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Last-modified: 2020-01-31 (金) 22:01:34

サラ「やっほー元気ー? アナタのハートにヨルムンガンド! 第8回サランン・レィディオー!」
ンン「開幕で使えもしない闇魔法ぶっぱなそうとするんじゃありませんです」
サラ「電波に乗せて遠距離攻撃、ってことで、フェンリルの方が良かったかしら?」
ンン「だからどっちもサラは使えませんですって」
サラ「我が家の警備部隊には、ヘルやスリープと合わせて常備しているけどね」
ンン「え……? 知りませんですよそれ!? いつの間にそんなの置いていましたです!?」
サラ「メイドたちが、ナイフが通用しない相手への対策として上申してきたのよ。漆黒の騎士対策の部隊を常駐させるようになったわ」
ンン「知らないうちに、うちがロプト教団の支部みたいになっているのです……」
サラ「私がいるからここが教団本部でも良いんじゃない?
   まあ、でも」
ンン「でも?」
サラ「あの子たちって噛ませ役にちょうど良いし、また誰か強キャラが襲撃してきたら蹴散らされるんでしょうけどね」
ンン「メタい上に部下への評価が酷すぎますです!」
サラ「いやーだって、『それなりに強いモブ』なんて、ベタな怪獣映画の軍隊並にやられ役っていうか……」
ンン「各方面無差別に喧嘩を売るんじゃありませんですよ!」
サラ「そんなことは良いとして、お便りコーナー行きましょうか」
ンン「進行が早いのは歓迎すべきなのに、釈然としないのです……」
サラ「ではでは1通目、ラジオネーム『覇者読めよお前ら』さんからのお便りー」

 

『ちぃーす。いつも面白れーなーガキ共。
 …周りはお坊ちゃんお嬢ちゃんばっかだし、センコーはウゼーし、ガッコマジつまんねーんだけど。
 でも辞めちまったらお兄様や……あ、あいつが悲しむし…どうすりゃいいと思うべ…って、アタシなんで小学生にこんなこと聞いてるんだ…
 あんたらもガッコつまんねーって思ってもパチンコ入り浸ったりタバコ吸ったりするんじゃねーぞ』

 

ンン「不良さんなのです」
サラ「もしもンンがグレたら、一晩で更正してあげるから安心して」
ンン「何するつもりかは聞きませんですよ」
サラ「ナニをヤるわ」
ンン「聞かないって言ったのです!」
サラ「私は教団の運営が常に少なからずギャンブルみたいなものだし、タバコ臭いなんて兄様たちに言われたらショック死するから、手は出さないわね」
ンン「そもそも、サラは学校好きなのです」
サラ「学校が好きなんじゃなくて、あなたたちと一緒に通う学校が好きなのよ?」
ンン「不意打ちでデレるのは卑怯なのですよ!?」
サラ「あらあら、顔真っ赤」
ンン「うっさいのです!」
サラ「ンンはどう? 私のこと好きー?」
ンン「……好きじゃなかったら、こんなことに付き合っていないのです」
サラ「自分から仕掛けたのにカウンターで萌え殺されそう」
ンン「バカなこと言っていないで、お便りに回答しますですよ」
サラ「…………………よし、少し落ち着いてきたわ。
   それで、学校がつまらない、って相談だったわよね」
ンン「なのです」
サラ「つまらないものだって先入観を消せない限り、面白いものなんてないわ」
ンン「なんだか実感こもっていますですね」
サラ「実体験だもの」
ンン「変わった切っ掛けとかありますですか?」
サラ「からかいがいのある相手を探して暇を潰していたら、その日、兄様(運命)と出会ったわ」
ンン「無限の惚気が発動しそうなので、次のお便りに移りますです。
   ラジオネーム『キャラ被ってても大きなお世話です、むしろあなたがこっちに似てるんです』さんからのお便りなのです」

 

『エーデ…うちの級長も先生も悩んでましたし、解決の糸口になるならお茶会だろうと子供組の集会だろうと出てみますよ。
 私は子供ではありませんけど。連絡はハガキでいいんでしたよね』

 

