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Last-modified: 2018-09-02 (日) 23:01:13

ルフレ♀「かくかくしかじか」
クロム「まるまるうしうし」
ルフレ♀「と、いうわけで。ラクチェさんも一度エリンシア義姉さんに習ってみてはと。」
ラクチェ「私は行ってみたいなー、たまには鬼母さんじゃなくて優しく教え…いだだ!」
アイラ(グリグリ)「……ふむ……まあたまには外の者に習わせてみるのもいいか。現にルフレ殿はそれで料理下手を克服したのだし。」
シャナン「お土産シクヨロ。から揚げ弁当がいいです。」
スカサハ「シャナン様、昨日のラクチェのチャーハンあまってますよ?」(ニッコリ)

 

~翌日~
エリンシア「コホン、では本日はよろしくお願いしますねラクチェさん。」
ラクチェ「いえ、私の方こそお願いします!」
ヨハヨハ『よろしくおねがいします!!』
ラクチェ「えっ!?何でヨハヨハがいるわけ!?」
ルフレ♀「えーっと、作ったら試食する人がいないとやっぱり上達しませんので……」
エリンシア「お二人ともいいKINNI…ゲフンゲフン、ラクチェさんのお料理を毎日楽しみにしていらっしゃるとのことでしたので、是非にと」(チラチラッ)
ラクチェ「半分ぐらいお弁当屋さんの願望入ってないですか!?」
エリンシア「デュフ…いえそんなことはないですわよハアハア……決して私の私情が混じっていることなんてありえませんわよグフフ……これはお二人のたってのご希望でしてデュフフ」(じゅるり)
ヨハルヴァ(弁当屋さんが俺を見る目がコワイ)
ヨハン(同じく……)
アイラ(絶対私情入ったな……まあラクチェの飯を食いたいとこぞって挙手する酔狂はこいつらバカ以外いないが……)
ルフレ♀「と、とりあえずはじめましょう!今日はとりあえず鮭チャーハンから!」(イソイソ)
エリンシア「では、まずお肉の下ごしらえを……ティバーン様から仕入れていただいた朝獲れシャケを使いまして……」
アイラ「肉や魚はそちらのルートで仕入れていたのか……」(ホホウ)
ヨハルヴァ(なるほど、食材を確保してくるのもアピールに使えそうだな!)メモメモ
ヨハン(後方援助というのも美しい関係ッ!)
ラクチェ「あ、切るのは得意ですよー」\スパパパーン/
エリンシア「まあ鮮やかですわ!」
ルフレ♀「さすが流星剣!」
アイラ「フフフ、当然だな。なんせ私仕込ry」
ラクチェ「なんせ、シャナン様直伝ですからねー」(テヘヘ)
アイラ\ズゴゴー!/
ヨハン「……長年の歳月は大きいな……」
ヨハルヴァ「まあ元気出ししてくださいよ、お義母さん。」
アイラ「ぐすっ……何でロクデナシのくせにシャナンばっかり……てか黙れ!お前らに義母さん呼ばわりされる筋合いはないわ!!」(ビキビキ)
ラクチェ「野菜も切って、と。」(トントン)
ルフレ♀「あれー?ここまでは特に問題はないような……」
アイラ「当たり前だぞ、何年仕込んだと思っているんだ。鉄の味娘と一緒にされてはかなわん。」
ルフレ♀「いや、私はただやり方を知らなかっただけですからね?今は並みに作ってますからね?」(ピキピキ)
エリンシア(でもアイラさんの元で教えていただいていて、何故できないのかしら……不思議ですわ)
ラクチェ「で、シャケと野菜を炒めて~」(ジュワジュワ)
エリンシア(ここも問題なさそうですね)
ルフレ♀(そうですね……って、ん?)

