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Last-modified: 2020-01-26 (日) 23:34:07

サラ「どういうテンションでやってたか忘れかけて過去の放送聞き直していたわ。
   保管庫更新いつもありがとうございます!
   第6回! サランンー! レィディオー!」
ンン「無理にテンション上げる必要はないと思うのです……」
サラ「あら? ありのままの私が好きだなんて、熱烈な告白」
ンン「誰もそんなこと言ってませんですよ!?」
サラ「はいそれでは、早速お便り……に行く前に! なんか広告依頼来てたから消化するわ」
ンン「雑!」
サラ「『もうすぐバレンタイン! 上流階級なお客様にもご満足いただける、弊社パティシエ特製のスペシャルなチョコレート各種取り揃えております! あえてチョコを選ばず、白夜風のお菓子で印象を強めるのもあり! カムイ・グループ』」
ンン「最近あまり見かけないと思いましたですが、お義姉さんも色々活動しているのですね」
サラ「フォドラ地区への進出をかけて、他社と牽制しあって忙しいみたいよ」
ンン「へー」
サラ「続いて、グランベル社とベグニオン社からの広告ー」
ンン「そっちも広告依頼受けたのですか」
サラ「『高級品や稀少な輸入品からお手頃価格まで、幅広くご提供いたします。グランベル』
   『勝負下着とセットでお得! 全身チョココーティングサービスもご利用いただけます! ベグニオン』」
ンン「ベグニオンの方、誰の企画か一瞬で分かるのです……」
サラ「そっちはいつもの社長秘書義姉様として、グランベルについては、カムイ・グループに対抗した高級品や、ミレトス経由の輸入品をアピールしている辺り、フォドラへの売り込みを意識しているのが読み取れるわね」
ンン「はぁ……よく分かりませんですね……お菓子は美味しければ良いと思うのです」
サラ「さて、広告料もらっちゃったから宣伝しといたけど、この番組、スタッフもスタジオも機材すらないから、実質制作費ゼロなのよね」
ンン「異界の狭間ってなんなのですか……」
サラ「それは私にも分からないわ」
ンン「よく分からない空間に巻き込まないでほしいのですよ!?」
サラ「大丈夫。万が一何かあっても夢オチにすれば問題ないわ」
ンン「メタいのです!」
サラ「とりあえず、貰った広告料は全て我が家のバレンタイン予算として活用させてもらいましょう」
ンン「…………相当な額に見えますですが……」
サラ「私たち全員の分と、メイドたちのボーナスを考えると、ちょうど使いきれるわね」
ンン「エフラムさんがしょっちゅう野良メイドさん拾ってくるせいで、今何人いるか分からないのです。お嫁さんも増えましたですし」
サラ「家族が増えるのは良いことよ」
ンン「はいはい分かってますです」
サラ「兄様ったら、妻への贈り物で義父上達の助けを請う訳にはいかない、自分が雇ったメイドだから給料は自分で支払う、なんて言って、俳優とかヒーローショーとか保育士バイトとかの稼ぎが吹き飛んでるみたいだけど」
ンン「何をやっているのですか、あの人は」
サラ「ホワイトデーに向けて準備もしなくちゃいけないから、また仕事増やしていたわね。ファンへのお返しも大量にあるから、大変だわ」
ンン「仕方のない人なのです」
サラ「仕方ないからンンが癒してあげる、と」
ンン「そんなこと一言も言っていませんです!」
サラ「以上、広告コーナーでしたー。オルレアン社も、他地区へ進出を考えているなら是非こちらへー」
ンン「ほどほどにしますですよ?」
サラ「大丈夫よ。適当にするから」
ンン「もう少し言葉を選ぶのです!」

 

