69-95

Last-modified: 2018-04-21 (土) 22:42:51

リーフ「さ、寒い! 暖を取らせて欲しいんだけど!」
アサマ「おやおや、まだ滝に打たれてから少ししか経っていませんよ」
リーフ「何だよ!? エフラム兄さんに綺麗なお姉さんたちのいるところに連れてってやるって言われて来たら!」
アサマ「いたじゃないですか、よかったですね」
リーフ「そりゃあいるよ! お姉さんじゃなくて義姉さんたちだけど! だってここキヌ義姉さんの神社だもの! 騙されるのと嫁自慢を同時にされるのとか初めてだよ!」
アサマ「私も昔はやんちゃ坊主でしたが、修行をするうちに多少はましになりました。あなたもそうなれるかもしれませんよ」
リーフ「いや、遠慮します……もう帰りたいんですけど」
アサマ「そうはいきません、あなたの学校からも頼まれてますし。あなたのお兄さんがここに連れてきたのも頼まれたからでは」
リーフ「マジですか」
アサマ「それに、先にお礼を頂いちゃってますしねえ」
リーフ「それって仕事とか契約じゃないんですか……あなた本当に聖職者ですか」
アサマ「よく言われます。さあ、滝行の次は座禅ですからね」
リーフ「帰りたい……」

 

リーフ「つ、辛い…冷たい…滝行なんて何がいいんだ…ん?」
アサマ「ほらほら、頑張って…ん?どうしました?」
リーフ「想えば…ミコトさんは戦巫女…つまりっ!結婚前はここで巫女さんしてた可能性が!」
アサマ「い、いえ、透魔におられましたからそんなことは…って、聞いてませんね」
リーフ「すなわち!ここで滝に浸かった事があるのは必然!僕がここで滝に打たれるって事は…
    ミコトさんが入ったお風呂に…その後に入るも同じ!ミコトさんが浸った水と同じ水に入って…ムハアアアアアアアアア!」
アサマ「は、鼻血で滝が赤く染まっていく…というか…普通そんなこと連想できますか?なんという妄想力…」

 
 

白夜稲荷神社

 

リーフ「ひどいやエフラム兄さん! 僕を騙してあんな厳しい修行をさせるなんて!!」
エフラム「仕方ないだろう、お前の学校の先生からまたお前の所業が酷くなって、今度は男子生徒までに被害が出ていると連絡があったんだ」
リーフ「え、そうなの?」
エフラム「ああ、それで問題であるお前の性欲を何とか出来ないかと家族で話し合ったんだが……」
リーフ「むりだよ! そんなの本能だし、僕に巨乳の恋人がいない以上どうにもならないさ!」
エフラム(ナンナ達3人を受け入れてれば一発で解決するのにな……)
リーフ「大体、いきなりこんな強引なことしなくたってちゃんと言ってくれれば……」
エフラム「お前、今まで俺達兄弟で何度口を酸っぱくして言ったと思っている? その面での信用度を考えた事があるのか?」
リーフ「う……」
エフラム「その結果、お前の性欲を少しでも反らすために修行をさせることに決まったんだが、他にも案があったんだぞ」
リーフ「どんなのさ?」
エフラム「それぞれの案は……

 

1、HAGE同盟の修行に送り込む
2、ビラク殿(スポーツインストラクター)に指導してもらう
3、LAIZAPに送りラグズ式筋肉トレーニングを受けてもらう……と言う案があったな」
リーフ「そ、そうなんだ……これが一番楽だったのか……」
エフラム「セリカやリン等は『もういっそのこと去勢』等発言してたぞ」
リーフ「それだけは、それだけは勘弁して!!」

 

リーフ「それにしてもさ、僕はあんな寒い目にあってたのに兄さんは何してたのさ?」
ミタマ「あら、エフラムさんも別の場所で修行してましたわ」
リーフ「え、そうなの?」
サクラ「ええ、そちらとは別に、もっと大きな滝がありましたので、兄様は其処で滝行をされていました」
キヌ「アタシも一緒に打たれてたけど、流石に寒くて早く抜けちゃった、サクラ達が火を起こしてくれたからすぐ暖まれたけどね」
リーフ「そ、そうなんだ……」
   (それってつまり……僕は見張りの男一人だったのに兄さんは結局嫁とのイチャラブで修行してた訳なんじゃ……)
キヌ「ん~♪」
エフラム「どうした、そんなにすり寄って?」
キヌ「だって滝に打たれて寒かったんだもん、エフラムで暖まってるの」
エフラム「焚き火では足りなかったのか、まぁ、断る理由は無いから構わんがな」
リーフ「そして僕がいるのにイチャついて……そう言えばアサマさんは?」
ミタマ「愚兄なら修行が終わって早々にカムイ様の方に向かわれましたわ、夕食もそこでとるそうです」
リーフ「そ、そうなんだ」
   (逃げたな……この雰囲気から……)

 

 それから夕食後は早々に休み、自家発電に勤しむ体力も残っていなかった。 その後は学校での自家発電を禁止された為、自室か発電機作業でしか行えなくなった。

 

フォルデ「最近あの葉っぱのボウズよく通って来てるなぁ」
ルーテ「自家発電を行う場所を制限されて、いろいろ溜まっているみたいです」
アスレイ「もうノルマ供給量を突破しましたね……どれだけなんでしょうか?」
リーフ「僕の発電と臭いがおねいさんの元に届く、と言うことは僕は……よし、みなぎってきた!!」
フォルデ「気合い入れているがこれ、本当の事を言ったらどうなるんだか?」
アスレイ「リーフさんの作る電力は臭いが強すぎて、特に女性はカムイ婿さん達の物か、或いはバッテリー契約者達ばかりで」
ルーテ「特別に格安になってる葉っぱ発電の主な利用者は山賊や海賊が主流なんですよね」

 

ギース「うーん、やっぱり葉力発電が飛び抜けて安いんだよなぁ……」
ガイツ「どーしたんだよ電気屋のチラシなんか見て」
ギース「うぉ!?兄貴!?な、なんでもねえって!?」
ガイツ「ふーん?」
ギース(ララムに匂いが嫌って言われてプラン変えようとしてたとか、知られたらなんて言われるか…)