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Last-modified: 2020-02-09 (日) 23:31:37

【注意】書きたいものを書きたいように書いた結果、なんか今回、百合度高いです

 
 
 

サラ「テーテレテッテー! 第13回サランン・レィディオー!」
ンン「何でレベルアップしたのですか今」
サラ「私は日々進化していく……!」
ンン「落ち着きを持つ方向に進んでほしいのです」
サラ「余計な荷物は捨ててしまいましょう!」
ンン「それをすてるなんてとんでもないのです!」
サラ「前置きはここまで! さあ行きましょう! お便りコーナー!」
ンン「今日も今日とて、飛ばしていますですね……」

 
 

サラ「1通目のお便りは、ラジオネーム『さる高貴なる婦人』さんから!」

 

『ごきげんよう。いつも賑やかで楽しい放送をありがとうございます。
 …最近なんだかわたくしの身の周りが騒がしいようですが…何かあったのでしょうか?
 ボ…老司祭に聞いてみてもご心配には及びませんの一言です。それならそれでいいのでしょうか』

 

サラ「うーんこの、本人は自覚すらない感」
ンン「本当に、箱入りのお嬢様なのです……」
サラ「竜王家のお嬢様がそれ言ってるの超ウケる」
ンン「自分だってロプトの姫とか呼ばれていますですよね!?」
サラ「それはそれとして……そうね……どう答えたものかしら」
ンン「やけに歯切れが悪いのです」
サラ「だってほら……何するか分からない相手って、余計なこと言ったせいで予想外の行動されそうで怖い」
ンン「サラも『何するか分からない』に分類されている自覚ありますですか?」
サラ「私は私だもの。
   ……そうねぇ……とりあえず、他の側近に、『わたくしに何かできることはありますか?』って聞いてみたら?」
ンン「部下の人の心労が……」
サラ「そこに関しては、これまでその辺を教育しなかったツケってことで。
   上手くすれば、もしかしたら、ある程度は外交もできる名誉会長に成長する可能性も、なきにしもあらず?」
ンン「当たれば儲けものみたいな言い方なのです」
サラ「やらないよりはマシ……だと良いわね?
   何にせよ、今のままで良いのか、って考えられるようになった成長を慶びましょう」
ンン「何故この状況になったか、自分の言動がどのくらい影響力を持つか、を理解できるようになれば……改善……しますですかね?」
サラ「自信なさげなンンが可愛い」
ンン「人の胸に顔を埋めるんじゃありませんです!」
サラ「すりすりふかふかくんかくんか」
ンン「嗅ぐな!」
サラ「柔らかさと香りと珍しい口調のリアクションも堪能したところで、次に行きましょう」
ンン「……抱き着くのはやめないのですか……」

 

サラ「続いてのお便りは、ラジオネーム『新人アイドル』さん!」

 

『こんにちわ。よろしくお願いします。お爺様によろしくお伝えくださいね。
 伺いたいのですが、お二人は芸能人ではないのにどうしてテンパらずにラジオ出演できるんでしょうか。
 私…あがっちゃってあがっちゃって…セリフ噛み噛みしちゃったりもう恥ずかしくって…
 イリオスが頑張ってくれてるおかげで視聴率は良いようですけど、私もしっかり頑張りたいです。心得をよろしくお願いします。
 …ユアン君が、揺れたところでさらに視聴率伸びたって言ってるけど何のことなんだろう…?』

 

