなりませんよ」
スルト「ほう、こちらと客の入りで勝負するつもりか……面白い……ん? そこにいるのはエンブラの娘ではないか、お前も食っていけ」
ヴェロニカ「やば、見つかった……いや、いらないから」
ロキ「牛串はいかがぁ? オススメよ?」
レーヴァテイン「……唐揚げもある、食べる?」
ヴェロニカ「何かどっちも思いっきりマスタードかかってるけどそれ絶対辛いやつでしょ!?」
レーギャルン「普通に出店するだけでいいと思うんですが……はあ……」
ヴェロニカ「だからいらないって言ってるでしょ!? あーもう寄らないで!」

 

サラ「あ、帰ってたの、縁日はどうだった?」
ヴェロニカ「……つかれた」
サラ「……?」

 

サラ「それにしても、縁日に行くだけで疲れるってどれだけ体力なしなの?」
ヴェロニカ「違うし…それはあのムスペルのやつらが…あーもうあいつら不愉快だわ…えい」
サラ「ちょ、何投げてるの!?」
ヴェロニカ「いや…縁日で手に入れた何か跳ねるボールだけど…まさかこんなに跳ねるとは…」
ノノ「あ、それノノも持ってるよ、それっ!」
ミルラ「だ、駄目ですよ部屋の中でそんなに強く投げたら!」
ベロア「私も道端で拾った似たようなものを拾いました。そういえば跳ね具合を確認していませんでした…とぅ」
ソフィーヤ「あ…そんなに強く投げると…」
カザハナ「だから部屋の中でやるなって言って…割れる物しまって!?」
ンン「ふー、ただいまなのです…ふぎゅっ!?」
ヴェロニカ「あっ」
ベロア「全部ンンに直撃しましたね…」
サラ「本を投げつけられたり本当こういうことは運悪いわね」
ノノ「ごめんねー、大丈夫?」
ンン「…な…な…何なんですか本当に!?何なんですかぁ!?」
チキ「き、気持ちは分かるけど竜になるのは待…」

 

ミルラ「さすがにあれで落ち着けというのは無理でしたか…」
サラ「壊れたところの補修はアイク義兄様のところにお願いすればいいかしら」

 

アメリア「やっぱり体力は大事だって思うんだよ。毎日十回から始めてもいいから一緒にがんばろ!」
ヴェロニカ「スクワットしながら語り掛けないでよ…あんたも体育会系な暑苦しさがあるわね…」
アイク「鍛える事は大事だが無理に勧めるものでもないぞ。やりたい奴がやればいい」ガンガン
エフラム「すみません兄上…手間を取らせまして」
アイク「構わん。気にするな。これも仕事だ」