 

ラクチェ「んー、ちょっと火強すぎ?あれ?弱すぎかな?」(カチャカチャ)
アイラ「バカ!火をしきりにいじるな!最初の火加減でいいと言っているだろう!」
ラクチェ「ちょ、ちょっと話しかけないでよ!今集中して火加減を……ああ!火がああっ!!」\火柱/
ルフレ(ああなるほど……色々考えすぎちゃうんですね)
エリンシア(意外とテンパりやすいんですのね、この子……)
ラクチェ(キョロキョロ)「こ、焦げてもまあ大丈夫だよね!……よし!みんな火に目がいってバレないうちに焦げ味をごまかすためにラー油を……」(ダバア)
ヨハン&ヨハルヴァ「」
アイラ「そうか、目を離したスキにそういうことをしていたんだな、フフ、フフフ……」\ゴゴゴゴゴ/
ラクチェ「入れすぎちゃったけどまあいいや。ご飯大目に入れればなんとかなるっしょ。」(モリモリワッシワッシ)
ルフレ♀(昔の私を髣髴とさせますねこれは……)
エリンシア(ごまかしとズボラが失敗をドミノのように積み倒していくタイプですね……)
ラクチェ(ペロッ)「んー、やっぱ辛いなー。あ、そだ。砂糖入れよ。」(バサバサ)
アイラ(そうやってごまかしごまかししてああなるのか……ハア、私やスカサハがつきっきりならそれなりのものを作れるというのに、一人だとダメな理由がなんとなくわかったぞ……)
ラクチェ「あとはオリジナリティを出すために何か欲しいよね。よし、レモンを融合させてみるか。」(チュー)
ルフレ♀(それ料理下手な人のありがちなパターンですよ……)
エリンシア(私も昔はやってしまったことがありましたね……)
ヨハン(私も一度カレーにバラを入れてみたら父上含め全員に大不評だったなあ)
ヨハルヴァ(俺も前にラーメンとヤキソバを融合させてみて袋叩きにあったわ、イケるかと思ったのに)
ラクチェ「ふう、できた!辛さに甘みと酸味!焦げ味が苦味を引き出した個性的な鮭チャーハンの完成ry」
アイラ「そんな宇宙人のメシが食えるかーっ!自分で食ってみろっ!!」(ガシイ!)
ラクチェ「あばばばばばry」

 

~数分後~
エリンシア「と、いうように……火はこの程度で、できるだけ動かさなくていいんですのよ。とりあえずは基本どおりにやってみましょうね?」
ラクチェ「ぐすっ……うええ……すみません……」(ジュワジュワ)
ルフレ♀「最初からオリジナリティとか出さなくてもいいですからね?とにかく、並みのものを作れるところから始めましょう!」
アイラ「あと失敗してもかまわん、怒らないからちゃんと言え。」(ブスッ)
ヨハン「失敗しても私の愛の力で失敗作はちゃんと処理し…あばばばばry」
ヨハルヴァ「処理とか言うな!ラクチェに失礼だろうがバカやろうごごごごry」
アイラ「無理すんな、バカ兄弟。」
こうして、とりあえずラクチェの一日料理教室体験は終わり、ラクチェ親子は帰っていきましたとさ
……ヨハヨハの死体を引きずりながら……

 

アイラ「ばかもーん!醤油は一杯でいいと言ったろうが!」(ペチコーン!)
ラクチェ「ちょっとー!失敗しても怒らないって言ったじゃん!?」
スカサハ「やっぱ俺が教えた方がいいかなあ……」
アイラ「お前は厨房やんなきゃいけないからダメ」
ラクチェ「……お弁当屋さんでバイトしようかな……」(ボソ)
アイラ「商売仇で修行など許さんよ?あとここには優秀な失敗作処理班がいるし。」
ヨハヨハ『えっ!?そういう扱い!?』
ロドルバン「いやー、大変ですねー。」(失敗作処理班から開放されてヨカッター)
シャナン「二人とも生贄よろしく。」
ラドネイ「でもまー、何で失敗するかわかったからいいんじゃないのー?結果的に。」
パティ「いいのよー?ラクチェがダメでも私が美味しい料理なら作れちゃうし、なんなら流星軒に嫁入り跡継ぎしちゃっても♪」つシャナンの腕
デイジー「そうそう♪」つシャナンの腕
ラクチェ「うるさーい!!あんた達シャナン様から離れなさいよーっ!!」(ムキー!!)