ンン「ゲーム実況お疲れさまなのです」
サラ「…………あ、脚本担当とカメラ小僧の実名伏せるの忘れてた」
ンン「……あ」
サラ「まぁ良いわ! どうせバレバレでしょう!」
ンン「ぶっちゃけすぎなのです!」
サラ「で、テンパらないコツ、だったわね。
   何かある?」
ンン「サラの対処で手一杯になって、緊張する暇もないのです」
サラ「つまり! 私のおかげね!」
ンン「否定するのも面倒なのです。サラの方は……緊張って機能付いていますです?」
サラ「あら失礼ね。私だって緊張することくらいあるわよ?」
ンン「ダウトなのです」
サラ「いやいや。たとえば……たとえば……」
ンン「やっぱり緊張機能未実装なのです」
サラ「ほら! 新しいコスプレ衣装や水着を兄様に見せる時とか! みんなに新しい企画の参加者を募る時とか!」
ンン「要するに、身内に変な風に思われないか、に関しては緊張するけど、その他大勢からどう思われようと気に留めていないのです」
サラ「確かにそうかも」
ンン「ある意味では、舞台に立つ人の『観客をカボチャと思え』を素でやっていますですね」
サラ「いっそのこと『新人アイドル』さんも、自分はイリオスと楽しく遊んで(イチャついて)いるだけ、って思えば、楽かもよ?」
ンン「楽しく遊んで、のところ、何か妙な含みがありましたですよ?」
サラ「気のせい気のせい。あとは慣れじゃない?
   それまでは、相方が上手いことフォローするわよ」
ンン「脚本担当さんの仕事が、また増えたのです」
サラ「大丈夫。本人も、頼られて悪い気はしていないはずだから。
   不安なら、両手を握って『いつもありがとう』って微笑んでみなさい。
   スッゴく狼狽えるはずよ」
ンン「人の純情を弄ぶんじゃありませんです」
サラ「そうね……それから、バレンタインの日に高級ホテルのレストラン予約して、お酒は控えめにして、デザートに手作りチョコ渡して、そのまま1泊すれば完璧ね」
ンン「脚本担当さんの心臓が破裂しますですよ!?」
サラ「想像するだけで愉しい」
ンン「今の『たのしい』の字ぃ!?」
サラ「愉悦」
ンン「こいつ悪魔なのです!?」

 

サラ「視聴率の伸びについては、有識者の意見を聞いてみましょう」
ンン「有識者……あっ……(察し」

 

Cさん『その膨らみに、男は抗えない……たとえ焼き焦がされたとしても……』
Eさん『誰だって心の奥には、その揺れに、その震えに、共振してしまう熱意を秘めているのさ……。
    たとえ、干からびる未来が分かっていても、ね……』
Mさん『それが全てだなんて言わないよ。小さくても魅力はあるさ。
    だとしても、それの魅力は、確かに僕らを惹き寄せて止まない』
Lさん『ーーー(検閲済み)ーーー』
Aさん『何で僕!? 確かに前(57-213)、夢に溢れた何とかって言ったけどさ!?
    下手な発言したらE兄さん並みに搾り尽くされるから勘弁してよ!?』
Rさん『い、いや、そんな、僕は別に……つい見ちゃったことは……否定……しないけど……』

 

サラ「つまり、おっぱいなのよ」
ンン「ここまでその単語を出さないようにしていた意味は!?」
サラ「ノリ」
ンン「端的すぎるのです!」
サラ「爆乳から無乳まで別け隔てなく妻を愛する兄様ですら、でっかいおっぱいいっぱいの時は勢いつくものね」
ンン「1回黙るのです!」
サラ「私の口を閉ざしたかったら、その唇で塞いでみなさいよ!」
ンン「やってやりますですよっ!!」
サラ「え? あ、ちょっと待って心の準備g……」

 

ーー番組再開まで、暫く御待ち下さいーー

 

サラ「黙らされたわ」
ンン「………………」
サラ「なんか言いなさいよ」
ンン「言えませんですよ!?
   あーもう! 売り言葉に買い言葉でやらかしたのです! 放送事故なのです!」
サラ「あはははは! 顔真っ赤!」
ンン「サラも赤いですからね!?」
サラ「なぁに? 感想でも聞きたい? 感じた想いが聞きたいの?」
ンン「だま……!」
サラ「あらぁー? もう1度奪われちゃうのかしらー?」
ンン「ぐ……ぬ…………うがー!」
サラ「これ以上煽ると、ンンが吹っ切れて、また番組中断するわね。
   さー次行ってみよー!」
ンン「うぐぅ……!」

 

サラ「ラジオネーム『ホークキング』さんからよ!」

 

