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Last-modified: 2018-04-09 (月) 22:57:33

アルム村

 

アルム「で……ウチに来た訳ですか」
ソニア「ええ、ここならあのギースの下よりは登場の可能性ありそうだし、あわよくばお相手ができれば……と思ったんだけどね」
ジャンヌ「成程……まぁ後者に関しては、男性が余りまくってる村ですから、可能性は十分かと……で、こちらの方は……」
マーラ「……………」
ヘステ「……………」
ソニア「まぁ、丁度良い機会だから姉さん達にも声かけたのよ、向こうも中々相手見つかる環境じゃ無いからね」
エフィ「そうなんだ……でも2人ともドーマ教の人だよね、こっち来て大丈夫だったの? セリカ怒ったんじゃ……」
ソニア「そっちは大丈夫だったわよ、あの子も大分大人しくなったから別宗教相手位じゃ角を立てなくなったわ、それに……」
マーラ「最近はドーマ様とミラ様が仲直りの末KINSINカップルとして過ごすことも多くて……」
ヘステ「神殿勤めの修道士だと、大体知ってます……」
ソニア「あの子も知ってるけど、ミラ神直々の決定だから流石に悩んだけど口出し出来なかったみたいよ」
シルク「そうだったのですね、それにしても、いがみ合っていた二教がおさまって、やはり愛し合う事は素晴らしいですね」
モズメ「だからってシルクはやりすぎやと思うんやけど、アルム君これまで何回ミイラにしたとおもってるんや」

 

ソニア「それで、大丈夫かしら?」
アルム「ええ、ロイからの紹介状も確認しましたし、もっとも田舎の村ですし好きに入植してもらっても良いんですけどね。
    それで、流石に村で働かずに……と言うわけにはいきませんから、村での働き口なんですが」
ソニア「私は大丈夫よ、農業だろうと家畜飼育だろうとやるわ」
ジャンヌ「良いんですか?」
ソニア「ギースの部下としてあんな砂漠を拠点にしてたもの、割と重労働だったわよ」
マーラ「リゲルも余り豊かな土地ではありませんでしたから、私達も開墾してましたし」
ヘステ「それに私達もドーマ教のシスター的立場でしたから、祭事とかでは手伝います」
シルク「ありがとうございます、とても助かります」
アルム「ありがとうございます、これからもよろしくお願いしますね。
    さっきも言ったけど村は独身男性が殆どですし、3人とも美人ですから、すぐにお相手も見つかりますよ」
マーラ、ヘステ「//////」
アルム「あ、あれ?」
ソニア「あー、姉さん達男との接触なくってね……ドーマ教の男達も恋より信仰に生きるのばっかだったから、かなりうぶなのよ」
アルム「そ、そうだったんですか………」
モズメ「そう言う優しさはアルム君の美点やけど、時と場所考えんとあかんよ。
    シルクも対抗心燃やしとるし、今夜は覚悟した方がええよ」
アルム「あ、あはは……」

 

 それから3人は村の一角に住むことになる、アルムの言葉通り3人とも美人であり、また、働き者であることもあり、村の男達からは大人気となったのである。

 

ロドルバン「結婚する数少ない機会!」
ベルフ「…このまま一生独身で畑耕して老いていくのかと思ったからなあ…」
ノイス「このチャンス、逃すわけにいかないな」
カイル「負けないぞ。これから勝負だな!」

 

ソニア(どうしよう。特徴薄くて村の男子がみんな同じ顔に見えてくるわ…)