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Last-modified: 2018-04-19 (木) 21:52:07

ルフレ♀「今日のパトロールは…私はフレデリクさんとダブルですね」
フレデリク「はい。よろしくお願いします」
クロム「フレデリク、ルフレを頼む」
フレデリク「承知しました。ルフレさんのことは絶対死守します」
ルフレ♀「フレデリクさん、もっと気楽にしてくださっていいんですよ?」

 

マーク♂「そうですよ! だって母さんこの前なんて銀の槍を装備したドラゴンマスターを木の枝で一撃でノックアウトしてましたから!」(実話)
ルフレ♀「きゃあっ! マ、マーク!」
クロム「たしかにルフレはうちの自警団でもトップクラスの強さだからな」
ルキナ「産休から復帰されてからはほとんど休みなしで働いておられますね」
クロム「でもルフレ、あまり無理はするなよ?」
マーク「父さんも最近は夜もずっと母さんを離しませんからねえ」
ルキナ「マーク!///」
ルフレ♀「ふふっ。ありがとうございます。ではフレデリクさん行きましょうか」
フレデリク「ええ」

 

サーリャ「あ…ルフレ……」
ヘンリー「あははー。行っちゃったねー」
サーリャ「………」
ヘンリー「サーリャ、もしかして君も気づいてた?」
サーリャ「…私から言うことじゃないわ……」
ヘンリー「でも今日はちょっと不安定だったねー。何もないといいけど」
サーリャ「………」

 

ルフレ♀「この辺りは最近特に変わったことはないみたいですね…」
フレデリク「そうですね。今日はこれで終わりにして戻りましょうか」
ルフレ♀「そうしましょうか…」
フレデリク「ルフレさん? どうかされましたか?」
ルフレ♀「大丈夫ですよ。少し疲れてしまっただけですから」
フレデリク「そうは言っても…。熱があるじゃないですか!」
ルフレ♀「少し火照ってしまっただけですよ」
スミア「まあ、ルフレさん。フレデリクさん。パトロール中ですか?」
フレデリク「スミアさん! ちょうどいいところに。あなた今日は非番のところ申し訳ないのですがルフレさんを連れて病院に向かってください。私は至急クロム様のもとへ報告に参ります!」
スミア「は、はいっ!」

 
 

フレデリク「クロム様!」
クロム「フレデリク? ルフレはどうした?」
フレデリク「それが見回りの際に体調不良を訴えられまして」
クロム「なにっ?!」
フレデリク「ちょうど買い物に来ていた妻のペガサスに乗せて、先に病院に向かわせました」
クロム「なら俺たちもすぐに行こう」
ルキナ「私も行きます!」
マーク♂「僕も!」
サーリャ「私も行くわ…」
クロム「サーリャもか?」
サーリャ「なによ…行っちゃだめなの…?」
クロム「いや、みんなで行くぞ!」

 

クロム「ルフレ! 大丈夫かっ!」
ルフレ♀「クロムさん」
ユミナ「病院では静かに!」
クロム「すまん…」
ルフレ♀「心配かけてすみません」
ルキナ「お母さま、気分はいかがですか」
ルフレ♀「少し休ませていただいたおかげでだいぶ楽になりました。スミアさんもありがとうございました」
スミア「いえ、そんな! でも…うふふ」
マーク♂「あれ、なにかありました?」
ルフレ♀「実は、マークがお腹に来てくれたそうです」
マーク♂「本当ですか!」
ルキナ「お母さま!」
クロム「ルフレ、本当か?!」

 

サーリャ「ルフレが嘘をつくはずがないでしょ…」
ルフレ♀「サーリャさん。いらしてたんですね」
サーリャ「ルフレ、ごめんなさい。本当は私もヘンリーもあなたが妊娠してたことに気づいていたの。でも私たちから言うべきじゃないと思ってずっと見守っていたの…」
ルフレ♀「そうだったんですね。じゃあ、私に最近呪いをかけていたのもこの為だったんですね」
サーリャ「気づいていたのね…そう。ルフレが転んだりしないようにこっそり呪っていたのよ」
クロム「すまない。本来なら俺が最初に気づいてやるべきだった」
サーリャ「次も同じことをすれば…呪うわ」
ルキナ「さすがサーリャさん…」
マーク♂「でもこれでやっと僕が生まれますよ!」
クロム「ルフレ、ありがとう」
ルフレ♀「ありがとうございます。でも自警団のお仕事はまたしばらくお休みですね」

 

スミア「それなら大丈夫ですよ。私もソワレさんも産休から復帰しましたし、オリヴィエさんもフェリアから時々手伝いに来てくださいますから」
クロム「そうだな。俺たちのことは心配せずに元気なマークを産んでくれ」
マーク♂「頼みましたよ母さん!」
ルフレ♀「みなさん、ありがとうございます。元気なマークを産みますね!」

 
 

予定日は5月5日