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Last-modified: 2018-09-30 (日) 23:54:38

レテ「…カゲロウ、何を見ている?」
カゲロウ「ああ、芸術の秋ということもあって、この前に描いた絵を確認していた」
シェイド「へえ…美術は私の専門じゃないけど教師として興味あるわね…見せてもらってもいい?」
カゲロウ「いいぞ、自由に見てくれ」
レテ「これは…廃墟に無数の破壊の後があって半ば荒野と化している光景にしか見えないが…」
シェイド「そういえばカゲロウの絵はずいぶんと…個性的な表現だったわね…これは秋の公園を描いたとか?」
カゲロウ「いや、これは先日にアイクとエフラムの手合わせ中に横綱も混ざってきて、強者がぶつかる気配を察知したのか漆黒のとアシュナード
     とかいう輩も来てな、その後の光景を書いてみた。このような破壊の後もある種の芸術性を見出だすことができるだろう?」
レテ「そのままの光景を描けたのか!?」
シェイド「カゲロウ一見して分かるような絵を…これは?」
レテ「…空が塗り潰したような白で大地が桃色…凄い光景だな」
シェイド「謎の記号みたいなのがそこらに浮かんでいるようにも見えるし…こ、これは?」
カゲロウ「そ、それは…この前アイクと山に写生に行ったときに…辺りに誰もいないからと…つい物陰で抱かれて…その後に描いたもので…」
レテ「やはりいつものカゲロウの絵だったか…」
シェイド「何か夢に出てきそうな凄い絵ね…」
カゲロウ「あ、あの時は素面ではなかったようなものだからな…私から言い出したのもあるが、胸で何回かするくらいでは全く衰えなくて… 立てなくなるまで何度も
     抱かれると回復するころには暗くなる時間が近づいてな…下山するために急いで描いたから少々乱暴な表現になったかもしれない」
レテ「アイクと一対一ならそうもなるか…」
シェイド「じゃあ絵は存分に描けなかったわけ?」
カゲロウ「まあ…あれはあれで満足できたからそれでいい。次に存分に描くさ」
レテ「存分に描いてもやはりあの前衛的な絵になるんだろうか…」
シェイド「…それは言わない約束にしたほうがいいわね」

 

メイドA「……満足です」ツヤツヤ
メイドC「な、何だかスゴく笑顔ですけど、どうしたんでしょうか?」
メイドB「ああ……先日、旦那様とご兄弟の皆様と乱入してきた方々が手合わせしたでしょう?」ゲッソリ
メイドC「はい。わたしは『レベルが足りないから危険』って近づけませんでしたけど」
メイドB「……ロプト派遣の人たちと一緒に、家や花壇への余波を防いだり、吹き飛ぶ土砂を集めて整地したりしたのよ……。
     超人大戦の真っ只中で……必殺の一撃が飛び交う最中で……旦那様たちのお邪魔にならないようにしながら」グッタリ
メイドC「それで……思いっきり働けて満足、と」
メイドA「次はいつ手合わせなさるのでしょうか。楽しみです」ワクワク
メイドB「もー嫌ですよ、あんな少しでも避け損ねたらバルキリーのお世話になる仕事」ゲンナリ
メイドC(文句言いつつだけど、この人もその仕事こなしたんだよね……。
     ロプトの人たちと言い、ここの戦力どうなってるんだろ……?)

 

サラ「またずいぶん派手にやったわね……あの面子じゃしょうがないけど」
エフラム「どうも力入ってな……メイドにも迷惑をかけてしまった」
アメリア「ちょっと参加しようかと考えたけど……さすがにまだ早いと思ったよ」
カザハナ「あたしも早くあの段階に行きたいなあ……」

 

レテ「また盛大にやったそうだな……大規模な訓練なら私がいるときにやればよかったものを」
アイク「あいつらが来ることまでは考えていなかったからな……今度はなるべく予定を合わせるか」
ワユ「いやー、見ごたえあったねえ。今回は邪魔したら悪いかと思ったけどまたやるなら参加したいね」
エルフィ「私も……次に備えて鍛えておきます」
シグルーン「メイドの方々にも手伝って頂いたので後片付けは滞りなく終了しましたわ」
サナキ「ここに住むと破壊の後の片付けの手際が否が応でも良くなるのう……」