ロイ「今日は8月19日でバイクの日だったのに、サーキットに行きそびれてしまった。
まぁ・・・あの三人のためなら問題は無いね」
二日前
ロイ「二輪の免許を取るために、勉強を教えて・・・ってどうしてですか急に」
ラクチェ「ちょっと前に母さんと話したの、今夏配達でバテたのが多くなってね、原チャリ欲しいと相談したのよ
そしたら『欲しかったら試験合格してからだ。あとロイ君二輪持ってるから彼から教わっとけ』ってね」
ロイ「なるほどね(アイラさんも考えてるものだ)、・・・まぁ構いませんよ、僕でよろしければ」
ラクチェ「ホント!?」
ロイ「えぇ、それに後ろのお二人もラクチェさんが受けると聞いてどうもお願いしてるみたいですから」
ラクチェ「・・・後ろ?」
ヨハン・ヨハルヴァ【頼む俺らも教えてくれと、合掌しながら頭を下げてる】
ラクチェ「・・・マジ?」
ロイ「えぇ」
こうして日曜日にロイはラクチェ、ヨハン、ヨハルヴァの三人に運転の講習(セミナー)を開き
即席ながらテスト対策も行った
ロイ「ちょっと詰め込みすぎたけどいいか。あとは、皆さんが合格できるのを待つだけだ
・・・あ、もうこんな時間。明日4時に配達のバイトがあるから寝よっと」
スカサハ「あんたには馬があるんだからバイク必要ないんじゃ…」
ヨハン「そういう問題ではないのだぁ!」
リーフ「バイクのエンジンの振動でラクチェの胸が揺れるはず!それを見るために僕は…」
ラクチェ「前に出るなバカ!!!」
リーフ「コノヒトデナシー」
ラドネイ「あーあ…轢かれやがった」
アイラ「バカモノ!葉っぱだからよかったものの相手が人間だったら大変だぞ!気を付けろ!」
ラクチェ「はーい…ごめんなさーい…」
リーフ「僕の心配もしてよこのヒトデナシー」
ロイ「……orz」
リーフ「どうしたのさ。珍しく凹んで」
ロイ「ラクチェさんにバイクの乗り方教えたら…あっという間に僕より上手くなったのさ…」
リーフ「…運動神経凄くいいからねえ…剣なら天才だし、コツコツ努力型のロイより、合ってる事に限ればあっという間に飲み込んじゃうんだね」
ヘクトル「すげーな…あれ…ひらひらと曲乗りしてやがる…」
リン「あんたにゃ無理よね。バイクが潰れるわ」
ヘクトル「うっせえ」
ラクチェ「きゃっほー!きもちいー!」
ヨハルヴァ「ま、待ってくれよー!」
ヨハン「スピード出しすぎはいかんぞー!」
スカサハ「でも勉強はちっともダメだよな」
ラクチェ「な、なんでどうしてこれがこうなるのよ…」
スカサハ「だから代入するんだってば」
ラクチェ「もうやだ…頭がガンガンする…シャナン様に慰めてもらうもん!」
スカサハ「いいのかー?留年したら愛しのシャナン様悲しむぞー?」
ラクチェ「ぐぐぐ…も、もうちょっと頑張る…」
ロイとラクチェが走り屋になったら
ロイ:ダウンヒル ラクチェ:ヒルクライム
となるかも
ラクチェ「いやいや、楽しいけど原チャリだし。そこまではしないよーおかもちの中身がめちゃくちゃになっちゃうもの。剣道部もあるしね」
パティ「んーん、いいんじゃない?この際剣道止めてレーサーになれば」
ラクチェ「私を追っ払ってその隙にシャナン様ゲットする気かー!そーはさせん!」
パティ「ちっ!バレたか!」
シャナン「はははは、女の子は賑やかだねぇ…」
スカサハ(ロリコン止めたのはいいけど悟りを開いた感じだ…もう彼女とか作りそうに見えない…ほんとラクチェの奴、巡り合わせ悪い奴だなあ…)
ブルーノ「世の中にはな、豆腐屋の息子がレースバトルを通じて、強くなっていく物語があってだな」
ラクチェ「その話は自動車だったような・・・」