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Last-modified: 2018-09-17 (月) 00:12:18

サラ「はい、じゃあ兄様の優勝とヴェロニカの……えー、準優勝を祝して、乾杯!」

 

「乾杯ー!」「わー!」「今日はとことんまで食べるのです」「メイドさんじゃんじゃん料理持ってきて!」

 

サラ「優勝おめでとう、兄様」
ミルラ「おめでとうございます」
エフラム「ああ、ありがとう。みんなの応援のおかげだ」
サラ「私が手を下す前に正規の手順で優勝が決まって良かったわ」
ミルラ「また本気なのか冗談なのか分からないことを……」
エフラム「相変わらず面白いことを言うな……」

 

「ファ、あれたべたい!」「じゃあ今取ってあげるから……」「慌てて食べたら駄目よ……」

 

サラ「ヴェロニカもおめでとう、二位」
ヴェロニカ「さっきは準優勝っていったのになんで二位っていったの!?」
ミルラ「ま、まあまあ……二位も十分いい成績じゃないですか」
ヴェロニカ「何かいいかたに含むところをかんじるんだけど……」

 

「よーし、じゃあ歌います!」「じゃあ私も……」「アイドル時代を思い出すわ……私も歌ってみようかしら」

 

サラ「いや、総選挙も二位だったから二位が好きなのかと思って」
ヴェロニカ「単なるぐうぜんなんだけど……」
エフラム「まあ実際のところ、接戦だったと思うぞ。頑張ったな」
ヴェロニカ「……もっとほめたらゆるす」
エフラム「分かった、じゃあこっちに来い」

 

「では私たちも神楽の舞を」「え……ま、舞っていいんでしょうか」「じゃあアタシも踊っちゃう!」「……お稲荷様が踊るものだっけ?」

 

サラ「結局自分も二位を利用して兄様に甘えてるじゃないの」
ヴェロニカ「だから二位じゃなくてせめて準優勝っていって」
エフラム「……そんなに気にすることか?」

 

「私もエフラムさん用に色っぽい脱ぎ方なら研究しましたが……」「いや、今やらんでも……」「誰!? ベロアにお酒飲ませたの!?」

 

ノノ「よーし、王様ゲームやるよー!」

 

「おー……」「は、初めてやるんだけど」「くじの準備できてるよー」

 

サラ「ほら、私たちも行くわよ」
ヴェロニカ「えー……いい、めんどくさい」
サラ「ふうん……別にいいけど……兄様が命令される側に必ず入る特別ルールなのに」
ヴェロニカ「それをさきにいいなさいよ!」

 

アメリア「優勝したのでお祝いに…師匠!どうぞ!鎧と斧を!」
エフラム「あ…ああ……しかし…まさか俺が槍以外の武器を使う機会があるとはな」
アメリア「さ、さ、さ、修行しましょう!稽古つけてください!」
エフラム「うむ、表に出ようか」

 

エマ「斧アーマーでお揃いになってすっごいはしゃいでる」
ファ「いーなー、お兄ちゃん今度は竜にならないかなー」
ンン「種族までは超越できないと思うですよ」

 

ノノ「お兄ちゃんは竜にはなれないけど竜には乗れると思う」
ンン「ドラゴンナイト的なものですか、それは確かに」
ノノ「それもあるけど、ノノたちに直接…」
ンン「やっぱりそういう話ですか!?」
ノノ「いやー、この前のお兄ちゃんの優勝パーティーの王様ゲームでお兄ちゃんに乗って欲しいってお願いしたのを思い出して」
サラ「せっかくのゲームなんだから普段と違うことを頼めばよかったのに」
ノノ「ノノは好きなものは毎日食べても飽きないタイプだからいいの、サクラだって乗らせて欲しいってお願いしてたし」
サクラ「いきなり私の話ですか!?あ、あれは場の雰囲気で盛り上がり過ぎたからというか…」
サラ「ヴェロニカも準優勝記念とか言って兄様に色々要求してたわね」
ヴェロニカ「は?おぼえてないし…」
サラ「じゃあ言うけど、お菓子食べさせろとか膝上で撫でろから始まって、最終的には自由にご奉仕させろとかキスしたままでとかまで要求してたじゃないの」
ヴェロニカ「そ、そっちも似たようなこと言ってたじゃないの」

 

ンン「結局こういう騒ぎになるんですか…」
ミルラ「あのときは大騒ぎだったからあんまり覚えてないんですけど、ンンは何を言ったんですか?」
ンン「…秘密なのです」

 

シグルーン「私たちも同じゲームをやりませんか?やりましょう」
サナキ「言っている最中に決定事項にするでない」
シグルーン「アイク様に命令するのもされるのも正直興奮します。サナキ様はする方と見せかけてされる方が良いですか?」
サナキ「し、知らんわ!」
ニュクス「くじで決めるなら占いで当たりを調べちゃおうかしら」
シェイド「自分たちのことに関しては遠慮なく占いを使うのね…」
シグルーン「今からでも練習すれば占いができるようになりますか?」
サナキ「無理に決まっとるじゃろ…」