サラ「広告コーナーが思いの外長引いたわね」
ンン「ほぼ雑談だったのです。いつものことなのです」
サラ「それではそろそろ、お便りのコーナーでーす」
ンン「72-853さん、お待たせして申し訳ありませんです」
サラ「お詫びにンンが水着写真集を出します」
ンン「何を言い出しているのです!?」
サラ「将来育ちそう、という紋章町の意思を受けて急成長したロリ巨乳の水着写真なんて、需要しかないでしょう!?
   訓練ガチ勢で暇さえあれば槍を振ってるのに、筋肉質にならず、程好く引き締まった身体して!
   うわ! ウエスト細っ! 胸柔らかっ! デッカ! トップとアンダーの差いくつよこれ!?」
ンン「やめっ! やめるのです!
   大体! こんな時期に水着なんて着ませんです!」
サラ「横綱家の屋内プール借りれば良いわよ。暖房をつけたら、暑い暑いって文句言う人いそうだけど」
ンン「はぁ……はぁ……ようやくセクハラから脱け出せたのです。
   それにしても、ニフル出身の人の感覚は、どうなっていますですか」
サラ「今年の冬は暑いって、アイス屋に冷房つけようとしたらしいわね。スポンサーに止められて渋々諦めたそうだけど」
ンン「カムイお義姉さん、見えないところで多忙なのです……。
   で、いつになったらお便り紹介するのです?」
サラ「忘れてたわ」
ンン「早く済ませるのです」
サラ「はーい。それじゃあ1通目は、匿名女神さんからのお便りー」

 

『………我の頭が固いのか、他の神々が奔放すぎるのか…一夫一妻しか認めぬ我が教義はいかんとミラが言ってきた…人間に聞くのもなんだが…そなたらはどう思うか?』

 

ンン「うちに聞くのが間違っている気がしますです」
サラ「別に、一夫一妻が悪い、とは言わないけど。他所にまで強制するならアウトよね。
   信者が暴走しないように、手綱はしっかり取ってね」
ンン「他の神々が奔放すぎるというのは、何も言えませんですが」
サラ「そうね。我が家の様子を見ると……特に、長年そういう欲から離れていた、たがが外れた方の竜神様が……」
ンン「個人……個神? を特定させるのはやめるのですよ」
サラ「やっぱり、竜だから欲も強いのかしら?」
ンン「風評被害なのです!」

 

サラ「2通目行くわよー」

 

『……慕ってくれる娘に嫉妬してしまいました…orz…どのような心の持ちようで彼女に接すればいいのでしょうか…』

 

ンン「先に言っておきますですが、私の胸を触ろうとしてきたら槍が出るのですよ?」
サラ「訓練用だからって穂先を人に向けないでよ。怖いじゃない」
ンン「だったら、まずは胸元をガン見するのをやめるのです」
サラ「ケチ」
ンン「ケチで結構なのです。ほら、早くお便りに答えるのです」
サラ「しょうがないわね……後の楽しみに取っておくわ」
ンン「後も今もないのです。
   それよりも、お義姉さん……義妹? からのお便りについて……」
サラ「カムイ義姉様も、正確には義妹よね」
ンン「細かい話は置いておくのです。お便りの方は……女王になって随分経ちますですが、未だに悩みは尽きないのですね」
サラ「そしてターナ義姉様が流れ弾でお仕置きされて悦ぶ、と」
ンン「ツッコミたいのですが、頻繁に我が家まで声が聞こえてくるからツッコめないのです……」
サラ「真面目に答えると、お便りをくれた優女王な義姉様は、潔癖すぎるんじゃないかしら?」
ンン「匿名の意味とは……もう名指しと変わらないのです……」
サラ「女王だって、大事な恋人相手にだって、嫉妬することくらいあるでしょう。にんげんだもの」
ンン「ネタが古いのです」
サラ「相手の嫉妬も受け入れる度量があるのだから、自分自身の嫉妬心も受け入れてしまえば良いじゃない」
ンン「適当そうな言い方ですが、自分の欠点を認めて受け入れるのも大切、というのは、分からなくもありませんです」
サラ「ありのーままのー」
ンン「そのネタも割りと古いのです」

 
 
 

サラ「はーい3通目ー」

『ご主人様がお手付きしてくれません。ご奉仕してさしあげたーい。どうしましょー?』

サラ「勘以前に、とっくにロプトメイドから報告受けて、誰がお便り出したか知っているんだけどね」
ンン「強引に迫ったとかでなければ、お仕置きはしないので安心するのです」
サラ「良かったわね。マリアることはないみたいよ?」
ンン「マリアるって何……いえ、説明しなくて良いのです」
サラ「あの時のンンは怖かったわー」
ンン「一緒にやっていたくせに他人事なのです!?」
サラ「お便りに関しては、いつもメイドたちに言っているのと同じよ。求められて応じたければ好きになさい」
ンン「それをされないからお便り出したんだと思いますですよ」
サラ「主人とメイド、っていう関係以外の繋がりがない限りは無理じゃない?
   だからって、強引な手を使ったら、ンンにマリアられるわよ?」
ンン「私に全て押し付けようとするんじゃありませんです!」

