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Last-modified: 2018-07-29 (日) 20:33:34

シレーネ「はぁ……」
モルダ「おや、どうしたのだ?溜め息なんぞついて」
シレーネ「あ、モルダ殿…いえ、妹の事で」
シレーネ「なんかたまに変になるけど何だかんだ幸せそうで、少し羨ましいな…と」
モルダ「ふむ、お主も年頃の娘だものな……そうだちょうどいい、これをやろう」
シレーネ「これは…リゾートホテルのペアチケット?一体どこで?」
モルダ「猛暑のせいで病院も大忙しでな、臨時ボーナス代わりに院長から貰ったのだ。わしには相手がおらんから、お主が使うがいい」
シレーネ「ええ!?///いやそれなら妹とヒーニアス様にお渡しするべきでは!?」
ヒーニアス「いやぁそれにしても海は楽しかったなあ!(わざとらしい大声)」
ヴァネッサ「そーですね!(わざとらしい)」
ヒーニアス「精一杯満喫したし、今年は海はもう充分だな!(わざとらしい大声)」
ヴァネッサ「そーですね!(わざとらしい大声)」
モルダ「だそうだ」
シレーネ「で、でも…」
モルダ「…お主は皆に頼られる故に己の悩みを抱え込みがちだ。いつも周囲の為に動いているのだから、たまには己の為に羽を伸ばしてもバチは当たらぬであろうよ」肩ポン
シレーネ「モルダ殿…ありがとうございます!」タッタッタ
モルダ「……(ニヤッ)」サムズアップb
ヴァネッサ「……(ニヤッ)」サムズアップb
ヒーニアス「……(ニヤッ)」サムズアップb
モルダ「しかしありがとうございます、わざわざ手伝って頂いて」
ヒーニアス「ふっ、家臣の為に動くのは当然の事だ。シレーネには普段から世話になっているからな」
ヴァネッサ「姉さん、上手く行くといいです」
ヒーニアス「しかしシレーネに意中の相手などいるのか?」
ヴァネッサ「…流石ヒーニアス様、鈍感でいらっしゃる」
モルダ「はっはっは、まあシレーネもあやつもそのような色気のある話はしないですからな」

 
 

「あの、ギリアム少しいいかしら?」
「これなんだけど、よければ一緒に…」