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Last-modified: 2020-01-31 (金) 22:24:40

サラ「第9回を始めるにあたって、まずはこちらのお便りを紹介するわ」

 

PNなど名乗らん、ドルカスだ。俺としてきちんと礼が言いたい
『紹介してもらった病院で妻の病気が治った…ありがとう。
 つまらんものだが菓子を贈らせてくれ。ハロウィン…とかで超英雄をやった時のものだが…』

 

サラ「兄様の次くらいに格好良いわよ、あなた。これからも末永く奥さんとお幸せにね。
   今後も手助けが必要な時は、全力でサポートするわ」
ンン「お菓子も美味しいのです。ごちそうさまなのです」
サラ「あ! 今度のお茶会に持っていくんだから、食べ尽くさないでよ?」
ンン「ちゃんと別に取り置きしていますです、失礼な」
サラ「だってンンだし……」
ンン「本当に失礼なのですよ!?」

 

サラ「それじゃあ始めるわ! 第! 9回! サランンー……! レィッ! ディオーッ!」
ンン「いつも以上にテンションはじけていますですねー」
サラ「1通目はもう紹介しちゃったから、早速2通目に行くわよー!」
ンン「そして勢いに乗って展開が巻いているのです。毎回こうだと楽なのです」
サラ「続いてのお便りは、ラジオネーム『アカネイアの聖騎士』さんからー!」

 

『ご存知と思いますがわが社は社長夫妻の離婚騒動から危機的状況にあります。
 大半は功労者の現社長を慮れなかった幹部や我々に責があることも承知していますが状況をなんとかできる知恵は無いでしょうか?』

 

サラ「手遅れよ! はい次!」
ンン「勢い任せにぶった斬るんじゃありませんです!」
サラ「えー、でもー」
ンン「でもーじゃないのです」
サラ「実らぬ片思い政略結婚解消にようやく踏ん切りつけた現社長さんが、退任してターバン巻いて1からやり直すのを、邪魔する理由なくない?」
ンン「ターバンの下り要りましたですか?」
サラ「離婚も現社長とその派閥の離脱も止められないわ。現社長の愛想が尽きればこうなるなんて、分かっていたことだもの。
   事前対処に失敗したんだから、考えるべきは、その後どうするかだと思うわよ?」
ンン「案はありますですか?」
サラ「穏便だけど大変な方と、楽だけど私たちを敵に回す方の2つ」
ンン「後者がメッチャクチャ不穏なのです!?」
サラ「1つ目については、現社長の奥さんはとりあえず名誉会長辺りに据えて、現社長派の離脱後に残った社員から1番経営能力がある人を社長代理に置く方法。
   社長代理はもちろん、そっちについた幹部も平社員も、前より忙しくなるのに、規模を縮小して会社を存続するだけでも苦労するでしょうね。
   言うまでもないとは思うけど、年功序列や肩書き重視して、経営能力ない人をトップに置いたら、沈むわよ」
ンン「聞いているだけで気が滅入りそうな話なのです」
サラ「『我々に責がある』と自覚しているなら、いつの日かまた立て直すためにも頑張ってね」
ンン「……できれば聞かずに済ませたいのですが、2つ目はどんな案なのです?」
サラ「焦げ付いた不発弾入りの椅子なんて確実に嫌がるどこかの星君主を、地区への義理と泣き落としで、現社長とすげ替えること。
   あの義弟だったら、現社長夫婦どっちの派閥にも割りと顔がきくし、能力あるし、何やかんや情に絆されるから、後は彼の指示に従っていれば損害を最小限にできるでしょうね」
ンン「表情と声音で『やったら会社ごと潰す』って語るのやめませんですか?」
サラ「私が、兄弟家が、家族に嫌な役目を押し付けた相手へ、どんな態度を取るか、良く考えてから決断することを、勧めるわ。
   現社長がまともな以上、原作とは状況が違うわよ?」

 

ンン「これ以上この話を続けるの怖いので、次のお便りに行きますです。
   3通目、ラジオネーム『魔法隊警備院』さんからのお便りなのです」

 

『新しい部署に転属したのですが、既にその職場では仲の良いグループができており、しかも女性ばかり……。
 会話を行うことも難しく、共通する話題も見つけられません……。
 再転属希望、とまでは言いませんから、せめて、馴染む方法を教えてください……』

 

サラ「苦労しているみたいね、あの花京◯ヘアー」
ンン「自分が配属先を決めておいて、ひどい言いぐさなのです」
サラ「だって、他のロプトマージってお年寄りばっかりだし、彼以上に、メイドのノリについていけないでしょ?」
ンン「その結果が、クラスの輪に入れない転校生状態のお便りなのですよ」
サラ「大人も子どもも、悩みは大して変わらないってことね」
ンン「悟った風な顔しているんじゃありませんです」
サラ「じゃあ少しはマジメに。……そうね。とりあえず、話題は仕事の話からで良いんじゃない?」
ンン「そうなのです? 趣味とか好きな物とかの方が、盛り上がれると思うのですが」
サラ「根暗にそんな高いハードル求めないでよ」
ンン「高いのですか……」
サラ「まず会話を成立させること。それができないと始まらないわ」
ンン「ハードル低くありませんです?」
サラ「……良い? ンン。それすら越えられるかどうか、って人は、確かに存在するのよ……」
ンン「はあ……そうなのです……?」
サラ「これ以上ンンが陰キャなリスナーを泣かせる前に、話を戻すわ。
   うちの警備部門で最も魔法に詳しいのは、魔法隊警備院さん、あなたよ。
   そこに関しては専門家としての自信を持って、どうにかして意見を言いなさい。
   特にありません、はNGワードよ!」
ンン「サラの方が泣かせている気がしますですよ」
サラ「きっと気のせいね!
   とにかく、いきなり仲良くやれなんて無茶は言わないから、まずは自分が何か発言できる機会を逃さないように!
   以上でお便りコーナーを終了するわ!」

 
 

ンン「今回も、サラのテンション乱高下が激しかったのですよ……」
サラ「激しく上下だなんて……卑猥!」
ンン「ぶっ飛ばして差し上げますですよ?」
サラ「ごめんにゃん。許してにゃん」
ンン「眉一つ動かさずに猫のポーズとかやめるのです!」
サラ「無表情キャラに、フォドラでも人気の猫要素を取り入れた新機軸……!」
ンン「多分、どこかで誰かが既にやっていると思うのです、そのキャラ付け」
サラ「この世は業が深いわね」
ンン「無駄極まりない雑談してないで、もう終わりますですよ」
サラ「はいはーい。それじゃー、今回もお便りありがとにゃん。またにゃん。ばいばいにゃーん」
ンン「うっとうしいのです!」