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Last-modified: 2018-07-23 (月) 00:38:49

どうも。落石転がる紋章町の名山。
マレハウトでカレー屋やってますフリーダです。
登山、観光、避暑、夏休みはマレハウトに皆様お誘いあわせの上お越しください。
…なんて言える山じゃないんですよね。はい、難所です。危険です。
あまり来ない方がいいです。ほんと。
まあそんなところでも好き好んで来る人もいるわけで。
お陰様でうちの店はつぶれないで済んでますが。

 

さてさて、修行がてらよってくださるアイクさんという常連のお客さんがいるのですが。
この方、この間結婚したそうですのでおめでとうございますと言ったらなんとそのお相手が十人以上。
最近また増えたそうで。以前から非凡オーラまとった方でしたがこの人の常識は別の宇宙にあるようです。
その方がお嫁さん連れていらっしゃいました。
お嫁さん方も屈強な方が多くってよく鍛えてらっしゃいます。
いえ、みなさん屈強なわけではなくって幼女や華奢な娘さんもいらっしゃいますが。
そのアイクさん。あまり口数の多い方では無く、黙々とシシカバブを齧ってらっしゃいます。
右隣をさらっとキープなさってるシグルーンさんですが、この方エロ過ぎます。
さっきからアイクさんの方に伸ばした左手がテーブルの下で見えませんが何してるんですか。
シグルーンさんのお膝の上に乗ってる幼女はサナキさん。最初はアイクさんの子供と勘違いしましたが奥さんのお一人だそうで。
シグルーンさんがことさらM級のおっぱいをサナキさんの背中に当てるのでぼやいてます。あの人、サナキさんの事好きすぎるでしょう。
イレースさんとエルフィさんはすさまじい勢いで食べてます。料理人冥利につきますがもうちょっと味わって食べてほしい気もします。
しかしエルフィさんはけっこう屈強ですがあの細いイレースさんのどこにあれだけ入るんでしょう?
腰に湿布這って横になってるのはティアマトさんです。登山が堪えた…わけではなく昨夜頑張りすぎたそうです。
その方を甲斐甲斐しくお世話してるのはミストさん。傍から見ると母娘くらい歳の離れた方ですがどちらも奥さんだそうです。
ワユさんという方も快活な方で、食の細いリアーネさんに料理を取り分けてますがこの方いまいち白鷺族という人たちを理解してないようにも見えます。
リアーネさんたちは肉料理は体質的にNGです。ですのでお野菜中心のメニュー出してるんですから横からニコニコしながら人の皿に肉を足さないでください。
あ、叱られました。セルジュさんに。あの方、みんなのお母さんみたいなそんなオーラです。嫁ですが。先日ご長男を出産なさったそうでおめでとうございます。
ベルベットさんにもお子さんがいらっしゃるそうで。まだ幼いのでさすがにマレハウトまでは連れてこられなかったそうです。
ナギさんは寝てます。この人が起きているのを私は見た事がありません。この店に来た時もミネルヴァちゃんの背中の上でした。
ルキノさんはカレー弁当もいいかと呟いてます。なんでもアイクさんのお姉さんとお弁当屋さんをなさってるそうで。
学生の林間学校の候補に云々と考えているのはシェイドさん。この方、学校の先生だそうですがM越えの爆乳は男子を惑わせてるんだろうなと思います。
窓辺で前衛的な絵を画いてるのはカゲロウさんです。山を画いてるようですがまるでわかりませんでした。
ニュクスさんという幼女は、アルコール注文したので叱っておきました。ん、私は大人?何言ってるんですか。10年早いですよ。年齢一桁でしょうが。いくら結婚してるといってもだめー
レテさんはなんでも食べますがやや肉食寄りだそうです。魚も好きです。非ベオクの方は食習慣が違ったりしますから先にいろいろ伺います。

 
 

お勘定を済ませてみなさんお引き取りになりました。
賑やかだったなあ…また一人、山小屋の管理人みたいな暮らしがはじまります。
いやーこうして落石の音聞きながら一人でいますと、たまに人恋しくなるんですよね。
またのお越しをお待ちしてます。

 
 

…でも葉っぱさんは来なくていいのでご遠慮ください。

 

シグルーン「アイク様、こちらのお肉も美味しいですよ」
アイク「そうか、すまん」
シグルーン「あーっ、いけません、フォークをテーブルの下に落としたので拾わなければ。…アイク様はそのままじっとしていて下さいませ」
サナキ「…お前は夜まで待つ気はないのか」

 

イレース「…次のオーダーは…全部下さい」
エルフィ「私も、全部」
ミスト「二人とも…全部っていうオーダーのやり方は…」

 

ニュクス「お酒頼んだっていいじゃないの…私が何年生きてると…昨日も一緒に晩酌していい感じに酔ったアイクに動けなくなるまで抱いてもら…」
シェイド「大人だって信じてもらえなくてショックなのは分かるけど、後半の話はいらないような…」