70-296

Last-modified: 2018-09-24 (月) 00:16:24

シャナン「スカサハよ、出稽古に行くぞー」
\ガラガラッ/スカサハ「はーい、んじゃ母さん、いってきまーす」
アイラ「気をつけて行くんだぞー」

 

シャナン「ふう、最近やっと涼しくなったな」
スカサハ「そうですねー、あっシンさんおはよう」
シン(ペコリ)
スカサハ(あ、相変わらず無口だなあ……でもまあいいか)

 

カレル「構えはもう少し斜めにして…」
シン「……」(スッ)
ラス「違うぞ、こうだ」(ススッ)
シン「……す、すみません……」(スッ)
ルドガー\ヒュンヒュン/「どうした!その程度か!!」
スカサハ\キンキンッ/(うわ…ルドガーさん相変わらず打ち込み早いなあ…)
シャナン「流星剣!改!!」\シュバッ/
ナバール「なんの!甘い!!」\キィーン!/
シャナン「むう…もう少しで完成しそうなのだが……」
ナバール「フフフ、俺も新技を作るとするかな……」
ロドルバン「いやそれ、二人とも完成しちゃったら本気で手がつけられなくなりませんかねそれ」
ギィ(バサークされたら地獄だぜ……)
エディ「人外魔境入っちゃうよ…あ、そういやソーンさんは?」
カレル「おかしいなあ…ちゃんと連絡しておいたんだけど…そうそう、ツイハークさんは農家の手伝いのバイトで欠席らしいよ」
エディ「それは奇妙ですね…ツイハークさんは大変そうですねー。」

 

ソーンバルケ\ガラガラッ/「……道に迷ってしまった……申し訳ないが、カレル道場はどちらか……」
エリンシア「あら珍しいお客さんですわね、どうです休憩がてらそのKINNIKUを堪能ry」(ハアハアハアハア)
ルキノ「うちはイートインはしておりません、お引き取りを」(キリッ)
ソーンバルケ「」

 

スカサハ「ふー、今日も終わった終わった!」
ラス「今日もよい時間が過ごせたな、帰るぞシン。」
シン(コクリ)
スカサハ「あ、あのー…帰るってまさか今からサカに!?」\カァーカァー/
シン「うむ。」
スカサハ「ええ!?まさか学校も毎日往復してるとか!?」
シン「……え……普通ではないのか……?」
スカサハ「いや、何時かかると……」
シン「毎日やってるからみんな当然のことかと……」
ラス「すまないな、こいつは少し世間知らずでな。」
ルドガー「フン、こいつらは馬に乗っているから楽だな、俺は毎日徒歩だぞ」\デデーン!!/
ロドルバン「」
スカサハ「ええ……」

 

パティ「今日もやってるねー、へへー、イケメンロンゲがお稽古で黒髪サラサラ動くたびに流れてるのって…素敵♪」
デイジー「私の長髪もシャナン様に合わせて伸ばしたんだよー」
キャス「いやあんたら、一応剣使いなんだし、道場に顔出したなら真面目に稽古しなって」
パティ「私たちが!まともに!稽古しに来てるように見えるわけ!?」
デイジー「シャナン様目当てで来てるに決まってんじゃん。そもそも!女の子がイケメンに惹かれて何が悪い!」
キャス「…正直でいっそ清々しい…つーか誰も悪いなんて言ってないんだけど…」
パティ「で、キャスはさ。もうカレルさんとヤッたの?」
キャス「////ヤッてねぇよ!?あけすけすぎるでしょが!?」
フィル「こらこらそなたら。せめて素振りくらいするでござるよ。それでヤルって何をでござる?一本模擬戦でもヤるでござるか?」
デイジー「んとね。夜の実戦の話し」
フィル「む、夜襲でござる?不意打ちは侍らしからぬ戦法。戦うなら日中でござる」
パティ「え、それって日の高い内から?キャッ大胆♪」
キャス「話が噛み合ってない…てか、その…あ、あんたら二人…経験…無い…はず…だ、よね?」
デイジー「だってラクチェばっかネタになるしー!ちょっと強引でも大胆でも既成事実作っちゃわないと負けそうなんだもん!」
パティ「シャナン様がガチロリコンのままだったら、時間の問題だったんだけどね」
キャス「それでええんかいあんたら」

 

アイラ「そろそろスカサハ達が帰って来る頃だな、夕飯を作ってやらねば」
\ガラガラッ/
ソーンバルケ(フラフラ)「……カ、カレル…道場はこちらか……?」
アイラ「うちはラーメン屋だ」
ソーンバルケ「」
アイラ「ご注文は?」
ソーンバルケ「……うっ……ひっぐ……うおおおお~ん!」(ブワッ)
アイラ「ちょ、ちょっと待て!私が悪かった!とりあえず座ろう!な!?」

 

アイラ「……で?カレル道場に行こうとしたら道に迷ってずっと丸一日彷徨ったと?」
ソーンバルケ(ゾボボ)「……まあそんなところだ……あっラーメンウマっ」
アイラ「しかしそれはもったいない1日だったな、腰に下げているのはかなりの名剣のようだし、貴方は腕もたつのだろう?」
ソーンバルケ「……よいのだ、剣術とは見世物ではないし……新しい可能性ある者に出会えなかったのは残念だが……また次の機会にな?」(フッ)
アイラ「まあ、それもそうだな」(フフフ)
ソーンバルケ(ゲフー)「では失礼する」
アイラ「おいちょっと待て、お代は貰うぞ」
ソーンバルケ「……おごりじゃなかったのか…待ってくれ、今財布を…」\ゴソゴソ/(あれ!?ない!?落とした!?)
ソーンバルケ「す、すまない……その、落としたみたいで……」(冷汗)
アイラ「ほほう?」(ゴゴゴゴゴ)
ソーンバルケ「ち、違うのだ……本当に落としry」
\流星剣!流星剣!流星剣!/\アッーーー!/

 

\ガラガラ/
スカサハ「ただいまー」
ソーンバルケ「い、いらっしゃいませ……」
スカサハ「え!?ちょっとソーンバルケさん何やってんですかこんなところで!?」
アイラ「無銭飲食しようとしたからな、代金分働いてもらっている」(ゴゴゴ)
シャナン「えっ流石にバルケさんそれはちょっと引くわ」
ソーンバルケ「誤解だ……」(シクシク)
\ガラガラッ/
ラクチェ「配達終わったよー、母さん誰その人」
アイラ「ソンケルバーンだ」
ソーンバルケ「名前違う!!」