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Last-modified: 2018-09-27 (木) 23:04:11

ミカヤ「悪いけど、これをお願い」
ニュクス「仕方ないわね……ファイアー」ゴォォ
エリンシア「お姉さま、私の……って、何をしておられるのです?」
ミカヤ「あら、エリンシア、見ての通り、不要品の焼却処分よ」
エリンシア「その……燃えているの、先程から探していた私のKINNIKU雑誌の様に見えるのですが」
ミカヤ「見えるも何もその物よ」
エリンシア「な、そんな! やめてください、それは私の大事な物なんです!!」
ミカヤ「ダメよ、これはあなたへの罰なんだから」
エリンシア「罰!? わ、私は、そのようなものを受ける心当たりは……」
ミカヤ「沢山あるでしょう、鷹王という素晴らしいお相手がいながら相手の気持ちを考えず一方的にKINNIKUペロッて鶏ガラにして、それで矢鱈と他のKINNIKUばっかり目を向けて」
エリンシア「そ、それは……」
ミカヤ「せっかく始めたお弁当屋もあなたの行動でKINNIKUには行きにくい店と認定されたりムラのありすぎる性格でトラブル連発、それにハッキリいうけど、お弁当の味、落ちてるわよ?」
エリンシア「そ、そうなんですの!?」
ミカヤ「それに最近の騒動、貴方、ハッキリ行ってやってるのは不倫、浮気と変わらないわよ!!」
エリンシア「で、でも他の子達は……」
ミカヤ「あの子達は元もいる子も新しい子もちゃんと同意、了承の末でしょうが、あなたの場合どちらも了承してないでしょ、やってるの、リーフのルパンダイブと変わらないのよ!!」
エリンシア「ぅ……うぅ」
ミカヤ「そして止めのあれよ、いくら自衛の手段があるからって、山賊のねぐらに女一人で行くなんて、本当、何考えてるのよ!!
    大事な家族に何かあったらって心配してる家族みんなの気持ち、考えたことあるの!?」
エリンシア「お、お姉さま!?」
ニュクス「ミカヤ、落ち着きなさい、興奮と心配で、涙溢れてるわよ」
ミカヤ「う、うん……」ポロポロ
エリンシア「お姉さま……私、その……」
ミカヤ「(フキフキ)エリンシア、よく考えなさい、昨今のあなたの行動が色々不味いことを、これは警告よ」
エリンシア「警告?」
ミカヤ「あなた自身解っていると想うけど、今回燃やしたのは表に出しているもの、しっかり隠してる秘蔵の品には手を出していないわ、でも姉として、場所は把握してる」
エリンシア「はぅ!?」
ミカヤ「次に大きなトラブル起こしたら、それらを纏めて燃やすわ。
    それからお弁当の方も改めて考えて精進しなさい、週一回、私に作って食べさせて、それで不合格と判断したら、その度に一冊燃やすわ」
エリンシア「は、はい……」

 

ニュクス「あなたも大変ね」モグモグ
ミカヤ「まあね、でも大切な妹だもの、あまり身を危険に晒すなら、対策はとるわ。
   ……ってあなた、何食べてるの?」
ニュクス「せっかくだから燃やした序でに焼き芋焼いたのよ、ミカヤも食べる?」
ミカヤ「……いただくわ、怒ったらお腹空いちゃった」

 

ニュクス「そういえばもうそろそろ焼き芋がおいしい季節なのね」
ミカヤ「そうね、この歳になると時間が経つのが早く感じるわ…」
ニュクス「本当にね…ついこの前まで海に行ったり、夏祭りに行ったりしてたと思ったらもう秋よ」
ミカヤ「本当一年って早いわ…」
ニュクス「海のときは思い切って面積少なめな水着に挑戦して岩陰でアイクとしたり、夏祭りのときも花火を見ながら浴衣のまま激しくしてもらったりとかだったのに」
ミカヤ「…ずいぶん楽しんでること…」
ニュクス「…秋だと何になるのかしら?」
ミカヤ「そんなこと聞かれても困るんだけど!?」