 

サラ「あと2通ね……4通目よ」
ンン「もう少しで終わりなのです……」

 

『仕事超忙しくてFEの新作ほとんどプレイできてねぇ…クリアしたって騒いでるーーーたちがネタバレトークしまくるんだ…どうやって情報シャットアウトすりゃいいと思う?』

 

サラ「勝手ながら、個人名は伏せさせてもらったわ」
ンン「今更すぎる配慮なのです……。
   お便りいただいてからかなり期間が空いたのですが、クリアできましたですかね?」
サラ「兄様があそこの社長に、『オファーがあれば是非出演させてほしい』って言ったせいで、脚本作成が激増しているわね」
ンン「エフラムさんが俳優業を増やした弊害がこんなところに……」
サラ「私たちと過ごす時間は確保してくれているから、こっちは何も問題ないけどね」
ンン「惚気なのです」
サラ「惚気よ」
ンン「あーはいはい分かった分かったのです。
   それで、ネタバレをシャットアウトする方法についてなのですが」
サラ「雑音が耳に入らないくらい執筆に集中しましょう」
ンン「本音は?」
サラ「兄様の新作映画早く。イドゥン姉様も出番があるなら頑張るらしいわ。
   セツナ姉様だって呑気の子でスゴく可愛かったし、エリーゼとサクラもアニメ声優だけじゃなく俳優いけるわよ。
   アクア姉様やチキも、大きい方のチキだって兄様と共演なら快諾するでしょうし、訓練ガチ勢のアクションシーンとかも超見たい」
ンン「メチャクチャ早口なのです」
サラ「期待しているわよ? 期待しているからね?
   マネージャーのソフィーヤ姉様にスケジュール調整してもらうわよ?」
ンン「圧が強すぎますです!」
サラ「何なら、アシスタントにベルを貸すわ」
ンン「本人に許可を得てから言うのです!」

 
 
 

サラ「ラストー5通目ー」

『許せぬ許せぬ変態葉っぱは殺す。超殺す。でも殺しても死なない。死にそうにない。不死身。奴を倒すにはどうすればいい?』

 

ンン「残念でもなく当然なのですが、凄まじい嫌われ方なのです」
サラ「擁護できる点が何一つないものね。あんなのでも、昔は少しくらい良いところあったんだけど」
ンン「長所が不死身なところ、短所が不死身なところとその他無数、な現状なのです」
サラ「キュアンエスリンフィンにトライアングル説教を受ければ改善しないかしら。一時的にでも」
ンン「過去に何度か、ほんの一瞬マシになって、すぐに戻っていましたですね」
サラ「海底に沈めても海藻を突然変異させて公害化するし、多分、宇宙に捨てても戻ってくるわね」
ンン「人間か以前に生物かも怪しくなっているのです」
サラ「滅ぼすのは無理だから、封印してしばらく大人しくさせるのが限界かしら?」
ンン「だと思いますです」
サラ「あるいは、妖精に頼んで『女性になって自分そっくりな男に自分そっくりな迫られ方をする』悪夢を見せてもらうとか?」
ンン「強制的に自分を客観視させるのですか……効果なしには、ならないと思うのですが……」
サラ「喉元過ぎれば、でしょうね」
ンン「なのです」
サラ「もしもこれを聞いて実行するなら、夢の中では『自分は元から女性だった』って認識させるのを忘れずにね。
   そうしないと、女湯や更衣室に直行するか、鏡で自分の裸を見ようとして、こちらの思惑通りに動かないわ」
ンン「…………目に浮かぶのが嫌なのです……」

 
 

サラ「それじゃあ、第6回サランン・レィディオ、これにて終了!」
ンン「疲れたのです……」
サラ「またのお便り待ってるわ! ばいばーい」