70-35

Last-modified: 2018-08-08 (水) 23:37:17

ノノ「キヌもさ、疲れてるならお兄ちゃんから精気分けてもらったり吸収したりできないの?」
キヌ「え、ええー……よく分かんないけど」
ヴェロニカ「たしかに……ゲームとか漫画だと神様とか妖怪は人間から精気を吸収したりするけど」
ンン「ゲームとか漫画で言われましても……」
ノノ「えーでもノノはお兄ちゃんから毎日元気もらってるけどなあ」
ベロア「確かに、朝まで通しでも大丈夫ですし」
ンン「そんなお母さんたちとか一部のお義姉さん特有のことを言われましても」
サラ「まあ精気吸収と言っても……」
ンン「それ以上はやめるのです」
サラ「あら、精気って生命力とか気力とかの意味だから何も変なことはないと思うんだけど」
ンン「絶対分かってて言ってますよね!?」
キヌ「まあ……前よりは調子がいいと思うけど……それは生活が充実してるからじゃないの?」
サラ「じゃあ今度から兄様から元気もらうってのを意識してみたら? 兄様は生命力溢れてるからちょっとくらい大丈夫でしょ」
キヌ「ええー……まずアタシにそんな技能あるかどうかすらわかんないんだけど……」
サラ「大丈夫、愛する人から力もらうってのは神様とか妖怪の定番だから」
キヌ「何の定番!?」

 

キヌ「……ちゅ……ふう……もうちょっと……」
エフラム「……今日はいつもより長めだな?」
キヌ「まあ……ちょっとそういう気分」

 

キヌ「ん……っ……ん! ……く……はぁ……んー?」
エフラム「……どうした?」
キヌ「い、いや別に……もっかいしたげるね」

 

キヌ「……はあ……ふう……は……あ……」
エフラム「……大丈夫か? 今日はもう寝……」
キヌ「……大丈夫……もっと……きて」

 
 

アサマ「おや、今日も暑いですがお稲荷様は顔色も良くて調子が良さそうですねえ」
キヌ「あー……うん……元気だけど……何か釈然としないような……」

 

シグルーン「ようこそこちら側へ」
イレース「…悪いものじゃないですよ、むしろ良いです」
ベロア「これで私と同じ感覚でエフラムさんに寄り添えますね」
ノノ「ノノも嬉しいよ!」
シルク「全ては愛ゆえにです。ミラ様もそうおっしゃっています」
キヌ「こちらってどれ!?」
サラ「気にしなくてもいいわ、歓迎されてるんだから」
大人チキ「そうよ、むしろもっと理解が深まるわ」
キヌ「…そ、そうなの?」