ンン「はい。ちゃんとハガキ届いていますですよ。……届く原理は分かりませんですが」
サラ「私をほったらかしにして進行するなんて、良い度胸ね。今夜は覚えておきなさい」
ンン「お断りなのです。それより、日程や参加者の調整はどうするのです?」
サラ「どうせメンバー全員このラジオ聞いてくれてるでしょうから、都合の良い日を私に連絡して。
   今回は、キャラ被さんがゲストだし、高校生以下の身近な女性も、希望するなら参加してもらって良いわよ」
ンン「その条件だと、いつもの人たち以外、ほとんどうちの人で埋まりますですよ」
サラ「引きこもりと眠り巫女以外は参加してくれそうだわ。それが狙いだけど」
ンン「今度は何を企んでいますです」
サラ「これまで関わりが薄かった相手との私の姉妹のネタ増えろ」
ンン「ただの我欲なのです!?」
サラ「覇王家ネタは多いけど、やっぱり出番に偏りがあるのよ。正直、イドゥン姉様やネフェニー姉様たちもメンバーに入れたかったわ」
ンン「それだと、普段から家でやってるお茶会と変わらないのです」
サラ「だから涙をのんで『ゲストと同年代以下』って条件付けたんじゃない……!」
ンン「何も泣かなくても……」
サラ「…………姉様たちに、『仲間外れにされた』って落ち込まれたら、なだめるの手伝ってくれる……?」
ンン「分かりましたですから、さっさと泣き止むのです」
サラ「あ、お尻妹さん経由で星君主家の人たちも希望者は歓迎するわ。そっちとは私もあんまり話したことないし。
   何なら、八重歯っ子のところの女公さんも参加してくれて良いわよ。当初の目標の不良さん攻略に繋がりそうだわ」
ンン「人数が多すぎると書ききれなくなりませんですか?」
サラ「複数あるテーブルの1つにスポットを当てた、って設定で何人か適当に書けば良いじゃない。
   他のネタと矛盾があっても良いじゃない。好きに自由で良いじゃない。ここは紋章町よ」
ンン「……さっきから、メタにもほどがある会話なのです」
サラ「今さらすぎない?」
ンン「ちなみに、声だけだと普段通りなのですが、まだサラは泣き止んでいないのです」
サラ「ちょっと余計なこと言わないでよ。涙を自在に操る悪女キャラが崩れるじゃない」
ンン「そんなキャラ付けありましたですか?」
サラ「まったくもう。ほら、3通目に行くわよ! ラジオネーム『白い女鹿』さんから!」

 

『子供は部族の、家族みんなの宝。どんどん作った方がいい。マルスの種はそのためのもの。
 でも私の家族の一人は種でマリアる。子作りにはたまにしか使ってない気がする。これは困ったこと?
 …と書いてみて自分を思い出してみたら私もみんなも胸の谷間や口とか別のところで受け止める事も多いんだった。
 もっと子作り側の比率を上げるべき?それとも今のままがいい?』

 

ンン「全体の回数を増やせば比率を変えずに子作りの回数を増やせる、なんて回答は、安直なのですよ?」
サラ「先回りしてボケ潰しするのは残酷すぎない?」
ンン「そこから我が家の状況に話題が流れて脱線して行くのが目に見えているのです。さっさと回答するのです」
サラ「はーい。それなら、思いっきりメタに行くわ」
ンン「どうしてそうなったのです」
サラ「原作で子どもがいない、いても紋章町だと兄弟姉妹設定の場合、今の時間軸のネタで子どもができる可能性は少ないわ。
   逆に、十何年後とかの未来設定だったら、少なくとも1人は生まれているはずよ」
ンン「本当に思いっきりメタなのです」
サラ「日頃から『子どもはできるだけ欲しい』って言っておけば、未来ネタが書かれる時に、ノノみたいなスゴい子沢山扱いになれるかもしれないわね」
ンン「将来、私の弟妹は何人になりますですかね……」
サラ「要するに、やりたいように心赴くままに突き進むべし、ということよ」
ンン「何で今の発言で『良いこと言ったわ』ってドヤ顔できるのです」
サラ「良いこと言ったわ。流石は私ね」
ンン「追加台詞で、より酷くなったのです」
サラ「続いて4通目は、ラジオネーム『片翼の天使』さんから……なんだけど……」

 

『兄弟の弟のためにマシンのアイディアをラジオを通じて募集させて頂けないだろうか』

 

サラ「私、っていうかぶっちゃけこれ書いてるのが、バイクさっぱり分からないのよね」
ンン「今日の放送メタすぎませんですか?」
サラ「バイク知識の99%が虚◯玄作品」
ンン「人間には乗れない狂った馬力のモンスターマシンばかりなのです」
サラ「良く分かんないけど、ああいうのってレースとかじゃ使えないのよね?」
ンン「私だってルールを知りませんですが、常識的に無理なのは間違いないのです」
サラ「ファイアー系とウインド系の魔法を込めたロケットブースターは?」
ンン「それ最早バイクと呼べないと思いますです」
サラ「……あ! 側面に低魔力のウインドを込めてコーナリング性能アップ!」
ンン「まず前提として、魔法を使って良いルールなのです?」
サラ「ならどうしろって言うのよ!」
ンン「素直に、ごめんなさい分かりません、で良いと思うのですよ」
サラ「ぬぐぐぐぐ……!」

 

ンン「今回の放送は、これでおしまい、なのです」
サラ「消化不良だけど、今はこれが精一杯よ……」
ンン「照れたり泣いたりへこんだり、相変わらず放送中のサラはメンタルがグラグラなのです」
サラ「…………くぅ……今夜は覚えていなさい……」
ンン「お断りなのです。ほら、天丼ネタをしていないで、終わりの挨拶なのです」
サラ「しょうがないわね……。はい! では! 今回のサランン・レィディオはここまで!」
ンン「ちょっとヤケクソ気味なのです」
サラ「返せるネタはできる限り返すから、これからもお便りよろしくね! ばいばーい!」