73-697

Last-modified: 2020-01-27 (月) 00:07:41

サラ「まず、前回の補足からね」
ンン「何かありましたです?」
サラ「4通目の、不良気質な生徒をクラスに馴染ませる方法についてよ」
ンン「女公っぽい人が過去に不良さんと喧嘩してしまった、って聞きましたですね」
サラ「そうね。ただ、だからこその手もあるわ」
ンン「喧嘩したからこその、なのです?」
サラ「不良タイプって、馬が合わない相手の弱みを見つけたら、全力でマウント取りたがるじゃない?」
ンン「人にもよると思いますですが……」
サラ「でも、その弱みが自分も共感できるものだと、急にやたら親身になりがちなのよ」
ンン「雨に濡れた子犬を拾う不良みたいなのです」
サラ「恋人への贈り物だとか、上手く気持ちを伝える方法だとか、そんな感じのことを悩んでいるって相談してみたら、意外に『ちっ……仕方ねーな』みたいなリアクションする可能性は、ゼロではないわ」
ンン「うーん……ないとは言い切れませんですが……」
サラ「並行して、甘いもの好きな娘と、不良さんの恋人仲間な八重歯っ子を、お茶会で同席されるのも手ね。
   仲間の友達は友達理論よ」
ンン「この前(73-285)、君なんかボクとカブってるからやだ、って言っていたのですよ?」
サラ「得意の魔法に関してならそうでしょうけど、クッキー食べさせればご機嫌になるわよ、あの子。
   甘いもの談義でもすれば、その時点で友達認定でしょうね」
ンン「扱いが雑なのです」
サラ「必要なら、幼女組の集会に参加してみる? 子ども扱いされるみたいで嫌だ、って言うなら、強制はしないけど」
ンン「あの集会は、既婚者や既に就職しているメンバーが多過ぎて、子どもらしさがすり減っているのです」
サラ「大企業の社長とか現役看護師とかいるものね」
ンン「その分、お菓子の質はやたら高いのですよ」
サラ「ベグニオン社長特注スイーツや、メイド歴千年超えの竜王家派遣メイドが技術の粋を尽くした手作りお菓子に興味があるなら、是非ご一報をー」
ンン「連絡方法は、直接言いに来てくれても、お義姉さん経由でも、ラジオへのお便りでも、何でも良いのです」
サラ「八重歯っ子との日程調整は、こっちでしておくわ」

 
 

サラ「それでは今回のお便りは1通だけ、ラジオネーム『天使のような(お尻の)妹』さんからー」
ンン「ボソッと余計な一言を足すんじゃありませんです」

 

『みんなが聞いてるラジオで変な事言わないでよー!
 わ、私の…ほんのちょっぴりだけ人と違う性癖が世界中にバレたらどうするのー!』

 

サラ「なお、天使尻な妹さんと、前々回の『マリアる』は、無関係です」
ンン「ラジオネーム変わっていますですよ」
サラ「マリアるのは『ほんのちょっぴりだけ人と違う性癖』ではないから、無関係よ」
ンン「…………まぁ、そういうのが好きな人は、ある程度いるらしいので、気にしなくても……いい……のですかね?」
サラ「自信なさすぎじゃない?」
ンン「我が家のそういうの筆頭を見ていると、『ほんのちょっぴりだけ』とは、言いにくいのです」
サラ「夜も訓練ガチ勢よね」
ンン「その言い方だと、私たちまでそっちの趣味と思われかねないのでやめるのです」

 
 

サラ「今回は、補足とお便り1通だけだから、ショートバージョンね」
ンン「いつもこのくらいの長さで良いと思いますです」
サラ「いつも長引くのは、雑談のせいじゃない?」
ンン「他人事みたいに言うんじゃありませんですよ!」
サラ「それじゃみんな、またね、ばいばーい」