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Last-modified: 2020-03-22 (日) 23:14:19

サラ「第23回サランン・レィディオ!」
ンン「始め方がいきなりシンプルになったのです」
サラ「次回か次々回が多分、カザハナ誕生日かつンン誕生日前日だから、今回はさくっと始めよっかなって」
ンン「……本当は、何かそんな気分だったから何となく、ですね」
サラ「そうとも言うわ!」
ンン「せめて一言くらい言い繕おうと努力しろですよ!?」

 
 

サラ「それではお便りコーナー!
   1通目、『あなたの町のお花屋さん』から!」

 

『さっきはみんなでお祝いしてくれてありがと~♪ 今は眠っちゃったお兄ちゃんの頭撫でて寝顔見ながらこのおハガキを書いてるよ。
 …って、撮影されてるの!?(とっさにむき出しだった爆乳に手を添えて隠し)…もう、サラたちだからいいけど~
 こういう事、こういう節目じゃないと言いにくいから言っちゃうよ。いつもありがとう。これからも仲良くしようねっ』

 

サラ「オギャる……!」
ンン「これは……ママなのです……」
サラ「溢れ出るバブみに、『お母さんにもこのくらいの母性があれば……いえ、想像もできませんですね』と思うンンなのでした」
ンン「後で確実にお母さんが面倒くさくなる発言はやめろです」
サラ「ノノだって母性溢れさせちゃうよー! って、やたらンンに抱きつきそうだわ」
ンン「……前に、全く同じ状況になったのですよ。見ていたのです?」
サラ「分かりやすいもの。ま、陰からニヤニヤ見ていたのは事実だけど」
ンン「やっぱりですか……!」
サラ「ちなみに、送った映像では胸のところもしっかりモザイクかけておいたから、安心してね!」
ンン「……編集させられたメイドさんの苦労がしのばれるのですよ」
サラ「作業が終わった後、珍しく休暇申請してきたからどこ行くのか聞いたら、滝行・座禅・写経・護摩行の日帰り旅行ですって」
ンン「煩悩を消そうと必死なのです!?」
サラ「帰ってきたら、ご褒美に兄様の全身マッサージを受ける権利をあげましょう!」
ンン「また煩悩退散ツアー行っちゃうですよ!? 今度は泊まり込みで!」
サラ「これからも仲良くしたいわね! エリーゼ……あっと、『あなたの町のお花屋さん』も、よろしくね!」
ンン「それで綺麗にまとめたつもりですか!」
サラ「そんなカリカリしないの。カルシウム足りてる? 牛乳飲む?」
ンン「誰のせいだと……!」
サラ「誰の母乳が飲みたいか、ですって?
   ……まったくもう。『お花屋さん』からのお便りだからって、そんなことばっかり……」
ンン「言って! ないの! です!!」
サラ「ちょっと過去ネタ漁ってたら、戦闘竜作ったイドゥン姉様が母乳出るようになったネタ発見」
ンン「やかましいです!」
サラ「ついでに、我が家の年長組の母性レベル計測してみたものの、ナーガ姉様の場合、チキたちの母親ではあるけれど、母性イメージ薄いわね……」
ンン「……あー……それは……」
サラ「そうよね。寝てて育児放棄していたものね」
ンン「私はそんなこと言ってないですからね!?」
サラ「大人のチキも、身体は成長したのに『おにいちゃんだいすき~』って甘えてる印象が強いわ」
ンン「その原因は、誰かさんが飲み物にお酒を混ぜたせいなのですよ!」
サラ「でも、ネフェニー姉様は、子どもができたら『おっかさん』的な方向の母性発揮しそう」
ンン「…………くっ……! 解釈が一致したのです……!」
サラ「ンンたちの訓練している時も、そんな感じ?」
ンン「そうですね……厳しいこともあるですが、あたたかく見守られているというか、何というか……」
サラ「試しに今度、お母さん、って呼んでみたら?」
ンン「だから! そういうことやったら、間違いなくお母さんが面倒くさくなるのですよ!」

 

サラ「そしてアクア姉様は教育ママ」
ンン「…………まぁ、小さいアクアと歌の練習をしているのを見ていると、確かに、としか言えないのです」
サラ「あとは、意外とセツナ姉様って、子どもが生まれたら母性急上昇しそう。ぽんやりほんわりふんわりで。
   ……うーん、でも、同い年のベルは、母性イメージ湧かないわね……あたふた半泣きで子育てしてる様子しか想像できない……」
ンン「そもそも、なんで年長組なのにベルさんはあだ名で呼び捨てなのです?
   大人のチキとスラシルさんは、未来の姿だからって分かるですけど」
サラ「ンンだって、ベルお姉さんとは呼んでないじゃない。セツナ姉様のことは、セツナお姉さん、なのに」
ンン「…………気のせいですよ?」
サラ「目をそらさずにこっち見なさい。首筋にキスマークつけるわよ?」
ンン「どんな脅しですか!?」
サラ「あーそれと……スラシルは……………………スラシルは…………」
ンン「何か言うのです」
サラ「…………ノーコメント」
ンン「おい。こっち見るのです」
サラ「いくら私でも、基本メイドに子育て放り投げそう、ナーガ姉様系列、さっき名前が出るまで母親イメージなさ過ぎて忘れてた、なんて言えないわ……」
ンン「結局言ったですよ!?」

 
 

サラ「覇王家年長組母性談義で、結構尺取ったわね」
ンン「妄想垂れ流していただけなのです」
サラ「ンンが母乳飲みたいとか言い出すから……」
ンン「どたまカチ割ってやるですよ?」
サラ「おおこわいこわい。
   それはそれとして2通目は、ラジオネーム『海の村の女勇者』さんからー」

