その他/【キャラクターの動作】

Last-modified: 2010-06-05 (土) 14:49:58

FF3以前

FF3あたりまではキャラクターの感情の変化やゲーム中の動きは文章で表すことが多かった。


3までのFFはメッセージ内で小説の「地の文」のような表現を行っていた。
後のシリーズではダイレクトにビジュアルで見せるという方向に変化していったために
あまりこうした表現は見られず、ある意味初期シリーズの持ち味とも言えるものである。
例:
(FF1)
くうきのみずをもった せんし……
ずっと あなたがたを まっていました。おねがい!
にんぎょを すくってください! ……そういうと
おんなの すがたは まぼろしのように きえさった

(FF2)
ドッペルゲンガーは うごかない。
フリオニールの よいこころが わるいこころのうごきを
おさえているのだ!

(FF3)
ジンは きりのように とけてきえた。
ゆびわの ちからによって ふたたび どうくつの
おくへと ふういんされたのだ。


リメイクでFF1・2でも「!」マークが出たりうつむいたりする動きが付いたのだが
こちらはイマイチ使い方がうまくないと思う。

  • FF1のリメイクでは宿屋に宿泊すると翌朝ガッツポーズと共に
    回復したことを喜んでいるようにも見える。同じくFF2では全員が頷く動作をする。
    この違いは両作の世界観の違いを良く表している。
    • 1の方は下に書かれてる5の「くるくる、ヘイっ!」そのまんまの動きですね。

FF4~6

FF4では「うつむく」といった動作が加わりはじめ、
FF5では「目を大きくして驚く」「笑う」などが加わりさらににぎやかなものになった。
FF6では更に、キャラクターごとに個性のあるアクションをするようになる。
FFがドラマ部分の視覚的なものを重視し始めたことを実感する。


FF5ではベッドから起きるとみんな一斉に「くるくる、ヘイっ!」を寸分の狂いも無く行う。

  • 5はコミカル色の強い作風も手伝ってか、特にキャラが非常に活き活きと動いているように思える
    • 3以前のなごりもある。「レナは毒におかされた!」。

踊り子のダンスもいきいきとしている。

FF7以降

3D化に伴い、キャラのより細かい動作が可能になった。
そのためか、キャラの感情表現などは身振り手振りが中心となった。
ただしムービー以外で表情の変化による表現はほぼなくなった。
表情を詳しく見ることはできないが、会話ウィンドウに合わせてキャラが動作を行うことで
「喋っている」「驚いている」といった感情の変化ははっきり分かるようになっている。
より映像が進化した10では表情の変化も復活したが、イベントシーンなどで見られる程度に留まっている。

その他

4~6のうつむく・驚く・笑うなどの動作は、他のスクウェア作品にもこぞって取り入れられた。
主なものに聖剣伝説2~3ライブアライブクロノトリガールドラの秘宝など。
何故かサガシリーズは採用していない。


サガは視覚的なものよりテキストでゲームを盛り上げる方向性なのかもしれない。
戦闘中はよくキャラクターが動くのだが、ストーリー部分ではしゃがむ、構える程度に留まっている。
ただ、2D作品の中ではサガフロ2だけは例外。笑ったり泣いたり色々見せてくれる。
(実際の所はグラフィックの作業が膨大になるからかと思われる)