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Last-modified: 2020-08-23 (日) 22:30:06

フィル「チェストォォォォォォォォォォ!!!」
ギィ「はべぇっ!!!」
ケント「面有り! 一本!!!」

 

フィル「ふー……部活は良いものでござるなぁ。いい汗かいたでござる」
キャス「終わったフィル姉ぇ? じゃ一緒帰ろー」(キラキラ)
フィル(うちの妹の笑顔がめっちゃ可愛いでござる。伯父上と付き合うようになってからますます女子オーラが増したでござる。
     …それに引き換え姉たる拙者は未だ喪…ふぅぅぅぅぅ…)ずーん
キャス「なに無言で百面相決めてるの……って、フィル姉ぇ…クサッ!?」
フィル「ほえ? あ、汗かいたでござるから」
キャス「いやあの、そういうレベルじゃなくって…その…ヤバイレベルっていうか……酔っ払いのおっさんがぶちまけたゲロの香りがするっていうか…」
フィル「えっ、そこまで!?」
ケント「……剣道部あるあるだな…ほら、剣道の防具ってすごくムレるし…夏場はヤバい。ちなみに私の学生時代の先輩は雑な管理で防具にカビを生やした」
フィル「せ…せ、先生……そんな香り放ってたらモテるわけがないでござろう!?」
ケント「い、いや。モテだけが青春じゃないぞ。部活に打ち込み全国大会優勝目指すのだって立派な青春じゃないか。彼氏がいなくっても大丈夫。充分輝いている」
リーフ「そうだよ。イカ臭さでモテないのは僕も一緒。なら僕らはぴったりのカプだと思わないかい?」

 

ドガドガバキ コノヒトデナシー

 

バアトル「…どうしたのだフィルは。帰ってくるなり部屋に籠って…」
カレル「部活も止めて女子力の上がりそうな部に移るって言い出してるよ。難しい歳頃だねぇ…」
カアラ「……なんとなく何があったか想像はつくが……せっかく頑張って続けてきた部活なのだからそのままいってほしいものだが」
キャス「ううう、無神経な事言っちゃったし……」

 

フィル「あああっついでござるうううう……」ドロ-ン
クライネ「…夏とはいえ、流石にきっついわね」
キャス「今月は六月まで寒かったから、その反動で余計暑く感じるのかもね」
フィル「こんなんじゃあ稽古やる気もおきんでござるぅぅぅ……」グデ-ン
クライネ「何言ってんのよ、一応道場にもクーラーあるんだから我慢しろっての。私先に行ってるわよ」
キャス「ほら、今日はルトガーもシンもスカサハも来てるんだから。良い所見せなきゃだよ」
フィル「うう、そうなんでござるが…こう暑いとなんとも………………あ」ピコ-ン!

 

【道場】
シン「……フィル、遅くないか?」
スカサハ「そう言えば、まだ来てないっすね」
カアラ「全くアイツは、暑いとは言え弛みすぎだ」
カレル「まあそれもしょうがないくらいには暑いから…」
ルドガー「………(黙々と素振り中)」
カアラ「すまんクライネ、ちょっと様子を見てきてくれるか?」
クライネ「はいはい…全く」
<お待たせしたでござるーー!
クライネ「っと噂をすれば。ちょっと、遅いわ…よ……」
フィル(黒ビキニ+籠手+靴下)「おっまたせーーでごっざるーー!♪」バルンバルンッ!
シン「!!??//」
スカサハ「ぶっふぉお!!?///」ハナヂブ-!
カアラ「な、なんて格好しとるのだお前は!?」
フィル「アレでござるよアレ、くーるびずでござる!」
カレル「そ、それはちょっと違うんじゃないかな?」
フィル(クククク…この服は納涼・誘惑……そして海に行けない鬱憤ばらしが含まれている完璧な作戦でござる)
クライネ「///」つ竹刀
尻パッシ--ン!>フィル「ござるぅぅぅぅぅぅううううっ!!??」
クライネ「よいしょっと……それじゃあちょっとコイツを着替えさせてくるわ//」
カアラ「ああ……面倒かけてすまんな」
担ぎ上げられたフィル「ぉぉぉぉぉぉ……お、お尻が、お尻が四つに割れるでござるぅぅぅぅ…」
物陰のキャス(うんそりゃそうだよ、そーなっちゃうよフィル姉………あれ?でも)
シン「………続き、するか///」
スカサハ「………そっすね///」
ルドガー「……//(素振りの速度が若干上がってる)」
物陰のキャス(………案外効果あり?)

