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Last-modified: 2020-02-28 (金) 20:10:11

サラ「……第……16、回……」
ンン「嫌に静かな立ち上がりなのです」
サラ「サランン…………! レィ! ディ! オォォォーーーッッッ!!!!!」
ンン「うるっさい! の! です!」
サラ「さーさー今回もお便り紹介して行くわ!」
ンン「この番組中にやたらテンション上げるくせ、どうにかなりませんですかね?」

 
 

サラ「まずは1通目から3通目!
   ラジオネーム『本気』さん!」

 

『マジか』

 

サラ「ラジオネーム『匙』さん!」

 

『仲間が意味不明のハガキおくってすまねえ』

 

サラ「ラジオネーム『×』さん!」

 

『キャラ付けしようと必死なんだ。察してくれ』

 

サラ「3通セットで送られてきたから、まとめて紹介したわ!」
ンン「村に呑まれないように、色々していますですかね?」
サラ「定番ネタがあると、流行っている間は出番あるけど、廃れたら消えていくものね。『酷い有り様』だわ」
ンン「……思い出すのに、少し時間かかったのです」
サラ「最近は全然ネタがない、だけど、過去ネタは複数出ているから村にも入れない。
   そんな人たちが集まる場所も、紋章町のどこかにあるかもしれないわ」
ンン「えーと……強く生きてほしいのです?」
サラ「集会場の名前は、一発屋、とかかしらね」
ンン「ド直球に失礼なのです!」
サラ「照明として、ドM眼鏡が蝋燭付きで吊るされていたり?」
ンン「私の友だちに何てことを、と言いたいのに、あの人、それでも喜びそうなのです……!」
サラ「本気と書いてマジね」
ンン「今さらお便りに話を戻しますですか」
サラ「匙を投げたわ」
ンン「弄り方が雑なのです!」
サラ「適当にされるのは×、と。よし、これで3人とも拾えたわね!」
ンン「良いのですかそんなんで」
サラ「そうは言っても、他にこの人たちに関する話題って言ったら、私たちの友だちの看護師とその彼氏が、傍目にはどんな日常を過ごしているかくらい……。
   ……結構聞いてみたいわね、その話」
ンン「プライベートに踏み込みすぎじゃありませんです?」
サラ「あの2人なら、人前ではそんなにイチャつかないでしょ。
   だからこそ、聞ける範囲で良いから、結ばれても未だに初々しい様子を知りたい。根掘り葉掘り聞きたい」
ンン「単なる願望なのです」
サラ「私が願望のままに行ったら、こんなもんじゃ済まないわよ」
ンン「はいはい。とりあえず、そろそろ次のお便りに行きますです」

 
 

サラ「2……じゃなくて、4通目は、ラジオネーム『実はいい人』さんから」

『……おたくの旦那さんに一度くらい勝ちたいのだが…何かいい戦法はないだろうか…
 奥方に聞くのもなんだが…』

 

サラ「使い慣れない斧で挑んだのが間違いだったわね」
ンン「今回はエフラムさんも斧を使ったみたいですが、たとえ槍を使っても、多少の有利不利なら戦い方次第で覆せますですし」
サラ「このレベルになったら、有利な武器を使っている、って心理的な隙の方が影響しそう」
ンン「確かに、自分の方が有利だ、と思い込んでいる相手は、簡単なフェイントに引っかかったりするのです」
サラ「思いっきり引っかかりそうね、『実はいい人』さん。
   ……そもそも、ビーチフラッグって斧なのかしら?」
ンン「そこにツッコミ入れると、芋づる式に色々と面倒な話題になりそうなのでスルーなのです」

 

サラ「以上を踏まえて、兄様に勝つ方法……」
ンン「武術限定なのです?」
サラ「多分そうでしょうね……何かある?」
ンン「ゲームシステム突破している人たちは、気合いの一言で大体どうにかしますですからねぇ」
サラ「神将な義兄様が、苦手なはずの魔法を気迫で弾き返したりね」
ンン「あれは、とりわけ特殊な人だと思うのです」
サラ「慣れている弓で距離を取って戦うのが大前提として……投げる用じゃない槍を使っていても、投げて反撃しそうね、兄様」
ンン「隠れて狙っても、殺気を感じたとか言って、矢を射る前に攻撃するかもしれませんです」
サラ「…………どうしろって言うのよ?」
ンン「ひたすら鍛えて正面から勝つしかないと思うのです」
サラ「うーん、清々しいほどに脳筋」
ンン「小細工が通じる気がしませんですから」
サラ「そもそも、騙し討ち系は『実はいい人』さんが嫌がるでしょうしね」
ンン「お互いに弓での勝負だったら勝てるんじゃありませんです?」
サラ「原作支援会話エフラム・ターナB参照」
ンン「はいはいメタメタ。
   あとは……やっぱり武術以外なのですかね? 勉強は、最近は大学受験に向けて頑張っていますですが」
サラ「それでもたまに宿題やるの忘れちゃう兄様かわいい」
ンン「『実はいい人』さんに挑発されると、苦手分野でも受けて立ってしまう人なので、楽器の演奏とかでも勝負しそうなのです。
   できもしないくせに」
サラ「兄様かわいい」
ンン「bot化するんじゃありませんです」
サラ「ンンがいっぱい案出してくれてるから、私は休んでて良いかな、って」
ンン「私に押し付けるんじゃないのですよ!?」
サラ「だけど、演奏の仕方すら分からない楽器に悪戦苦闘する兄様を想像したら、可愛くない?」
ンン「…………別に、意地を張らずに、できない勝負は断れば良いのにって思うだけなのです」
サラ「そうねー。ンンだって竜王家のお嬢様として最低限の心得はあるし、聞いてくれたら教えてあげるのにねー?」
ンン「私じゃなくても、できる人いっぱいいますです! エリーゼさんとか得意なのです!」
サラ「でも今、兄様に教えてあげる自分とか想像したでしょ?」
ンン「ノーコメントなのです!」
サラ「あっ、そうだ!」
ンン「どんな悪いこと思いつきましたですか?」
サラ「悪いことって決めつけ良くない」
ンン「鏡を見るのですよ」
サラ「えーっと……うん、今日も完璧に兄様好みのロリだわ」
ンン「分かったので、さっき思いついたこと言うのです」
サラ「そうね。勝負内容を、恋人とのイチャラブ度対決にしましょう。審査員は学校の同級生とかで」
ンン「死人が出ますです。糖分過多で」
サラ「より多くの砂糖を吐かせた方の勝ち」
ンン「独り身の人たちを前にそれは、最早テロなのです」

 
 

サラ「今回はここまでー」
ンン「……今回もまた、疲れたのです……」
サラ「これからもお便り待ってるわ! 身内からのお便りも大歓迎よ!」
ンン「前にも言っていましたです」
サラ「何度でも言うわ! 拾えるかどうかは来てから考える!
   それじゃ! ばいばーい!」
ンン「ばいばいなのです」