 

『最近ついに噂の妖精が見えちまったんだ、これを機に卒業しようと思っているんだが……
 考えている相手はアル……協同開拓をしている男なんだけどな、相手結構年下だし、どう伝えれば……
 まぁこれは焦りもあるんだが……ここだけの話、これまで自警団や開拓とガテン系で来たけど結婚とかにも憧れはあるんだ、相手も地味だけど、良い男だしな』

 

サラ「ふぅむぅ……」
ンン「あれ? てっきり、年の差なんて気にせず行け行けゴーゴー、みたいに言うと思ったですが、珍しいのです」
サラ「そうしたいのは山々だけど、まず『女勇者』さん、村長な義弟が既婚者(複数)なの知ってたっけ、って」
ンン「…………森を開拓して村を作った影が薄い人、という認識ですね、確か」
サラ「村長妻組と絡んだこともなさそうだしね。義弟の村に辿り着けないなら、あっちから海の村に来てもらう必要があるけど」
ンン「仲良くなれると良いのですが……」
サラ「当の『女勇者』さんが一夫多妻を受け入れられるかも問題だけど、従順隠れ巨乳幼馴染とリザイアマスターがどう動くのか未知数だわ」
ンン「呼び方っ!!」
サラ「そしてこの2人関連で、もう1つ……」
ンン「まだあるのです?」
サラ「明らかに体力ありそうな『女勇者』さんが加わって、最近、病弱な義兄様より枯らされ率高い気がする義弟、生き残れるかしら」
ンン「……えっと……魔防を上げるアイテムとか、Eドリンクとか、量産型リカバーリングとか……」
サラ「使った上で、絞り尽くされているのよ。幼馴染の方まで聖女にクラスチェンジした夜は、更に」
ンン「バレンシアの聖女って……」
サラ「聖女がヤバいのか、あの2人がヤバいのか……両方っぽいわね、多分」
ンン「…………それで、お便りへの返答は?」
サラ「今後どうするにせよ、向こうの奥さんたちと面識なしのまま、ってわけにはいかないでしょうし、とりあえず会ってみれば?
   どんな展開になるかは読めないけど」
ンン「要するに投げっぱなしですか」
サラ「いつも通りね!」
ンン「開き直るなです!」

 

サラ「続いて3通目ー」
ンン「ラジオネーム『異生徒レビュアーズ』さんからです」

 

『最近、うちの生徒が某童貞大賢者に後継者候補と目されて連れ回されているらしい。
 正直今すぐにでも縁を切らせたいが、困った事に大賢者なのは事実な為、奴に師事する事自体は物凄く勉強になるようなんだ。実際、魔術関連の成長が今までと比べて著しく良くなっている。
 本人の資質がFEだと半端になってしまいやすい万能成長型なのもあって、一重に引き剥がしてしまっていいものか……君達の意見を聞かせて貰えないだろうか?』

 

サラ「実力だけはある変態って厄介よね」
ンン「能力はある人なのですが……」
サラ「客観的に自分がどう見えるか考えられない時点で、社会性って能力が欠如してるわよ」
ンン「とりあえず、更正方法が思いつかない変態さんは置いといて、お便りに答えるです」
サラ「そうね……もしもその生徒が、周囲から孤立し始めたなら、無理にでも引き剥がすことを勧めるわ。
   でも、前から付き合いのある友人とも、交遊関係が維持できているのなら、まだ様子見で良いかしらね?」
ンン「変態以外の友だちから離れないようにしろ、ってことです?」
サラ「人間関係が変態だけになると、価値観まで変態寄りになる」
ンン「……うわ……」
サラ「これまで後継者候補と言われつつ脱出できた人たちは、それ以外の関係をちゃんと持っていたから、引き摺り込まれずに済んでいるもの。
   勉強は大事だし、成長も大事だけど、友人や知人と過ごすことも大切だって、本人と周囲が意識できている内は、踏み留まれると思うわよ」
ンン「なるほど……」
サラ「あとは、兄弟子にあたる魔道軍将と繋ぎを取ってみても良いかもしれないわ」
ンン「弟子一家に対しては、大賢者さんも親切らしいですから、そちらと一緒なら、普通に勉強できるかもですね」
サラ「万年新婚夫婦とKINSHIN兄妹のイチャイチャに耐えられるなら、って条件付きだけど」
ンン「……結構な負担では?」
サラ「その辺りは自己責任ってことで」

 
 

サラ「今回の放送はここまで!」
ンン「いつもお便りありがとうなのです」
サラ「ネタ作りの、『どのキャラにするか』と『どんなシチュエーションか』を固定して、『どんな話題か』をお便り任せにできるラジオ形式、ほんと楽」
ンン「最後の最後にメタ!?」
サラ「なんか、『このお便り出して良いのか』って悩んでる人がいる気がするから、言っておきたかったらしいわ。
   採用するか、できるかはこっちで判断するので、とりあえず投げて! 読まないと分からないわ!」
ンン「つまりいつもの行き当たりばったりなのです」
サラ「普段は読むの専門って人も、思いついたならレッツトライ! そして一緒に、投下沼に浸かりましょう!」
ンン「水底からの誘いですか」
サラ「そんな感じで、これからもお便り待ってます! 遠慮なく躊躇いなくドンと来い! 期待通りの返答になるかは保証しないけど!
   何なら、ラジオ形式真似してもらっても良いわよ! たまには私もお便り出す側やりたいし!
   以上! ばいばーい!」
ンン「言うだけ言って帰ったですか……。それでは、ばいばいなのです」