 

バアトル「全く、水浴びがしたいのならば遠慮せずに言えばいいのだっ!」
水着フィルinビニールプール「いや別にそーゆー訳ではござらんのだが……」
水着キャスinビニールプール「面倒くさくなるから黙ってよ」
クライネ「つーかその派手な水着、どこで調達してきたのよ」つホース
フィル「この間カムイ殿から女王のイロハを学んだ時、餞として頂いたでござる!このキャスの可愛らしさを完璧に引き立てているワンピース水着もカムイ殿セレクションでござる!」
キャス「まあ悪くないけどさー、もうちょっと大人っぽくても良かったと思うんだよねー」
クライネ「あー、そーゆーのはエレミヤ様ん所のアレがよく暴れてるけど、あの女帝様もやり手だったんだっけ」
フィル「勿論クライネ殿のも貰ったでござるよ!さあクライネ殿も!」
クライネ「うっわ何これ、シンプルな競泳水着に見せかけて所々際どいわね。つーかもうビニールプールで遊ぶような歳でもないっての」
フィル「えーいーじゃないでござるかー折角貰ったのに勿体ないでござるよー、クライネ殿の美しいお体を見たいのでござるよー」ベタベタ
クライネ「だー濡れた体でベタベタしてくんな!?隣の妹も凄い顔してるから!//」
キャス「………<●><●>」パルパルパルパル…
バアトル(赤褌)「こらこら、いくらクライネがもはや家族同然とはいえ、困らせてはいかんぞ」
フィル「えー……って父上っ!?なんつー格好してるでござるかっ!?」
バアトル(赤褌)「いいではないかこのビニールプール調達してきたのは儂なんだし、ちょっとは一緒に遊んでくれても!?」
フィル「親しき仲には礼儀ありでござろうが!?天誅っ!!」つ倭刀
バアトル「ぬわーーーーーっっ!!?」
クライネ「………あーっと、一応信頼してくれてるって喜んでいいのかしら?」
キャス「おもっていーんでねーのー」
クライネ「アンタも拗ねなさんな」

 

バアトル「ぃよしっ! いっそ養子に来るがよい!」
クライネ「…………は?」
バアトル「フィルも慕っておるしキャスとも仲が良い。もはや姉妹も同然。二人も三人も変わらぬし遠慮はいらんガハハハハハ!」
クライネ「そ、そ、そういう問題でもないでしょ……というか、下の娘と仲良く見えるわけ…?」
バアトル「細かい事はよいのだぁー!」
クライネ「押し強っ!?」

 
 

スカサハ「…わけのわからないちょっとアホな娘だと思ってたけど…いや、実際アホなんだろうけど…不覚…っ」
ラクチェ「なんで前かがみになってんのよ。何かエッチな事考えてるんでしょー」
アイラ「……男子の性だろう。そっとしといてやれ」

 

スカサハ「はぁぁ……ふぅ……っ」
スカサハ「俺は…俺は…なんてことを…!」
スカサハ「…まとも真面目な地味メンで通してきたのに……フィルさん黒ビキニ思い出して自家発電してもうた…orz」
スカサハ「いけないっ、これでは…まるで葉っぱだ…!いや、好意もってくれてるのはわかるけど!」
ラクチェ「うっせーわねぇ。なに独り言言ってるのよ」ガチャ
スカサハ「いきなり開けるなし!? ノックくらいしろって!?」
ラクチェ「…あ、ごめんごめん…最中だったのね。ごゆっくりー」ばたん
スカサハ「……見られたもう死にたい…orz」
スカサハ「もしかして俺、超悶々してるんだろうか。でも、俺のせいじゃないと思うんだよなあ…だって…」

 

(隣の部屋1)
アイラ「クロード…っ…もっと…ん………あ……胸…つまんで…っ…は…も、もう一人くらい作っても…」

 

(隣の部屋2)
ラクチェ「二人とも…!どっちもいいよぉ…あっ、おっき…かけてぇ…ヨハヨハッ…ん…ふふ…まだいけるでしょ?胸と口で…二人とも元気にしたげる…ん…」

 

スカサハ「二人とも気付いてないだろうけど…微妙に聞こえてるんだよな…夜ごとに聞かされる俺の身にも…はぁ……」