『よう、いつも聞いてるぜ、小さいのに頑張ってるな嬢ちゃん達、それで悩みなんだが。
 俺の女はKINNIKU大好きなペロリストで、俺としては可愛いからある程度させてる。
 だが毎回鶏ガラにはなりたくねえし男のプライドがあるからたまには反撃で完封してるとあいつがストレスが溜まって暴走しちまう、その辺のバランスはどうとればいいんだろうなぁ?』

 

サラ「ペロられても屈しない強い身体と心を持つ?」
ンン「あのお義姉さん、相手が強ければ更に強くなるタイプだと思うのです」
サラ「よね……。程々にガス抜きできたら、問題はないはずなんだけど……」
ンン「ブレーキ外してロケット着いていますですね」
サラ「2案目は『仲間を増やす』だけど、『ホークキング』さん1対1派だから……」
ンン「その辺りは、ご家庭それぞれなのです」
サラ「んー……抱き抱えたまま空中でペロペロさせることで、やりすぎたら墜落する状況にする?」
ンン「我慢すると思いますです?」
サラ「思えないわねー。ンンは何か案ある?」
ンン「リカバーリングとか、回復アイテムがあったら、1ターンキルさえされなければ……」
サラ「量産型でも、アレって結構な値段するんじゃないかしら? オーダーメイドだし」
ンン「鶏ガラになったり暴発させたりよりは、マシと思うのです」
サラ「そうね……ご注文の際は、私を通してくれれば、割引の相談してみるわ」
ンン「微力ながら、健闘を祈るのです……」

 

サラ「4通目ー、ラジオネーム『羽飾りの王女』さんからのお便りー」

 

『こんにちは、いつも聞いてますよ、頑張っていますね、サラ、ンンちゃん、さて相談なのですが私達の同人ゲームが大ヒットしCS版も続いてヒットしました。
 次の新作とミラ……シナリオ担当の勉強のためにあなた達の生活をモデルとしたハーレム物を作らせて貰えませんか?
 勿論CS版にします、今度打ち合わせも兼ねてお茶会が出来ると嬉しいです、そのときは、あなたの大好きなお茶とお菓子を持っていきますよ』

 

サラ「オッケー!」
ンン「軽っ!?」
サラ「流石にそのまんま成人向けにされるのは、悶絶しちゃいそうな姉妹がいるからダメだけど、日常のラブラブエピソードだけなら大丈夫でしょ」
ンン「それでも恥ずかしがりそうな人もいますですが……」
サラ「夜の話まで率先して取材協力するのもいれば、照れ屋もいる。自分で書いてるのもいる。
   改めて、多種多様よねー」
ンン「今さらなのです。……それと、書いてるのは広めてあげない方が良いと思いますです」
サラ「全員集まると人数多すぎるから、何回かに分けてお茶会しましょうか」
ンン「久し振りに友だちと遊べて嬉しそうなのです」
サラ「焼き餅?」
ンン「はいはい。私たちと『羽飾りの王女』さんたちはまた別、なのですよね」
サラ「余裕ありげな態度で返されると腹立つわね」
ンン「ワガママなのです!?」
サラ「私は私の在るがまま……我が儘に生きているわ!」
ンン「覇道か何かなのですよ、それ」
サラ「我こそは! 覇王妻筆頭! 暗黒幼女サラ!」
ンン「変なキャラ付けやめるのです!」
サラ「話を戻すわ!
   お茶会のメンバーで、1回目は誰の話を聞きたいか、希望があれば伝えて。こっちでアポ取っておくから」
ンン「場所は……うちで良いですね」
サラ「日に日に庭が拡張しているものね。スペースはいくらでもあるわよ」
ンン「私たちが住んでいる家や訓練場はもちろん、メイドさんたちの別宅も大きくなっていますです……」
サラ「竜脈って便利よねー」
ンン「こんな気軽に使って良い力なのです……?」

 
 

サラ「今回の~放送は~、こ~こ~ま~でぇ~」
ンン「その喋り方、逆に疲れるって言っていましたですよね?」
サラ「締めなら疲れても別に良いかな、と」
ンン「どこまでも好き放題なのです」
サラ「それじゃ~、またのお便り~待ってるわぁ~」
ンン「ばいばいなのです」
サラ「ばぁ~いぃ~ばぁ~いぃ~」